蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】Dバックス、あるぞ4勝14敗からの逆転!! 100年前は3勝15敗から世界一2014年4月19日 紙面から 俺たちにも明日はある!? 開幕前にナ・リーグ西地区のダークホースにも挙げられたダイヤモンドバックスは、まさかの4勝14敗スタートで、勝率2割2分2厘はメジャー30球団でワーストだ。だが、過去に同様の不振をくぐり抜け、勝利の美酒に酔ったチームはあまたある。17日の米放送局FOXスポーツ(電子版)によれば、タワーズGMは、パドレスのGM時代にスランプをくぐり抜けた逆転シーズンを2度経験。首脳陣の首が寒いと伝えられる中、ホール球団社長は「今は一致団結し、問題を解決し、乗り越える時だ」と前を向いた。 数字だけを見ると、楽観的になるのは難しい。勝率2割2分2厘(4勝14敗)、地区首位球団と7ゲーム差は、ともにメジャー全30球団でワーストの戦績。特に先発投手陣の防御率7・63は、同29位のツインズ(防御率5・21)にさえ、2点以上も水をあけられている惨状だ。 先発陣のリーダー格、マッカーシーは「プレーうんぬんじゃなくて、悪魔払いが必要なのかな。もう、落ちるところまで落ちたからな…」とぼやく始末。既に米一部メディアは、首脳陣の首をすげ替える可能性を報じている。だが、ホール球団社長は「今は肩書の状況を話す時ではない。一致団結し、問題を解決し、乗り越える時だ」と力強く語った。 確かに、諦めるのはまだ早い。大リーグの歴史は大逆転劇に満ちている。1914年のブレーブスはレギュラーシーズンで開幕から18戦を3勝15敗スタート。7月4日時点で借金14、首位と15ゲーム差だったが、ここから68勝19敗でワールドシリーズ(WS)優勝まで登り詰めた。78年のヤンキースも7月19日時点の14ゲーム差をひっくり返し、WSまで制した。 当のダ軍にしても、シリングとジョンソンのWエースを擁してWS優勝した2001年は、7〜8月に9勝16敗のトンネルがあった。ダ軍のタワーズGMは、パドレスのGMだった96年は6月の2勝16敗を、05年は7月の4勝14敗を克服し、両年とも地区を制した。 「俺たちに力があるのは分かっている。自分たちを信じている。どこかの時点で歯車がかみ合い、大波が来るさ」と救援右腕ジーグラー。そのための方策は既に講じている。開幕時の先発だったケーヒルとデルガドをブルペンに回し、コールメンターとボルシンガーを先発ローテに組み入れた。 メッツのヨギ・ベラ元監督が「最後の最後まで、決して終わりではない」と語ったのは、地区首位を12・5ゲーム差で追っていた73年7月だ。メ軍はそこから地区とリーグを制し、WSまで進出した。幸いにも今はまだ4月。ダ軍にとって、V字回復のチャンスはまだ144試合も(?)残されている。 PR情報
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