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国際
【韓国旅客船沈没】自殺した高校教頭「私だけが救助された」と後悔
2014.4.19 00:20
[韓国]
【ソウル=名村隆寛】韓国の旅客船「セウォル号」沈没事故で、現場海域近くで、首をつって死亡しているのが発見された京畿道安山市の高校の教頭(52)が救助後に「私だけが救助された」と話していたことが18日、分かった。聯合ニュースなど韓国メディアが報じた。それによると、教頭は生徒を引率しており、事故があった16日に救助された。教頭は救助後に「私だけが救助された」と話し、事故への責任感を感じていた様子だった。行方不明の生徒や同僚の引率教諭らの安否を気遣っていたという。
教頭は救助された後、地元の漁業関係者に頼み込み、小舟で沈没現場に向かい沈没海域を眺めていたという。その後、陸地に戻り、警察の事情聴取を受けた教頭は、行方不明者の親族らが集まる珍島体育館で、京畿道から派遣された教育庁関係者らに目撃された。しかし、17日午後10時ごろを最後に姿を消し、捜索願が出されていた。
翌18日午後、教頭は体育館近くの山中で遺体で発見された。遺書はなかった。警察では、引率者としての責任を感じ、教頭は自殺したものとみている。
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