次代エース制した！こじまこセンター「清純フィロソフィー」１位

　サンケイスポーツがオフィシャルペーパーを務めるＡＫＢ４８の「リクエストアワー　セットリストベスト２００」の後半が６日、さいたまスーパーアリーナで行われ、現チーム４初のオリジナル曲「清純フィロソフィー」が初登場１位に輝いた。次代を担う小嶋真子（１６）ら“三銃士”は大舞台での披露に感激し、卒業を控える大島優子（２５）も登場。２時間半の休憩を挟む約１０時間半の長丁場で１０９曲を歌い踊り、計３万６０００人をわかせた。

　上位５０曲中、３０曲が初登場と“新しい風”が吹いたリクアワ。世代交代の幕開けを告げるかのように、若手主体の現チーム４の「清純−」が全６６１曲の頂点に立った。

　「初めての曲ですごく思い入れもありますし、歌詞とか曲調も大好きなのでうれしいです」

　バックステージでサンケイスポーツの取材に応じたセンターの小嶋は、こじまこスマイル全開。ファンから三銃士と呼ばれ、ともに活躍する岡田奈々（１６）、西野未姫（１５）も喜んだ。

　同曲は現チーム４唯一のオリジナル曲で、勢いあるチームにピッタリな明るいポップス。派生ユニット、てんとうむＣｈｕ！の「君だけにＣｈｕ！Ｃｈｕ！Ｃｈｕ！」が４３位、研究生時代の代表曲「ＬＯＶＥ修行」が１５位と三銃士が絡む楽曲が大健闘し、期待の高さが票につながった。

　現チーム４は昨年８月、峯岸みなみ（２１）と三銃士を含む１３、１４期生研究生１６人で結成された。半年後の今年２月に大組閣があり、こじまこのチームＫ異動などが決定。投票は昨年１２月末に締め切られているが、現メンバーで同曲を見たいというファンの熱い思いも通じたようだ。

　一昨年１０月に解散した初代チーム４の「走れ！ペンギン」がファンの後押しで昨年１位になっており、“チーム４”が連覇したことになる。

　キャプテンの峯岸は「最後にこんなに大きなサプライズがあるとは思っていなくて…すごく、うれしいです」と涙をこらえて、あいさつ。こじまこも「１位で、こんなたくさんの人の前で歌えるなんて思っていなくて…本当にありがとうございます」と目頭を熱くした。

　最初で最後のリクアワ１位のステージに立った１６人。大きな経験を糧に、ＡＫＢ新時代を切り開く。