中東イエメンの首都サヌアで19日、無人機による攻撃で国際テロ組織「アルカイダ」のメンバーとみられる15人と、近くを通り掛かった市民3人が死亡した。ロイター通信が報じた。

 同国治安当局の関係者が同通信に伝えたところによると、無人機は数日間、サヌア上空を旋回。19日にアルカイダのメンバーが乗るとされる車2台を攻撃した。イエメン政府は、無人機攻撃を行った相手を明らかにしていない。

 イエメンでは「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の活動が活発で、最近もアルバイダ州の副知事が自宅前で銃殺された。

 国連の調査によると、米英軍がイエメンなどで無人機攻撃を続けている。昨年12月には、結婚式の車列を米軍の無人機が攻撃、市民12人が死亡した。