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当選を確実とし、支持者と喜ぶ今村岳司氏=20日午後10時20分、西宮市六湛寺町(撮影・笠原次郎)
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当選を確実とし、支持者と喜ぶ今村岳司氏=20日午後10時20分、西宮市六湛寺町(撮影・笠原次郎)

 任期満了に伴う西宮市長選が20日投開票され、無所属新人で前市議の今村岳司氏(41)が激戦の末、無所属現職の河野昌弘氏(68)=自民、民主、公明推薦=と、無所属新人で前市議の高橋倫恵氏(52)を破り、当選を確実にした。3代22年近く続いた職員生え抜きの市長体制は終わり、同市では戦後最年少となる市長が誕生する。投票率は36・41%で、前回より2・76ポイント上がった。

 市中心部に位置するアサヒビール西宮工場跡地の購入是非や活用法が最大の争点となり、流入が激しい子育て世代への支援策や医療の充実などについて論戦が繰り広げられた。

 今村氏は市議を4期15年務め、うち3度はトップ当選と高い知名度を誇った。市長選への準備を始めたのは昨年1月。同4月以降、月1回のペースで政策を書いたチラシを市内全戸(約20万戸)に配り、浸透を図った。

 アサヒビール工場跡地に中央病院などを移転新築する市計画の「白紙撤回」を主張。特定政党や団体の支援を受ける現市政を「なれ合い、しがらみ政治で税金が浪費されている」と批判、無党派層を中心に支持を広げた。

 保育所の待機児童解消の実績やアサヒビール跡地への公共施設移転などを強調した河野氏。3政党相乗りに加え、市議の大半から支援を受けたが、組織内の支持を固め切れず、「変革」を訴える今村氏の勢いにのまれた。

 高橋氏は同市初の女性市長を目指し、子育て、医療、福祉など市民参画推進の市政運営への転換を訴えたが、立候補表明の出遅れも響き、及ばなかった。

(斉藤絵美)

【開票速報のページはこちら】

  

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