物真似でスピーチする松村邦洋(左)。中央はなべやかん、右は萩野真理さん【拡大】
人生の晴れ舞台でやかんを待ち受けていたのは、まさかの“替え玉披露宴”だった。
お色直しが終了し、新郎新婦が再び入場。ドアが開いた瞬間、花嫁と腕を組んで歩いてきたのはたけしだった。
やかんといえば、1991年に明大替え玉受験騒動で合格を取り消され、第2の人生を歩むためたけし軍団入り。
披露宴中盤、サプライズで登場した師匠による“替え玉の倍返し”に、やかんの父でタレントのなべおさみ(74)も面食らって爆笑。114人の出席者が新郎そっちのけでたけしの写真を撮る中、やかんは「殿、僕を替え玉にしないでください」と絶叫した。
祝辞でもたけしの暴走は止まらない。STAP細胞の論文問題で注目を集める小保方晴子さん(30)の会見を引き合いに「このおめでたい席に出席するにあたり、STAP細胞の研究を一時中断して駆けつけましたが、さきほど201回目の作製を確認いたしました」と毒舌全開だ。
続けて「あなたが私の弟子になって以降、芸能人2世たちが事件を起こすたび、新聞に『たけし軍団入りか?』と書かれてしまう風潮ができました」と嘆き、身長10センチ差の2人を「真理さんが166センチ、一方やかんくんは110センチしかありません」とイジり倒した。
やかんはタジタジになりながらも、照れ屋でめったに披露宴に出席しない師匠の“プレゼント”に大感激。たけしは「やかんくんが嫁さんもらうようになってお父さんもうれしいと思うよ。女房には、どんな時も謝っていればいい」とアドバイスも送った。
軍団の兄貴分も参加した笑いと涙のドタバタ挙式に、やかんは「いい人たちに囲まれて、殿にもただ感謝です。ひとつのけじめになった」とさらなる飛躍を誓った。