次は三橋貴明さんの言動についてまとめます。

私は三橋氏がきっかけで経済を勉強し、上念さんや倉山さんなどのことも知りました。

しかし、最近(特に増税決定後)は消費税増税そっちのけで「安倍政権の新自由主義的政策」を批判する言動が多いようです。私なりにけじめをつけなければいけません。

木下康司 増税野郎Aチーム!

個人攻撃

敗戦国ではない日本の実現!|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

 海竜社「真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪― 」の取材で中川ゆう子先生にお会いした際に、
「マスコミの捏造報道や虚偽報道と戦っていくには、どうしたらいいのでしょうか?」
 と、質問されました。それに対し、わたくしは、
「個人攻撃です」
 と答えたわけですが、冗談抜きでこれが一番効きます。

 例えば、TPPに反対する場合は「経団連」あるいは「経済産業省」という組織を相手にするのではなく、米倉弘昌経団連会長、あるいは経産省の宗像直子氏と、個人を相手にするべきだと思うのです。官僚にせよ、マスコミにせよ、「推進は個人、責任は組織」という極めて卑怯なやり方をしてくるため、「責任も個人で取らざるを得ないのだぞ」と分からせる必要があると考えるわけでございます。

 「個人攻撃です」と聞くと、
「そういうのはちょっと・・・」
 と、一瞬、引いてしまった方が少なくないかも知れませんが、皆さんのその優しさに付け込む連中が存在しているというのが、現実の世界なのです。

実際に個人攻撃が有効だったのは、日銀征伐のときでした。日銀自体を叩いても日銀を落とすことはできなかったと思います。当時の総裁であった白川を叩いたからこそ、白川を辞めさせることができました。

増税政局のときも「木下さんを叩くのは間違っている!」って騒いでいる輩がいたので一定の効果があったのでしょう。

実は三橋氏は木下康司事務次官を批判していたことがありました。

企業の目的と政府の目的を混同する人たち

ところで、日本の緊縮財政至上主義といえば、もちろん財務省ですが、中でも主計局長の木下康司氏は、前の事務次官だった勝氏並みの増税至上主義者であり、個人的に危険視していました。

『財務次官に木下氏
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130613/plc13061321120015-n1.htm
政府は、財務省の真砂靖事務次官(59)が退任し、後任に木下康司主計局長(56)を昇格させる人事を固めた。後任の主計局長には香川俊介官房長(56)を充てる。通常国会閉会後に発令する。政府関係者が13日、明らかにした。
7月の参院選を経て、8月には中期財政計画を策定し、秋には、来年4月に消費税率を8%に引き上げるかの最終判断を控えており、幹部人事の刷新で、これらの課題に対応する。』

さあ、大変なことになってきました。

日本経済の、いや恐らくは世界経済の運命を決する日、すなわち「消費税の判断」が下される日が近付く中、「向こう側」も着々と駒を打ってきているわけです。

わたくし達日本国民は、これまで以上に、
政府を減収にするデフレ期の増税、絶対反対!
という声を上げていかなければなりません。

倉山さんもそのことを指摘しています。

しかし、これ以降、木下氏の事を批判していませんでした。なぜでしょう?

メルマガで暗に木下事務次官を擁護

鶴田正平って誰なのか分かりませんが(棒)

【鶴田正平】消費税のしょぼい展開 | 三橋貴明の「新」日本経済新聞

「鶴田は、増税の推進派だ!!
こいつは安倍さんの敵だ!!
木下事務次官に懐柔されたダークサイド野郎だぞ!!」

なんて言われるかもしれませんが(おーこわ 汗)、この鶴田、山下事務次官にあったこともなけりゃぁ、総理に敵意があるはずもありません。

名前を間違えたら木下大元帥様に失礼じゃないですかーw 不敬罪が適用されますよw

東田をメルマガ執筆陣から外さない

東田氏はもはやいちゃもんにしか見えないような安倍叩きしています。全てを取り上げることはできないので、過去記事を参照して下さい。

それどころか、ブログで紹介しています。

ワシントン・コンセンサスからの転換|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

 ワシントン・コンセンサスについて詳しく知りたい方は、

【東田剛】“アベコベ”ノミクス

http://www.mitsuhashitakaaki.net/category/higashida/

 などを参考にしてください。

三橋氏は東田氏を外す気はないので、三橋氏は東田氏の意見に賛成しているとみていいと思います。

メルマガ執筆陣入れ替え

逆にメルマガ執筆陣から外されたのが上念さんです。去年10月に上念さんへ「もう終わり」だと連絡が来たそうです。しかも、上念さんの過去記事まで削除されました。

三橋氏は「大マスコミ 疑惑の報道」 (p.27) においてこのようなことを書いています。

イングソック(※「1984年」においてオセアニアを支配する独裁政党)の政治思想の一つに、

過去を支配する者は未来を支配する。現在を支配する者は過去を支配する

というものがある。過去を「修正」することで、現在および未来をも制することが可能であるという、凄まじい発想に基づいているわけだ。

上念さんが執筆していたという過去を「削除」することによって、三橋氏もビッグブラザー(※「1984年」におけるオセアニアの独裁者)になってしまいましたか…。

また、上念さんと入れ替わりに執筆陣に加わった渡邉哲也さんも執筆を終えます。

【渡邉哲也】無能な働き者 | 三橋貴明の「新」日本経済新聞

さて、桜の季節卒業式シーズンがやってまいりました。そして、今回で私の三橋貴明の「新」日本経済新聞への連載寄稿は最後になります。短い間でしたが、私のコラムにお付き合いいただきありがとうございました。このメルマガでの寄稿は終了しますが、何か変わったわけではありません。ちなみに5月下旬予定で三橋さんとの対談本も予定されています。お楽しみに

古谷さんと浅野さんが抜けたら終わりですね…。何がとは言いませんがw

新自由主義者批判

増税政局中は増税反対の声が小さかったのに、いざ増税決定したら安倍総理だけを「新自由主義者」として批判しました。

棚田とトスカナの別荘|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

 今回の消費税増税問題を経て、安倍総理が「経世済民」や「デフレ対策」を全く理解していないことが明確になりました

 わたくし達は、安倍総理が昨年の総裁の時点で、以下の「文芸春秋『新しい国へ』」に代表される、
「ウォール街から世間を席巻した、強欲を原動力とするような資本主義ではなく、道義を重んじ、真の豊かさを知る、瑞穂の国の市場主義
 を実現すると明言したからこそ、支持したわけです。

 現在の安倍総理は、とてもではないですが「新しい国へ」を書いた人物と同一人物には見えません。選挙に勝ち、総理大臣に就任し、現実と向き合う内に次第に変わっていったのか。それとも、最初から「経済人」の立場でありながら、あの素晴らしい「新しい国へ」を書いたのか

個人的な意見ですが、去年始めからブログの内容が新自由主義批判が増えて、面白くなくなった印象があります。本も2012年以前よりも面白くないと思っていました。

また、上記の動画を受けて倉山氏はチャンネル桜と決別しました。

大学では教えられない歴史講義 : チャンネル桜さん、さよなら! by kurayama – 憲政史研究者・倉山満の砦

 チャンネル桜に以下のメール送りました。

 こういうことされたら当然でしょ?

 大事なことは、臆病者や卑怯者と一緒に活動するくらいなら、自分の本分に戻るということ。

 悪いけど、この状況で希望を無くしそうな人が倉山塾に集まっている。累積戦略しかできない人たちと付き合うほど暇ではない。ましてや、国土強靭化で予算が欲しいから、木下の悪口を言えないくせに言論人を名乗るような奴とは同席もしたくない。

 私は自分の本分に戻るので、作戦も勝ち目も考えない運動論をやりたい人はどうぞ。

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 これ、どういうことですか?
http://www.nicovideo.jp/watch/1380697325
 汚らわしい。
 どうぞご勝手に。
自分の本分に戻りますので、さようなら!

これを受けた水島氏。

リフレは新自由主義的政策と批判

というより「デフレは貨幣現象」派vs「デフレは総需要不足」派の構図に持ってこうとする
のほうが正確かもしれません。

思想の対決|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

 来週土曜日には、是非とも「第二の矢、日本経済レジリエンス計画を推進せよ」をご覧頂きたいのですが、現在の日本政府及び自民党は、「新古典派」と「ケインズ派」(大雑把に書くと)が激しい路線争いをしています。両派の違いを一言で書くと、「デフレは貨幣現象」派と、「デフレは総需要不足」派の争いと言っていいでしょう。

 本来、現在の日本にとっても最も適した政策は、

「消費税増税延期+第二の矢である財政出動拡大」

 でございました。

 というわけで、わたくしは最後まで「消費税増税延期」を訴えてきました。なぜならば、この政策が正しいと確信していたためです。

 ところが、現実には消費税増税が決定されてしまいました。こうなると、次のポイントは、

(1) 消費税増税+財政出動拡大

 か、もしくは、

(2) 消費税増税+法人税減税

 のいずれかになります。「消費税増税+財政出動拡大+法人税減税」という可能性もありますが、取りあえず現状を整理するために、(1)と(2)に分けました。なぜならば、(1)と(2)は「思想」が全く違うためです。(要するに「ケインズ派」」対「新古典派」という話ですが)

 (1)を主張している方々は、まさに「デフレは総需要不足」派ということになります。とにかく、「今は」政府が財政出動でも何でもして、「需要」を創り、デフレギャップを埋めるしかないでしょう、という考え方です。

 それに対し、(2)の方々は「デフレは貨幣現象」(貨幣の定義がよく分からないのですが)であるため、デフレ対策は金融政策拡大で事足りる。それよりも、法人税を減税して、企業の競争力を高めなさい、という考え方です。

っていうかなぜ法人税減税と金融緩和を一緒にするのでしょうか?

名目GDP(所得)の目標|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

 現在の日本では、「デフレの原因」について明確な対立点が生まれています。すなわち、
デフレは貨幣現象(マネーの量が足りないからデフレ)」
 派と、
デフレは総需要の不足(名目GDPの不足)
 派との争いです。

 経済学者で言えば、宍戸駿太郎先生、青木泰樹先生、柴山桂太先生、それに藤井先生、中野さん、三橋もこっち側ですね。そして、現在は「総需要不足派」側が、
「マネーの量って、具体的に何だよ? マネタリーベース? マネーストック? 現状、マネーストックが増えているけど、コアコアCPIの下落止まっていないんだけど」
 と批判し(すみません、先頭切ってるの私)、片や「貨幣現象派」側は、
「あれか? マネーの量増やしてもデフレ脱却しないなら、日本って無税国家になれるんじゃね?」
 と、互いに歩み寄ることなく、不毛な批判が展開されているわけです。

 ポイントは、「マネー」あるいは「貨幣」の定義です。これが「財やサービスの購入に使われるマネー」を意味するならば、要するに名目GDP(総需要)という話になります。そうなると、「マネーの量が足りない」が「総需要が不足している」を意味することになり、両者の差異は消えるわけです。

 ちなみに、「総需要不足派」にしても、金融政策の有効性は認めているわけです。その上で、「誰かがおカネを消費、投資として使わなければ、総需要の不足は埋まらない」と言っているわけでございます。ついでに書くと、現在の日本には東北復興、国土強靭化、東京五輪に向けたインフラ整備など、政府がやらなければならない(政府しかできない)プロジェクトが目白押しです。

 だからこそ、
「政府(日銀)がおカネを発行し、政府が借り入れ、政府が(各プロジェクトに)使え」
 と主張しているわけで、「何が問題なの?」という話です。

白川を称賛

なんと! 麻生内閣時代には白川を称賛していました!

世界経済最後の買い手|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

この時期、麻生総理大臣、中川財務・金融大臣、白川日銀総裁という、アカウンタビリティに優れたトリオが日本の中枢に座っている事は、本当に幸運だと思います。先週からのこのトリオの働きを、超大国のトリオ(ブッシュ、ポールソン、バーナンキ)の動きと比べてみてください。確かにブッシュ政権が政権末期のレームダック化しているという問題もありますが、それにしても差がありすぎるとは思いませんか。

ブラックエブリデイ|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

 以前、日本の「麻生-中川-白川」ラインが、アメリカの「ブッシュ・ポールソン・バーナンキ」トリオに比して、素晴らしく機能していると書きましたが、韓国の場合は「李明博大統領-姜万洙企画財政部長官-李成太総裁」のお三方が経済の舵取りをしているわけです。
 どうですか。今、日本で暮らしていることに、感謝の意がこみ上げてきませんか。

需要自体が不足している時には・・・|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

「持続的な物価下落は、マクロ的需給バランスが緩和していること、言い換えると需要の弱さの結果として生じる現象
「設備投資や個人消費といった最終需要が自律的に拡大する環境を整えることが不可欠で、家計の将来の安心感や企業の成長期待を確保することが最も大事な課題」
需要自体が不足している時には、流動性を供給するだけでは物価は上がってこない

 日銀が12月1日、臨時の金融政策決定会合を開き、10兆円の資金供給を行うことを決定しました。
 この日銀の資金供給について、黒い人をはじめ、あちこちで「しょぼい・・・」という声を耳にします。まあ、確かにしょぼいのですが、ちょっとその背景について考えてみたいと思います。
 ちなみに、冒頭の三つの「  」は、政府のデフレ宣言を受けた、日銀の白川総裁の発言です。白川総裁は、日銀の独立性などに関する問題についてはかなり強硬派で、正直「勘弁してくれ・・・」と思うことも多々ありますが、少なくとも現状認識力に関しては素晴らしいものがあります(物凄い勉強家だそうです。)。
 現在の日本の状況は、全くもって白川総裁の発言の通りで、「需要」自体が不足しており、そんな状況で流動性をいくら供給したところで、デフレ脱却などできるわけがありません
 そもそも、量的緩和などの金融政策「のみ」でのデフレ脱却は、小泉政権のときにトライしているわけです。結局、国内需要が伸び悩む中で量的緩和をしても、デフレ脱却は無理だったということは「事例」が証明してくれています。

これ、まさに「日銀理論」(旧日銀はいろいろと理由をつけてなかなか金融緩和しようとしなかった)じゃないですかーw

麻生氏を批判しない

TPP

実は麻生氏はTPP交渉参加賛成派でした。

ただ、以下の動画で「100%関税を撤廃できる国は、シンガポールとブルネイしかない」「情報を得るために交渉に参加したうえで、最終的に加入するか加入しないか判断すべき」と発言していたので、単純なTPP推進派ではなかったとは思います(だから推進派とは言いません)。

ブログや本であれだけ、TPP推進派を叩いていたのに、TPP交渉参加賛成派である麻生氏を批判したことはありません。なお、麻生氏もTPP断固反対派の三橋氏を批判することはありませんでした。

表現規制

また、麻生氏は表現規制賛成派です。

朝日新聞デジタル:「ゲンより禁止すべき成人向け漫画がある」麻生副総理 – 政治

■麻生太郎副総理

 君は「はだしのゲン」を読んだことあるか? どれぐらい読んだ? 長いぜ? 出たころ毎週の連載を読んでいましたけど、もっと禁止したほうがいい成人向け漫画がある。自民党でポルノコミックについて(規制を)やったときは「成人向けにすべきじゃない」とずいぶん反対があった。そういうもののほうが、もっと問題なんじゃないかね。まだまだ問題がある。はだしのゲンが今そんなに読まれているか知りませんが、あの時代はそういうものが多かった。(閣議後記者会見で)

一方、三橋氏は表現規制反対派です。

祭りの前 最終回|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

児童ポルノ法、東京都青少年健全育成条例改正関連
 予め書いておきますが、三橋貴明は実在児童に関するポルノを取り締まるための規制強化や、実在児童を大人の性的虐待から守るための法案には心から賛成します。とはいえ、この種の法案に実在しないキャラクター、いわゆる「非実在児童」を含めることについては、日本の言論の自由を守る立場から強く反対するものです。
 過去に、実在しないキャラクターの性描写の「単純保持」までをも規制しようとする法案が出たことがあります。この種の非実在児童に関する規制強化は、いずれにしても「キャラクターの定義」や「描写の定義」が曖昧にならざるを得ません。そうである以上、運営者の恣意的な判断により「思想が統制」される、人権侵害救済法案同様の危険性を秘めている可能性を否定できないわけです。
 そもそも児童ポルノ法について言えば、罰則の厳しい「児童福祉法」が存在するにも関わらず、非実在児童を対象に含めた新たな法案を作ろうとすることに疑問を感じます。ドラえもんの静ちゃんの入浴シーンまでもが法律違反(しかも運用者の恣意的判断により)になる可能性のある法案が、万が一、施行された場合、日本のコンテンツ文化から多様性が失われ、社会全体の閉塞感も一気に高まるでしょう。
 また、青少年育成条例について言えば、東京都で規制を厳しくしようとすることは、一般社会への影響が大きすぎます。何しろ、国内の印刷会社や出版社の多くが東京都に本社を置いています。青少年育成条例に「非実在青少年」として漫画やアニメを加えることで、事実上、日本全国における「恣意的な検閲」が実施されてしまうわけです。
 三橋貴明は人権侵害救済法案同様に、一個人の「恣意的判断」により言論や思想が統制される可能性がある法案については、断固反対致します。

三橋氏は、麻生氏が表現規制に賛成していることに対しても、一度も批判したことがありません。また、それ以降、ブログで表現規制について語っていません。

表現規制についてはいろいろ意見があると思いますが(例:水島氏や古谷氏は賛成、KAZUYAさんは反対)、麻生氏に関して目をつぶるのはおかしいと思います。

まとめ

消費税増税には以前から反対していましたが、ブログでは反対を強く訴えていませんでした。木下批判や、ましてや麻生批判は見たことがありませんでした。ネットで影響力が大きい三橋氏が強く反対を言わなかったことも増税政局で敗因した一つだと思います。

私が経済に興味を持ったきっかけが三橋氏です。三橋氏の本も大量に持っていますし、「月刊三橋」の年間会員でもありました(契約を更新しませんでした)。よって、私の経済の知識は三橋氏に大きく影響を受けていました。しかし、一度も「三橋信者」だと思ったことはありませんでした。違う人間なので意見が違うのは当然だと思っていたからです(これは西田議員に対しても同じです。さすがに手のひらを返されたときはショックを受けましたが)。

以前から麻生氏を持ち上げていたことは苦々しく思っていました。私は「真冬の向日葵」を読んだ後、麻生氏の著書「とてつもない日本」を読んでみましたが、内容が大したことがなくてがっかりしたことがあります。それが原因で他の2冊は今も読んでいません。同時に「どうしてこんなにも麻生氏が人気があるのか?」疑問に思うようになりました。

また、TPPについて間違ったことを伝えてしまいました(三橋氏自身、中野氏にミスリードされたということもありますが…。)。

麻生氏を持ち上げていたことと、TPPについてミスリードしたことは三橋氏に責任があります。私も三橋氏に振り回されました(特にTPP)。

これらの事実から見て、三橋氏は西部一派に近づいたと思います。以前から西部一派と上念さん・倉山さんとは大きな隔たりがあると思っていました。三橋氏は両派と均等に付き合っていると思っていたんですけどね…。


さて、倉山氏が三橋氏に公開質問状を出しましたが、48時間たっても返事をしませんでした。

大学では教えられない歴史講義 : 三橋貴明殿への質問状(付・結果発表) by kurayama – 憲政史研究者・倉山満の砦

匿名の一般人には「電話して下さい」って言ったのに、顔を出している言論人の質問には答えないのでしょうか?

ぜひお二人(または上念さんと)には公開討論をしていただきたいと思います。場所は倉山さん、上念さん、お仲間の藤井さんも出ているCGSで、司会は神谷さん辺りかな?