久保智祥
2014年4月19日00時17分
浄土宗総本山・知恩院(京都市東山区)の国宝・三門で18日夜、念仏を夜通し唱える「ミッドナイト念仏」が開かれた。宝冠釈迦牟尼(しゃかむに)仏像や十六羅漢像が並び、極彩色の天井画が施された楼上に、木魚の音と「南無阿弥陀仏」の声が響いた。
宗祖・法然の遺徳をしのぶ年間最大の法要「御忌大会(ぎょきだいえ)」(18~25日)の一環として、念仏に親しんでもらおうと1997年に始まった。午後8時からの僧侶による法要後、参拝者が一斉に木魚をたたき念仏を唱えた。翌19日午前7時まで多くの参拝者が入れ代わり立ち代わり訪れ、手を合わせる。近年は自分自身を見つめ直す場として、若い世代の参拝も多いという。
知恩院三門の内部は26日~5月6日の京都非公開文化財特別公開でも拝観できる。(久保智祥)
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