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ノーベル文学賞のガルシア・マルケス氏死去
4月18日 6時39分

ノーベル文学賞のガルシア・マルケス氏死去
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南米を代表する作家でノーベル文学賞を受賞したコロンビアのガブリエル・ガルシア・マルケス氏が17日、療養中の自宅で亡くなりました。
87歳でした。

ガブリエル・ガルシア・マルケス氏は、コロンビア北部のアラカタカで生まれ、首都ボゴタの大学を卒業後、新聞記者としてヨーロッパを転々としながら本格的な執筆活動に入りました。
1967年に発表した代表作「百年の孤独」は、架空の町を開拓した一族の歴史を幻想的な出来事を織り交ぜながら描いた長編小説で、「南米文学の金字塔」とされています。
また、内戦下で初恋の女性を待ち続ける男性の愛を描いた「コレラの時代の愛」や、「予告された殺人の記録」など映画化された作品も多く、世界的に人気を集めました。
人間の生と死を主題に、南米に伝わる神話や伝承に基づく幻想的な描写を現実に織り込むガルシア・マルケス氏の表現方法は高く評価され、1982年、ノーベル文学賞を受賞しました。
私生活では、キューバのフィデル・カストロ前議長と親交があり、晩年はメキシコに移住して執筆活動を続けていました。
ガルシア・マルケス氏は、肺の感染症などで先月31日から病院に入院し、そのあと自宅に移り、療養を続けていましたが、広報担当者によりますと、17日に家族に見守られながら亡くなりました。

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