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大型連休 行き先は「西高東低」か
4月18日 18時24分

大型連休 行き先は「西高東低」か
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ことしの大型連休の期間中、各交通機関の混雑は、日並びに恵まれず前半は連休が取りにくいこともあって、後半の来月3日から6日にかけてピークとなる見通しです。大手旅行会社によりますと、国内旅行の行き先は、近畿と九州を中心に西日本が去年より増えています。

高速道路は

高速道路の渋滞は、▽下りが来月3日、▽上りが4日と5日にピークとなる見通しです。
高速道路各社によりますと、下りは3日の朝、各地で30キロ以上の激しい渋滞となる見込みです。
このうち、▽関越自動車道が埼玉県の花園インターチェンジ付近を先頭に50キロ、▽中央自動車道が神奈川県の藤野パーキングエリア付近を先頭に45キロの渋滞が予想されています。
一方、上りは、特に5日の夕方から夜にかけて渋滞が激しくなる見込みです。
このうち、▽東名自動車道が神奈川県の大和トンネル付近を先頭に、▽関越自動車道が埼玉県の高坂サービルエリア付近を先頭に、▽東北自動車道が埼玉県の加須インターチェンジ付近を先頭に、いずれも45キロの激しい渋滞が予想されています。

新幹線は

JRの新幹線や特急の混雑は、▽下りが来月3日、▽上りが6日にピークとなる見通しです。
JR各社によりますと、下りは3日が混雑のピークで、東海道新幹線は午前中の列車の指定席がほぼ満席となっています。
東北・秋田・山形・上越・長野の各新幹線と山陽新幹線は、午前中、多くの列車がほぼ満席となっています。
九州新幹線は、午前中の列車が混み合っているということです。
一方、上りは6日が混雑のピークで、東海道・山陽新幹線と東北・秋田の各新幹線は、午後になって混み合う見込みで、予約が満席に近い列車も出ているということです。
九州新幹線は5日が混雑のピークで、午後の列車が混み合っているということです。
JR各社によりますと、ピークの日であっても時間帯を選べば座席にまだ余裕はあるということです。

空の便は

国内の空の便の混雑は、▽下りが来月3日、▽上りが6日にピークとなる見通しです。
国内航空各社によりますと、このうち▽3日は羽田や大阪などから各地に向かう午前中のほとんどの便が、▽また6日は各地から羽田や大阪などに向かう午後のほとんどの便が、予約で満席になっています。
一方で、期間中の前半や、ピークとなる3日や6日であっても行き先や時間帯によっては、座席に余裕があるということです。
国際線は日本航空と全日空のまとめで、▽出国が今月26日と27日それに来月3日、▽帰国が今月30日と来月の5日と6日にピークとなる見通しです。
ことしは日並びが悪く、例年より長い期間の休暇が取りにくいため、日本から比較的近く短い休みでも楽しめるハワイやグアム、それにベトナムやタイなどの人気が高いということです。
日本航空と全日空、それにピーチ・アビエーションとバニラエアの4社の国際線の予約は55万7000人余りと、去年よりおよそ8万人、率にして16.7%増えています。
特に羽田空港は、先月国際線が増便されたため、国際線ターミナルの管理会社のまとめでは、期間中の利用者が去年より25.8%増える見込みだということです。

行き先は「西高東低」か

大手旅行会社JTBによりますと、国内旅行の行き先は、近畿と九州を中心に西日本が去年より増えています。
特に、先月大阪に全面開業した日本一高いビル「あべのハルカス」や、去年秋に運行が始まったJR九州の寝台観光列車「ななつ星」などに人気が集まっているということです。
一方、その人気に押されているのが首都圏の観光地です。
東京観光の牽引役となっている東京スカイツリーは、去年の大型連休は延べ19万人余りの観光客でにぎわい、展望台の予約は去年の今頃はほぼいっぱいの状況でした。
しかしことしは平日を挟んでいることもあり、時間帯などを選べば大型連休中もまだ予約できる日があるということです。
東京スカイツリータウン広報事務局の川嶋一修事務局長は、「混雑を敬遠してきた人も多いと思うが、まだ余裕を持って予約できる状況なので、ぜひたくさんの人に東京の眺めを楽しんでほしい。西はあべのハルカス、東は東京スカイツリーで、西も東も盛り上げたい」と話していました。

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