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「線量ここまで高いとは」 推計値に林業関係者ため息

 「高いと思っていたがここまでとは」。政府が算出を進めてきた住民の年間追加被ばく線量推計値の概要が明らかとなった17日、調査地点となった飯舘、川内両村と田村市都路地区の屋外で仕事をすることが多い農林業者は予想を超える推計値に驚き、一様に表情を曇らせた。「山林の線量を下げてほしい」。農林業を続けるため業者は対策を求めた。
 福島市内の仮設住宅で生活する飯舘村蕨平(わらびだいら)地区の志賀福明(よしあき)さん(76)は「ここまで高い数値とは」と驚いた。同地区で居住、小宮地区の山林で林業を営む人の推計値は17.0ミリシーベルト。志賀さんは林業会社を営み、鳥獣保護員を務めるなど山林を仕事場としてきた。東京電力福島第1原発事故の影響で家業は休業状態となったが、村の鳥獣被害対策実施隊の一員としてイノシシ駆除に参加。昨年も何度も山に入った。「この数値では戻ることができないと感じてしまう」とため息をついた。
 川内村で農林業の会社を営む河原修一さん(53)は、農林業を仕事とする人の推計値が高い傾向にあることに「社員の健康が心配」と打ち明けた。作業前、線量を測るよう社員に指導している。線量が比較的高い場所で作業をすることもあるといい「線量を下げようと伐採すれば土砂崩れの恐れが出てくる」と説明する。「帰村に影響が出ないといいが」と話した。
(2014年4月18日 福島民友ニュース)



 

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