長崎原爆:被爆の聖アグネス像右手首か

毎日新聞 2014年04月20日 07時47分(最終更新 04月20日 08時22分)

浦上天主堂横の信徒会館で見つかった聖アグネス像の右手首とみられる像の一部=長崎市で2014年4月19日、樋口岳大撮影
浦上天主堂横の信徒会館で見つかった聖アグネス像の右手首とみられる像の一部=長崎市で2014年4月19日、樋口岳大撮影
右手と剣の一部が再現された聖アグネス像のレプリカ=長崎市の長崎原爆資料館で2004年4月22日、松本光央撮影
右手と剣の一部が再現された聖アグネス像のレプリカ=長崎市の長崎原爆資料館で2004年4月22日、松本光央撮影

 長崎原爆で被爆し、1983年にニューヨークの国連本部に寄贈された旧浦上天主堂(長崎市)の聖アグネス像の右手首とみられる像の一部が、現在の天主堂横にある信徒会館で保存されていることが、長崎市の市民団体「ピースバトン・ナガサキ」の調査で分かった。国連には右手首が欠けた状態で寄贈されており、所在が分からなくなっていた。

 「ナガサキ」によると、聖アグネス像は高さ約1.8メートル。1901〜04年ごろの制作とされ、旧天主堂の南壁面にあった。被爆直後の写真や、壁面が解体された58年の写真には右手首がある像が写っており、58年から国連本部に寄贈されるまでの間に欠けたとみられる。

 「ナガサキ」は被爆遺構巡りなどに取り組んでおり、松田斉副代表(58)が今月、被爆した他の像と共に信徒会館に保存されているのを見つけた。松田副代表は「握っている剣の柄の模様がよく似ていることなどから、聖アグネス像のものと考えられる。今後、被爆直後の姿に復元されれば」と期待している。【樋口岳大】

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