反ヘイトスピーチ:「仲良くしよう」日韓友好東京パレード

毎日新聞 2014年04月20日 21時10分(最終更新 04月20日 21時29分)

日韓友好を訴えながらパレードする参加者ら。客船セウォル号沈没事故に関するメッセージも掲げられた=東京都新宿区で2014年4月20日午後2時37分、小川昌宏撮影
日韓友好を訴えながらパレードする参加者ら。客船セウォル号沈没事故に関するメッセージも掲げられた=東京都新宿区で2014年4月20日午後2時37分、小川昌宏撮影

 在日コリアンらへのレイシズム(人種・民族差別)をあおるヘイトスピーチに抗議する市民らが20日、東京・新宿で「NO!RACISM 日韓友好東京パレード」を開いた。約180人が参加し、韓国・珍島(チンド)沖の客船事故の犠牲者に黙とうした後、「仲良くしよう」「私たちは一つ」と日韓英3カ国語で訴えながら、約4キロを練り歩いた。

 ヘイトスピーチに反対する有志たちのグループ「差別反対東京アクション」が主催。代表を務める石野雅之さん(53)は、「国と国がいがみ合っているからといって、人と人が憎しみ合う社会でいいのかと訴えたかった」と話した。パレードは当初韓国で企画され、趣旨に賛同して東京と大阪でも開催。ソウルでは東京と同時刻、大阪では前日の19日に実施された。【小泉大士】

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