優子、麻里子…「リクアワ」サプライズ出演の緊迫舞台裏

当初出演予定はなかった大島優子

「ＡＫＢ４８リクエストアワーセットリストベスト２００２０１４」が６日、さいたまスーパーアリーナ（埼玉）で行われ、６月にＡＫＢ４８を卒業する大島優子（２５）や卒業メンバー篠田麻里子（２８）らがサプライズ熱唱。豪華メンバーが共演した舞台裏を探ると、緊迫した模様が伝わってきた。

　ファンのどよめきが起きたのは、２７位に選ばれた「上からマリコ」で“ＯＧ”篠田がセンターで登場した時だ。自身初のセンター曲にサプライズ参加した篠田は、「今日は呼んでくれてありがとう！　私のこと覚えてくれていますか〜。これが本当の『上からマリコ』です！」と笑顔で叫んだ。

　その後、さらに大きな声援を浴びたのが、卒業間近の大島だった。自身のソロ曲「泣きながら微笑んで」は１３位。出演予定のなかった本人が突如登場し、肩を出した白のロングドレス姿で熱唱した。歌い終わった後は「ありがとうございました」とだけ言い残した。

　ＡＫＢ楽曲へのリクエスト投票が締め切られた昨年１２月２７日の時点で、大島は卒業を表明していなかった。今回の“サプライズ出演”は、ファンの期待に応えるため本人が決意したという背景もあるようだ。

　また、ある芸能プロ関係者は「もし国立競技場での卒業セレモニー（３月３０日）が悪天候で中止にならなければ、大島は今回出演しなかったはず」と指摘し、こう続ける。

「セレモニーが中止になる前から、今回のリクアワ出演のオファーを大島サイドは受けていたようですが、大島自身は秋葉原の劇場での卒業公演を除いて『卒業セレモニーの後はアイドルとして歌ったり、踊ったりはしない』と決めていたと聞きます。ただ、まさかの中止に…。それでリクアワ出演を了承したんです」

　ファンにとっては、東京・味の素スタジアムで代替開催になった卒業セレモニー（６月８日）まで、引き続き大島の“優姿（雄姿）”を見たいところだが、出演は今のところ白紙だ。同関係者によれば「今回の大島の出演も、一部メンバー以外は知らず、若手メンバーは“え！？　まさか大島さん出てるの？”と隠れて見ていたほど。これから卒業まで、大島が表舞台に出てくる可能性はほぼゼロ」という。

　さらに別の芸能プロスタッフは、サプライズ出演した篠田の“緊迫感”を明かす。「大きなグラサン姿で会場入りし“芸能人オーラ”全開で、一部メンバー以外は声を掛けるのはおろか、近付くこともできなかった。現役メンバー時代は、スタッフやメンバーを厳しく叱責するプロ根性から『裏番長』と呼ばれるほど恐れられてましたしね」。実際、篠田がキャプテンを務めていた元チームＡメンバーは、緊張感あふれる姿が見られた。

　ただ、前出関係者に言わせれば、「大島や篠田のような存在感あるメンバーが、今のＡＫＢにいないのが痛手」とのことだ。