追い上げが投資競馬だって?
冗談は顔だけにしろ!
今も昔も巷では、マーチンゲールとかココモとかモンテカルロとか馬法の方程式とかメビウスの方程式とか・・・。こういった、負けた時に賭け金を増やしていく馬券の買い方、いわゆる追い上げが投資競馬だと言われています。
でも僕、菅田英治は、「負けた時に賭け金を増やしていく買い方は投資じゃない!」と、これまでに何度も警告してきました。
あなたが今までに追い上げをした事があるのなら必ず経験していると思いますが、こういう負けた時に賭け金を増やしていく馬券の買い方(通称:追い上げ)は、コツコツ積み上げてきたほんの少しの儲けが、1回のパンクで一気に全部ぶっ飛びます。
初回の賭け金は、たった100円だったにも関わらず、最終的に失うお金は、数万円、数十万円といった大きな金額になります。今までコツコツと貯めてきたお金が、一瞬でパァーになります。
こんな悲惨な状況を、僕を含めて多くの方が経験してきています。
それでも今なお、“競馬の投資法”って名前が付いた本(情報商材なども含む)が販売されると、その中身は必ずと言っていいほど追い上げです。
世の中に出てくる競馬の投資法は、ほぼ全てが追い上げです。
「これぞ投資競馬だ!」なぁ〜んてタワゴトを言いながら、中身を見たら結局は追い上げです。
本や情報商材にせずに、一人でヒッソリやってれば特に害は無いんです。その人が一人でお金を失うだけですから。
しかし、これまで「追い上げこそが究極の投資競馬だ!」って叫んできた人たちは、それを本や情報商材などにして販売しているんです。何冊も何冊も、名を変え品を変えタイトルを変え、売ってきているんです。
僕は、それは善くないと思うんです。
なぜならその人たちは、その方法では儲からないのを知っていながら、その方法では一気にお金を失うことが分かっていながら、その情報を売ってお金稼ぎをしているからです。
そして彼らは、その情報を売ったお金で、悠々自適な生活を送っています。
自分たちが提唱したその方法で大金を失い、悲しい思いをしている人のことなんて、彼らは考えてもいないんです。自分たちさえ良ければいいんです。自分たちだけが稼げれば、それでいいんです。
彼らは、他人の不幸なんて知ったこっちゃないんです。そんな悪徳・卑劣なヤツラなんです。
5年後から毎年100万円?
実は僕も幾度となく、そんな追い上げにチャレンジして、そして失敗してきました。
「この投資法で馬券を買っていけば、馬券が的中したときには必ず儲かります!この方法こそ投資競馬です!」・・・みたいな言葉に騙されて。
投資競馬とタイトルの付いた本も何冊か買いましたし、投資競馬を全面的にアピールしている高額な競馬商材も買いました。
でも、それらを実行した後は、必ず僕のPAT口座のお金は全て消えていきました。
それでもまた、自分なりにシミュレーションして「今度こそ!」って思って実践して失敗して、またシミュレーションして「今度こそ!」って思って実践してまた失敗して。
何度も何度も失敗して、何度も何度もPATにお金を振り込んで・・・こんなことを繰り返してきました。
こんなことを繰り返しながらも、独自に研究に研究を重ねて、僕はとうとう見つけました。
そして、忘れもしない2004年5月22日の土曜日、僕は満を持して、ある投資競馬をスタートさせました。
元資金は頑張って節約して貯めた10万円。この資金が一体どれだけ大きく膨らむのか?シミュレーションで得た数字では、5年後から毎年100万円の利益が出るハズです。
僕は、期待に胸を膨らませながら、この日以降、週末の競馬開催を楽しみにしていました。
投資競馬1日目。僅かに資金を減らすも、それはたったの600円。投資競馬を実践している予想法の的中率が45%程度になることを、1年間の調査で分かっていた僕にとって、これは想定の範囲内です。
投資競馬2日目。この日はプラス7,670円。前日の負けを一気に回収しました。
ここまでは全て計算通りです。そりゃ当然です。だって、1年間の時間をかけて調査して、何度も何度もシミュレーションをしてきた投資競馬ですもん。失敗する方がおかしい。
この日以降も、この投資競馬は順調に利益を上げていき、投資競馬18日目の2004年7月18日の日曜日が終了した時には、元資金比の200%(10万円が20万円に)を達成!
その後、一進一退を繰り返しながらも、その間一度も元資本金の10万円を下回ることはなく、2004年12月5日の日曜日が終了した時には、280,750円にまで資金が増加。元資金比の280%を達成!
馬券だけで食っていけるかも?
この時はマジでこう思いました。でも、悲劇は突然訪れました。
年を越した2005年の金杯当日。この日、僕にとって信じられない出来事が起こりました。
痛恨の8連敗です。
この8連敗で、はじめに準備していた元資金の10万円と、最期のレースでさらに6万円ほどの資金補填をしたので、最終的には16万円ほどのお金がぶっ飛びました。
実は、この日の朝の段階では、まだプラス3万円の利益が出ていた状態だったので、元資金の10万円と合わせて13万円の資金があったんです。
しかし、このたった1日で、その13万円と、最期のレースで「今度こそ!」って思って補填した6万円とを合わせて、19万円が消えてなくなったんです。たった1日で19万円がぶっ飛んだんです。
これが、追い上げです。8ヶ月間ずっとプラスを出し続けてきたからといっても、たった1日でパンクします。
最期にはやっぱりパンクします。
死のうかと思いました。
パンクは悲惨です。ショックです。
ただ、それでもこの時は、これまでの苦い経験から、きちんと収支表を付けて、そして元資金を決めて実践していたので、まだマシでした。
でも、はじめて追い上げをした時は、本当に悲惨でした。悲惨というか、もう悲劇でした。
だって、「今度こそ!今度こそ当たるだろう!」って投資競馬を続けたことによって、僕の銀行口座に入ってた全ての貯金が、たった1日で消えましたもん。
僕があの1日で失った金額は、ウン十万です。
あの時は、ホントに気が狂いそうになりました。気が変になりました。そして同時に、その投資法を僕に売りつけた販売者を心の底から恨みました。
ただ、パンク自体も悲惨ですが、実は、パンクに至る過程も悲惨です。悲惨と言うよりも、辛いという方が正しいかな?
そう、何が辛いかというと、連敗が続いた時に襲って来る、あの強烈なストレスです。
追い上げは、連敗が続けば続くほど、どんどん賭け金が膨らんでいって、1レースの賭け金が数万円の単位になってきます。
「次のレースを外すとPAT口座のお金が無くなる・・・」こんな窮地に追い込まれた時に、どんな現象が襲って来るのかというと、経験したことがある方なら分かると思いますが、ストレスで胃がキリキリ傷みだします。
そして、普段はお参りに行くこともなければ、まったく信仰していない神様や仏様にお祈りを捧げます。「神様・仏様、次のレースこそは当たりますように・・・」って。
当然、普段まったく信仰していないような人に、神様・仏様が手を貸してくれるハズはなく、願いは叶えられることなく馬券は外れ、PATの残高がスッカラカンになります。
ただ、人間が他の生き物と違うところは、同じ失敗を何度も繰り返さないことです。原因を究明し、更なる進化をとげようと試行錯誤することです。
僕も一応人間なんで、失敗から色々と学び、そして考えました。
あの忌まわしい連敗のストレスから
逃れるのにはどうすればいいのか?
こう考えると、今度はなるべく連敗しない予想法を使って投資競馬を始めます。
しかし、なるべく連敗しない予想法は、得てして的中時のオッズが低いです。対象馬券は複勝馬券で、オッズは1.1倍とか高くても2.0倍とかです。
初回の賭け金が100円なら、1.1倍で110円、2.0倍で200円と、ほんの少しの払戻し金しか得ることができません。
追い上げは、馬券を外した後に賭け金を増やしていくシステムなので、このように連敗しない予想法なら、賭け金が大きくなることがあまり多くありません。
となると、的中した時の利益が、10円とか100円とか、非常に少ない額になります。
連敗を避けた結果、利益が極端に減ることになります。
という事で、なるべく連敗しない予想法を使うことで、今度は逆に、買っても買っても儲からないという新しいストレスが襲ってきます。
だからと言って、初回の賭け金を大きくすると、またあの連敗が続いた時のストレスが襲ってきます。
結局のところ、ストレスは襲って来ることに気付きます。
こんなことをやっていると、次にこんな新しいアイディアを思い付きます。
「連敗した時の賭け金が大きくなりすぎるからストレスになるんだ!だったら・・・」
賭け金が大きくならないように
工夫すればいいんじゃないの?
このアイディアから、緩やかに賭け金が増えるシステムを考案します。
その為に、今度は特殊な計算式が登場します。そして、その特殊な計算式に、締め切り直前のオッズを代入して、1レースの賭け金を算出して馬券を買います。
ただ、この作業は非常に大変で、いつも大慌てになりながら馬券を購入することになります。またこの方法は、丸々1日パソコンの前から離れることができないことが多いです。
なぜなら、締め切り直前のオッズが必要になるからです。締め切り直前のオッズで買わないと、利益が出ないことがあるからです。
前のレースで何らかのトラブルが発生して、発走時間が遅れたりしたら大変です。なぜなら、次に買うレースは、すでに締め切り5分前になっているからです。
早く馬券を買わないといけないけど、いくらの金額で馬券を買うかは前のレースが終わって払戻し金が確定しないと決まらない。これが凄いストレスになります。
さらに次のようなデメリットもあります。
こういう方法の場合は、少々オッズの高い予想法を使います。オッズの高い予想法は、裏を返せば的中率の低い予想法です。的中率は10%とか高くても20%とかです。
的中率20%の予想法って言ったら、20連敗とかは平気でするし、30連敗も1,000回に1回ぐらいします。
(ここで余談ですが、2006年1月5日〜2008年12月28日の3年間の計10,358レースにおいて、1番人気馬の単勝率は、32.5%でした。ただ、そんな1番人気馬であっても、その3年間に、19レース連続で1着にならなかったことが1回、17レース連続で1着にならなかったことが1回、16レース連続で1着にならなかったことも3回ありました。32.5%の確率で1着に来ている1番人気馬でさえも、実際にはこんなに長期に渡って連敗をするんです。)
こうなると、いくら緩やかに賭け金が増えるシステムにしたからと言っても、連敗が続けばやっぱり賭け金は徐々にとは言え大きくなっていきます。そして最終的には資金が尽きてパンクです。
結局は一緒です。連敗が続けば、賭け金が雪だるま式に膨らんでいくことに変わりはありません。そして、あのとんでもないストレスが襲ってくることは確実です。
ここで僕は考えました。
こんな方法が本当に
投資と言えるのだろうか?
そもそも、なぜ負けた時に賭け金を増やしていく買い方が、投資競馬と言われてきたのでしょうか?
僕は、2つの理由があると考えています。
1つ目は、追い上げというのは、机上論では決して負けないからです。ここで大事なのは、あくまでも机上論だという事です。
資金が無限にあって、その無限の資金を投じてもオッズが変化しなければ可能ですが、残念ながら競馬は投入資金によってオッズが変化します。
何十連敗しても大丈夫な資金があったとしても、その資金を投入することで、買った馬券のオッズが下がります。自分で馬券を買ったために、オッズを下げてしまうんです。
そして、結局は思惑通りの回収ができなくなります。自分で自分の首を絞めるってことは、まさにこういうことです。
でもその前に、そもそもそんな莫大な資金は持っていません。そもそも僕らの資金は有限なんです。
PATに入っているお金は、3万円とか10万円とか、所詮そんなもんです。
ですので、机上論だろうが現実論だろうが、どっちにしろ、追い上げをするのは最初から無理なんです。
結論を言うと、追い上げを成功させるには、
(1)資金が無限にあって
(2)連敗が続いた後に莫大な資金を投入してもオッズは決して下がることは無い
という、この2つの非現実的な要素が必要なんです。
ですので、机上論では決して負けない追い上げは、実際には成立しません。で、結果的に儲けることはできません。
儲かりそうに思うのは、机上でデータとにらめっこしている時だけです。エクセルで自動計算させた時だけです。
2つ目に、賭け金が自動的に決まることで、購入金額を決めることに悩む必要が無くなるということがあります。
これは確かに嬉しいことです。なぜなら、賭け金を自動的に決めてくれるシステムがあれば、馬券を買っている僕らの悩みの一つが消えるからです。
その悩みは、「一体、このレースにいくら賭けるべきなのか?」ってことです。
例えば、あなたのPAT口座には3万円入っています。では、あなたは1レースに一体いくら賭けますか?
また例えば、あなたは、的中率40%で回収率130%の予想法を入手しました。早速、今日からその予想法を使って買い目を出して馬券を買おうと思っています。さっきと同じく、あなたのPAT口座には3万円入っています。
さて、あなたは1レースに一体いくら賭けますか?
投資競馬の突然変異!?
このように質問されて、明確な答えが出せる方は、多分、そう多くないと思います。
ですので、次のレースにいくら賭けるのかを自動的に決めてくれるようなシステムがあれば、非常にありがたいことなんです。
なので、これに関しては、僕も全く異論は無いです。
人によっては、予想法で買い目をシステム的に決めているという方も多いと思いますが、予想法に加えて、賭け金を自動的に決めてくれるシステムがあれば、馬券で儲けていくこと全てがシステム的になります。
ただし、その賭け金を決めるシステムが、追い上げではダメだということです。
そのシステムを追い上げにするから、「競馬に投資法なんてねーよ!やっぱ均等買いでしょ!」ってところに落ち着きます。そして、投資法っていう言葉が付いた時点で、「ウサン臭せー!」ってことになります。
でも、もし追い上げではなく、賭け金を自動的に決めてくれる投資法があるとしたら、そのシステムを知りたくないですか?
実は、あるんです。
その投資法は、追い上げとは正反対の方法です。全てが真逆の方法です。
そして、その投資法は、万人が実践できるようにきちんと体系立てられていて、誰もが実践できる一定のルールがあり、数限りなくある予想法の分析や、シミュレーションにも使える収支表までもを完備しています。
この投資法があれば、予想法によっては、PAT口座にたった500円入っていれば投資競馬を実践することが可能です。そして、そのたった500円を基に莫大な利益を挙げることも可能です。
また、ほぼ全ての予想法に適応しますので、今、あなたが使っている予想法で今日から投資競馬を実践することが可能です。
この後、3つの具体的な予想法を使って、その投資法の威力をお見せします。
均等買いをした場合の純利益と、この投資法を使った場合の純利益の差に注目してご覧ください。
|