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【栃木】老舗ギョーザ店全焼 宇都宮中心部「正嗣宮島店」
宇都宮市の中心部で十七日、飲食店などが入った建物数棟を焼く火事があり、ギョーザの老舗「正嗣(まさし)宮島店」も全焼した。 宇都宮中央署などによると、同日午前八時二十分ごろ、宇都宮市馬場通り四の飲食店密集地から火が出ているのを、近所の女性(45)が発見し一一九番通報。火は付近の建物に燃え移り、正午ごろ鎮火した。けが人はいなかったが、消防車や救急車が三十台以上出動するなど、一時騒然とした雰囲気になった。 同署は十八日に現場検証を行い、被害棟数や出火原因を調べる。 近くのビルの三階に住む男性(64)は、焦げ臭いにおいがして窓から外をのぞいたところ「正嗣に隣接する建物の方から火が上がっているのが見えた」と出火当時の様子を話した。 正嗣は県内外で知られる人気ギョーザ店。県内にほかにも店舗があるが、全焼した宮島店は歴史が古く、多くのファンに愛された。 近隣住民などによると、土日は長い行列ができるほどの人気。この日も正午ごろ、多くの客がギョーザを食べに来たが、火災現場を見ると「正嗣燃えちゃったの?」と落胆した表情で引き返していった。 (石井紀代美) PR情報
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