早すぎる開花に奇妙な花…「宇宙桜」の謎に科学者ら当惑

2014年04月15日 16:17 発信地:東京 【写真】 【ブログ】
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岐阜県岐阜市・願成寺(Ganjoji)で開花した「宇宙桜」。中将姫誓願桜保存会(Chujo-Hime-Seigan-Zakura Preservation Society)提供(2014年4月3日撮影)。(c)AFP/CHUJO-HIME-SEIGAN-ZAKURA PRESERVATION SOCIETY

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■宇宙線で種が変化?

 同プロジェクトを手掛けた民間企業、有人宇宙システム(Japan Manned Space Systems Corp)の冨岡美穂(Miho Tomioka)氏によると、桜の種は、子どもたちに種を採らせ、それが宇宙から帰ってきてどう成長するかを学ぶ教育文化事業の一環として、ISSへ送られた。願成寺の桜は「私たちの予想では10年後、その子たちが成人する頃に咲くと思っていた」という。

 同プロジェクトに参加した筑波大学の富田-横谷香織(Kaori Tomita-Yokotani)講師は、この宇宙の謎に当惑しているとAFPに語った。「宇宙の環境にさらされたことで何らかの影響を受けた可能性はゼロではない」

 植物生理学を研究する同講師は、比較対象となる木々がないため、願成寺の桜がなぜ早く成長したか説明するのは難しいと説明している。「より大きい宇宙線にさらされたことで、発芽や全体の成長が早まることが起きた可能性はもちろんあります」。ただ、「科学的に見るならば、分からないとしか言えない」という。(c)AFP/Shigemi SATO

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