調査捕鯨 来年度以降は南極海でも4月18日 19時42分
政府は、日本の沿岸を含む北西太平洋での調査捕鯨について、捕獲するクジラの数を減らすなどしたうえで、今年度の調査を実施することを決めました。
来年度以降は北西太平洋に加えて、今年度は中止した南極海でも計画を見直して調査捕鯨を実施する方針です。
日本の調査捕鯨のうち南極海での調査については、先月、国際司法裁判所が今のままの方法での捕鯨を中止するよう命じる判決を出したことを受け、政府は今年度の調査を中止しました。
さらに政府は、判決の直接の対象にはなっていない日本の沿岸を含む北西太平洋での調査捕鯨について検討した結果、捕獲数の上限を、これまでの380頭から210頭に減らすなど計画を見直したうえで、今年度の調査を実施することを決めました。
これについて林農林水産大臣は、記者団に対して「調査の中身を見直し、最大限判決に配慮した内容になっているので、しっかりと各国に説明したい。科学的なデータを集めて一日でも早く商業捕鯨の再開を目指したい」と述べました。また林大臣は、来年度以降について、南極海、北西太平洋ともに、ことし秋までに新たに調査計画をまとめ、来年開かれる捕鯨に関する国際会議、IWC=国際捕鯨委員会の科学委員会に提出する意向を示し、今年度は中止した南極海で調査捕鯨を再開する方針を示しました。
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