俺も会見を見る前は笹井氏の監督責任ガーみたいな素人くさい見方を持ってた。
この人たった2ヶ月前から武市センター長の依頼を受けて執筆を手助けして見事Natureにねじ込んだんだよ。
小保方の持ってきたデータが本物だったとしたら、結果を振り返って、この人が己の頭脳と研究実績を駆使してやったことは非常に正しく、理研と日本の科学に貢献したといえるだろう。
ところが、小保方の持ってきたデータに問題があった。
じゃあ、小保方のデータを最初から疑って、独立したラボのリーダーに向かって、大学院生にやるみたいにノート見せろとか、何回やったのか、問いただしたり出来たのかと言えば、もう出来るわけ無いじゃん。
地方都市の科研費が取れなくて時間はあるけどルサンチマンたっぷりの田舎のうだつのあがらない教授じゃないんだぞ。
笹井氏にこの事態が振り返って避けることが出来たかというと、到底不可能だろ。
「いやー、ちょっとうまくは言えないけど、小保方氏のデータは何だかクサい気がするので、今回は関わるのはパスということで…」とかエスパーじゃない限り言えないし、まあ、彼が一番、後悔してるとすれば、小保方が示したデータを信じてしまって夢見ちゃったことだろうな。
うちの奥さんなんかは生物系の博士号持ってるというのに、指導する立場にあるならそこまでやって当然じゃない? とか言うんだが、となりのラボのPIが持ってきたデータの実験ノート見せろとか言えるわけないじゃん、とかいう話になって夜中にケンカしちまった。
というわけで、笹井氏は責任をもっと取るべきなどと、罪をすべておっ被せようとするのも全く不毛だと思う。
俺が個人的に問題があったと思うのは、理研の小保方の採用の点だったと思う。
小保方がコピペなどしでかさない優秀な候補者であったなら、この青田刈りとも言える人事は非常に功を奏したと言えるだろう。
ただ、同時に今回のように「ダイヤの原石かと見せかけたとんでもないハズレくじ」を理研に引き入れてしまって、とんでもない問題を起こすというリスクも生じる。
ほらアレだ。千と千尋の神隠しでカオナシを引き入れたらカオスになったようなもんだ。
だから、ユニットリーダーにするんであれば、まあもうちょっと審査に時間と手間をかけましょう。というありきたりな結論しか出ない。
僕も記者会見全文と発表資料を読んで同じように思った。 叩き一色でちょっと言い出せない雰囲気だったから同じ考えの人と会えて嬉しい。 生物系の方のようなのでちょっと質問した...