シンガポールメディア・聯合早報は19日、韓国南西部の珍島付近で沈没した旅客船スウォル号について、「2012年に日本で18年間使用した中古船を購入のうえ改造し、無理やり寿命を延ばしたものだった」と報じた。
韓国の船舶設計専門家、パク・スハン氏は18日に現地ラジオ局の取材に対して「韓国では中古船を買って、客室を増やすなどの改造を施すケースが多い」と解説。スウォル号の5階部分も建て増ししたもので、これにより安全リスクが高まったとした。また、韓国には船舶の改造にかんする法律、法規が不足していることも指摘した。
セウォル号は1994年に日本で製造された船とされる。パク氏は「一般的に、船舶の使用寿命は20年前後だ」とも語った。
(編集翻訳 城山俊樹)