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【プロ野球】

橙魂Gが3連勝 阿部欠場を小林が救った

2014年4月19日 紙面から

2回裏1死満塁、右前に先制適時打を放つ小林。捕手谷繁兼任監督

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◇巨人5−3中日

 中日は先発の岡田が誤算で、打線も攻めきれなかった。岡田は4イニング5失点でKO降板。連勝は3で止まった。巨人は先発の杉内が今季初勝利を挙げ、3連勝とした。2回に小林の適時打で先制し、3回に長野の3号3ランなどで4点を奪って突き放した。

 本拠地で強い巨人がよみがえった。チーム全員がオレンジユニホームを着て、来場者全員にレプリカユニホームがプレゼントされる年8回のプロジェクト「橙魂(とうこん)」の第1日は快勝。原監督の声にも手応えがにじみ出た。

 「試合そのものは簡単なものじゃないけれど、先発なり、先取点なりがいい流れで来ている」。試合後会見の表情は穏やかそのもの。先制、中押しと盤石の試合運びをみせての3連勝に今後への自信が深まっていた。

 緊急事態をチーム力で乗り越えた。試合前の練習を普段通りにこなしていた阿部が欠場。原監督が「試合に出られる状況でなかった」と説明したことから体調不良が発生したとみられるが、主砲の不在はチームへの逆風になる可能性があった。

 しかし、豊富な戦力で補えるのが巨人の強み。スタメンマスクをかぶったドラフト1位捕手・小林が2回に右前適時打で先制。プロ初打点を挙げただけではなく、先発の杉内を好リードした。新人が阿部の穴をしっかり埋めたのだ。

 さらに、不調で打順が6番に下がった長野が3回に3号3ラン。選手層の厚さを見せつける強い勝ち方で、谷繁竜を一気に突き放した。

 「小林にとってはいい肥やしになった。長野も見事」と原監督。阿部の今後の出場は状態をみて判断するが、欠けたとしても強さは揺るがない。総合力で谷繁竜に立ち向かう。 (川越亮太)

 

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