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【プロ野球】

広島5発、11得点 3連勝で貯金7

2014年4月19日 紙面から

DeNA−広島 5回表1死、右越えソロを放った堂林(右)は、石井一塁コーチの出迎えを受ける=横浜スタジアムで(北田美和子撮影)

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◇広島11−2DeNA

 広島が5本塁打を含む今季チーム最多の14安打で3連勝。5回に堂林のソロで勝ち越し、6回はエルドレッドと石原の本塁打で3点を追加。9回は4長短打などで5点を加えた。篠田は5イニング2失点で2年ぶりの勝利。DeNAは5連敗。

 広島打線がお祭り騒ぎだ。いずれも今季最多となる14安打、5本塁打、11得点で圧勝し、3連勝。2−2の5回には堂林が右翼席へ、決勝弾となる3号ソロを放った。

 横浜の夜空に美しいアーチを掛けた。「狙っていた」という三浦のスライダーを捉えた。「(1、2打席目に)外角のスライダーでやられていた。狙い球を絞って、しっかり振れた。逆風で入るかと思ったけど良かった」。この日の横浜スタジアムの風は右翼席から左翼席方向へ。それをものともせず、右翼席最前列へ放り込んだ。

 今季放った3本塁打は、すべて右翼席へ当たり。「当たればどこでも入る」と野村監督。その飛距離は指揮官も認める天性のものだ。昨季は右方向を意識し過ぎたり三振を減らすことを意識し過ぎるあまり、打撃が崩れた。今春キャンプで原点回帰。指揮官の「持ち味を出していい」との助言もあり、1年間の「ブレず」にフルスイングすることを誓った。

 16、17日の阪神戦(マツダ)では計6打数4三振した。「三振を減らしたい」思いはある。だが、どれだけバットが空を切っても小さくまとまるつもりはない。新井打撃コーチは「右中間へ飛ばせる力がある。自分の持ち味を認識して続ければ結果はついてくる」。今季2度目の1番でのスタメン出場でも、それは変わらない。

 この日は1回に丸、3回に菊池、6回にはエルドレッド、石原もアーチをかけた。1試合5本塁打は13年8月2日のヤクルト戦以来。今季最多安打となる14安打で今季最多の11点を奪った。最下位DeNAを相手にせず、貯金は7。強さは本物だ。 (市尻達拡)

 

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