合田禄
2014年4月19日00時11分
STAP細胞論文の問題を受けて理化学研究所が設けた改革委員会の岸輝雄委員長は18日、不正防止のための提言に「共著者の責任」を明記する方針を明らかにした。この日の会合の後、報道陣に「(論文に)名前を連ねた以上は等分の責任は持ってしかるべきだと思う」と見解を述べた。
岸委員長は「(共著者が)実験ノートを知らなかったというのは、役割分担があるとはいえ、あまり強調すべきことではない」と指摘。主要著者の理研発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長が16日の会見で「論文の仕上げなどに協力しただけ」などと発言したことを批判した。
改革委の会合は18日で3回目。計6~7回の会合で報告書をまとめる予定で、5月の連休明けには不正防止策などを理研に提出する見込みという。(合田禄)
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