就職活動がうまく進まなかった翔子は、就職浪人も覚悟し
フリーターの仕事をアルバイト誌で探したが思ったような収入が見込めず困り果てていた。
「このままだと、せっかく始めた一人暮らしもアウトになっちゃう・・」
アパートの敷金などを親に工面してもらい、ようやくの事
かねてからの念願であった一人暮らしを始めた翔子は、焦る日々が続いていた。
そんなある日、コンビニで買い物を済ませた翔子は、電柱に張られた求人広告を眼にした。
そこには、急募と大きく書かれた紙には月給と仕事内容と連絡先が書いてあった。
「これだけ月給があれば・・全然大丈夫なんだよね・・」
「一般事務か・・私にも出来るかな?年齢も30才までとあるから・・・私でも大丈夫かも」
アパートに戻った翔子は、携帯でその会社に電話すると
履歴書を持って来社してほしいと言われ、指定された日に翔子は会社に行った
小さい電機会社は、翔子が思っていた以上にこじんまりとして、郊外に存在していた。
事務所には、自分の父親と同じくらいの年代の中年男性ばかりが
どかっと大きな尻を椅子からはみ出させてそれぞれのデスクで作業をしていた。
女性社員の影姿がまったく無いのに、翔子はふと違和感を感じたが
すぐにこれから行われる面接に意識を集中させていった。
3日後、翔子は中年男達のむさくるしい事務所の中で働いていた。
男達も、可愛らしい翔子の容姿に不器用ながらも気使いし、何かと手助けしていた。
中年男達に囲まれて働く日々に少しの不安を覚えていた翔子であったが、
次第に慣れ始め最近では、ときおり会社の帰りに皆と居酒屋に寄ることもあった。
いつもは優しい姿勢で接してくる男達も、酒が回るにつれ
翔子の若い容姿に興味がむき軽いセクハラ的な会話も飛び出していた。
最初は、嫌悪感を覚えた翔子であったが軽く受け流す話技を身に付け、
曖昧な返事を繰り返し男達の好奇な視線から切り抜けるようになっていた。

「これで大丈夫かな・・・。」
洗面台に掛かった鏡の前で裾の乱れをチェックした翔子は部屋をあとにし、
トントンと軽い音を立てて階段を降り宴会の開かれる広間へと向かった。
「遅れて・・」引き戸をあけて遅れた事をお詫びしようとした翔子の声を遮るように
すでに待っていた男達から歓声があがった。
「我らが翔子チャンも揃ったことですし・・・始めましょうか?」
幹事をまかされた男が皆に向かって声を掛けた
「じゃあ・・みなさ〜ん!!乾杯!」
男達にまじって少なめにビールが入ったコップを翔子は持ち上げて手を叩いた。
しばし、男達はお互いに酒を注ぎあい楽しそうに笑声をあげ、卓狭しと用意された肴をつついていった。
翔子も両隣に座った男達と会話を弾ませながら料理を口に運び
生まれて初めての社員旅行の宴を楽しんでいた。
そのうち、誰も彼もが同様に顔を赤く染めて、楽しい酒に酔い浸っていった。
男達はビール瓶を片手に翔子の席に近づいて、何やら言葉を掛けながら
翔子のコップに注ぎ入れ翔子がそれを飲み干すと満足気に自分の席に戻っていった
酒に弱い翔子は、本当は断りたくて仕方無かったが一度飲み会の席でお酌された酒を
飲まなかった事があり、その事を根に持った男から次の日からしばらく
何かと嫌味のように言われたのが頭にあるので、渋々つくり笑顔で注がれたビールを飲み続けた。
ステージでは、ダミ声をマイクに反響させながら演歌を歌っている男達の姿があった。
騒音のような歌声が部屋に響くなか、男達の誰もが酔っ払って騒いでいた
「翔子チャンは・・23だっけか・・」
すでに目まで充血するほど酔っている男が翔子の席の前にデンと腰を降ろし酒臭い息を吐きながら言った。
「はい。。23です」
「わっかいね〜・・」
そう言って男は、日本酒を翔子のグラスに注いでいった。
「あ・・日本酒は私・・」
翔子は慌てて男に向かって手を振ったが、男はお構い無く翔子のグラスに日本酒を満たした。
「さぁ・・飲んで?」
男は声を裏返しながら、ニヤリとした笑みを浮かべ翔子の答えを待った
(・・・ど・・・どうしよう・・こんなに飲んだら完全に酔っちゃう)
困ってる翔子の前にもう1人男が腰を降ろし2人で結託して翔子の事を煽った。
「飲めないかい・・おじさんの酒だから・・」
「いいえ・・そうじゃないんですけど・・私、お酒に弱いから・・こんなにいっぱい・・」
「とかなんとか言って翔子チャン、俺の事嫌いだから飲まないんでしょ・・」
「そ・・そうじゃないんです・・」
「じゃあ・・飲んでみせてよ・・これからも一緒にチ〜ムワ〜クを組んで行く仲間としてさ〜・・」
「仲間のしるしとして・・グィッと空けてよ・・」
後に引けなくなった翔子は、コップを握った。
なみなみと入った酒を目にしてかなり気持ちが萎えたが、縁に小さな唇を当てるとコップを傾けた
強い酒臭が鼻腔と喉奥に流れ込み翔子は目を閉じ顔をしかめながら飲んでいった。
「・・・・・・ぅっ」
飲み終えた翔子は少し喉を鳴らした。
「イヤイヤイヤイヤ・・すごいすごい・・」
男達は大声を放ちながら拍手をし、目をしばかせている翔子の
細く柔らかい手を握り何度もお礼を言いながら腕を振ると満足気に己の席に帰った。
「いや〜翔子チャンすごいね〜」
一部始終を見ていた両隣の男達は、そう言いながら再び翔子のグラスに日本酒を注いだ。
「じゃあ・・カンパイだ・・カンパーイ」
翔子は言われるままにグラスを持ち上げるとグラスに注がれた酒を口にした。
そのうち翔子は意識が遠のいたり戻ってきたりの状態に陥っていた。
思考回路が働かないまま、やってくる男達の姿に顔を向け、言われるままに酒を口にしていった。
酒の味さえ感じず、ただ注がれた液体を体内に入れていくようになっていた
翔子の体は不安定に左右に少し揺れていた。
給仕していた係の者達も、去り自分らだけになった男達は、いつしか翔子を囲むように集まっていた。
「ほら・・翔子チャン・・お水」
男の1人が透明の液体が入ったコップを翔子に差し出した。
頭が完全に働かなくなっている翔子は受け取ると疑うことなく中の液体を飲んでいった。
「ちがうぅ〜・・これ〜お酒らもん・・」
口が回らない翔子はニヤついてる男に向かって言うと、
はぁ〜と大きく天井を向いて目を閉じて深い息を吐いた
「そろそろ・・ここの時間が終わるな・・」
「部屋で飲みなおすか・・こっそりと持ち込んだから・・ヒヒヒッ」
「ああ・・そうするか・・」
翔子もうつろな頭で宴会が終わりというのを耳にして立ち上がろうとしたが、
踏ん張りが利かずに再びストンとその場にしゃがみこんだ
「歩けないな・・これじゃ・・」
「おんぶおんぶ・・おんぶしてやれよ・・」
男達の騒ぐ声が頭の中でグルグルと回っていた翔子は
男達によって支え持ち上げられて、背中を突き出した男の背に覆いかぶされた。
「ヒヒヒッ・・翔子チャンのおっぱいが背中に当たる〜」
翔子をおぶった男はニヤつきながら、翔子の両足をかかえると廊下を出て行った。
密着した胸の感触が自分の背に伝わっている恥ずかしい感情を声に出そうと翔子はしたが口が回らずにいた。
翔子をおぶった男の背後に他の男達はついてまわり、
浴衣から浮き上がってくる翔子の丸い尻の輪郭を眺め見て、ときおり、さっと尻を撫でていた
「やめ・・て〜」
声にならない声を出して翔子は抵抗を試みたが、男達は
歓声をあげながら無防備になっている翔子の尻を撫で回していた。
やがて、翔子は男達が泊まることになっている部屋へと連れてこられていた。
男達は、ボストンバックに忍ばせていた酒ビンを取り出すと
部屋の中央にあった座卓を端に寄せて宴の場をつくった。
湯のみに豪快に日本酒を注いでいった男は、当然のように翔子の前にも差し出した。
土壁に背中を当てて両方の足を伸ばして畳に投げ出した翔子の頭は下がったままだった。
「ほら・・翔子チャン・・2次会スタートだよ・・乾杯だ」
隣に座った男は翔子の浴衣に包まれた細い肩を掴んで揺さぶり、意識が遠のいている翔子を促した。
翔子はまぶしそうに目を細めながら、波状に歪んだ部屋の光景を眺めながら、乾杯をした。
お互いの湯のみに酒を注ぎあった男達の興味は、すぐに翔子に向かっていった。
「翔子チャン・・・酔っ払っちゃったかな〜・・・ははははっ・・」
子供向けの言葉使いをしながら、翔子の顔を赤ら顔をした男が覗き込んできた。
「もう・・翔子チャンは、お寝むの時間でちゅかぁ?」
「う・・・う〜ん」