http://news.xin.msn.com/en/world/s-korea-ferry-with-450-passengers-sinks-1
高校生が大部分を占めるおよそ450人の乗客とともに水曜日に南海岸で沈んだ から乗客を救助した。
これ、元はマルエーラインの「フェリーなみのうえ」だったんですよね・・・・。
奇しくも熊野灘で傾斜して転覆した同じマルエーのフェリーありあけと同じ運命をたどったとは・・・(滝汗
ですが、発端は座礁かなにかだとしても、転覆、沈没まで至ったのは無理な改造と積みすぎによる復元性や凌波性の低下があるんじゃないでしょうか。
2012年9月に朝鮮に売船された後、総トン数が6586GTから6825GTに増えてデッキが増設されて、定員804名から921名、積載量もトラック60台/乗用車88台だったのが130台に無理な増設がされています。
http://www.marinetraffic.com/jp/ais/details/ships/9105205/
http://www.businessweek.com/news/2014-04-15/passenger-ship-carrying-447-is-sinking-off-s-dot-korean-coast
後付けでこのような魔改造をしますと、設計時より喫水線より上に重量物が増えますので当然重心が高くトップヘビーになりまして、GM値が少なくなり復元性が悪くなります。
しかも沈没時には150台の車を積んでいた( The ferry manifest included 150 cars. )とか。
魔改造で無理やり増やした積載量をも上回る過積載をしていたら、さらに不安定だったことでしょう。固縛もちゃんとしていたのかしら。
元記事の写真をみますと、本来の姿よりファンネルの後ろに客室が一層丸々増設されています。
マルエー時代は
(直リン失礼します) http://www.geocities.jp/newkiyose/naminoue.html
となっていました。
一番上に無理やり増設してるんだから、そりゃ上が重くなりますよ・・・。さらに過積載ですし。
左に傾いて転覆したといってますが、そりゃ、座礁か衝突かなにかわかりませんが、一度傾きだしたら、あたまでっかちで復元性悪くなってますからそのまま転覆するでしょう・・・・。
とりあえず368人、大部分の人は救助されたみたいでよかったですが、行方不明者の方が早く救助されて無事助かることを謹んでお祈り申し上げます。
逆に、残念ながら2人亡くなってしまいましたが、これだけの人数が乗っていてほとんど助かったのは、紫雲丸事件などを考えますと、不幸中の幸いというべきでしょう。
一気に沈没したのではなく傾斜が拡大して沈没するまでに猶予があったのと、近海で救助の到着が間に合ったのと、避難誘導などが的確だったのではないかと。(座礁させた航海士は問題ですが)船員さんの避難誘導や救助に携わった方は称えられていいとおもいます。
この状況ですと、船が沈む渦に巻き込まれるのもあるんですが、横倒しになって海面下になったファンネルが怖いんです。機関室まで直通でして、広い空間とつながっているわけですから、 ファンネルを通して海水がドドドドっと機関室に流れ込むときに、周りに漂流している人間もろとも吸いこんでしまうんです(滝汗
海猿2作目の仙崎さんが長電話をしたあと、要救助者を抱えて片手で上っている途中で流されたのは角度的にちょっと大げさな描写とは思いますが(上に登ってっているならファンネルは海面についてませんよね?逆に海水が入ってくる状況ならほぼ横向きになっているはずです・・・)、ファンネルを通して海水が流れ込むという状況は発生するんです(滝汗
また、これだけ傾斜すると救命ボートが定員に対して十分な数あったとしても片舷のボートが下せませんから、全員が乗りきれない可能性があります(滝汗
> S. Korea ferry with 450 passengers sinks
南朝鮮のフェリーが450人の乗客とともに沈没
南朝鮮の沿岸警備隊の船とヘリコプターは、損傷したフェリー> South Korean coastguard vessels and helicopters pulled passengers off a stricken ferry as it sank Wednesday off the southern coast with around 450 passengers on board -- mostly high school students.
> The ferry manifest included 150 cars.このフェリーの積み荷には150台の車が含まれていた
これ、元はマルエーラインの「フェリーなみのうえ」だったんですよね・・・・。
奇しくも熊野灘で傾斜して転覆した同じマルエーのフェリーありあけと同じ運命をたどったとは・・・(滝汗
ですが、発端は座礁かなにかだとしても、転覆、沈没まで至ったのは無理な改造と積みすぎによる復元性や凌波性の低下があるんじゃないでしょうか。
2012年9月に朝鮮に売船された後、総トン数が6586GTから6825GTに増えてデッキが増設されて、定員804名から921名、積載量もトラック60台/乗用車88台だったのが130台に無理な増設がされています。
http://www.marinetraffic.com/jp/ais/details/ships/9105205/
http://www.businessweek.com/news/2014-04-15/passenger-ship-carrying-447-is-sinking-off-s-dot-korean-coast
> Coast guard footage showed the 6,825-ton ferry submerged with only its bow visible 20 kilometers (12 miles) from Byeongpoong island off the southwest corner of the Korean peninsula.
> The ferry can carry as many as 921 passengers and 130 vehicles traveling between Incheon and Jeju Island. Chonghaejin Marine operates two vessels on the Incheon-Jeju route as well as two other services in the southern coastal area, according to the company’s website.
後付けでこのような魔改造をしますと、設計時より喫水線より上に重量物が増えますので当然重心が高くトップヘビーになりまして、GM値が少なくなり復元性が悪くなります。
しかも沈没時には150台の車を積んでいた( The ferry manifest included 150 cars. )とか。
魔改造で無理やり増やした積載量をも上回る過積載をしていたら、さらに不安定だったことでしょう。固縛もちゃんとしていたのかしら。
元記事の写真をみますと、本来の姿よりファンネルの後ろに客室が一層丸々増設されています。
マルエー時代は
(直リン失礼します) http://www.geocities.jp/newkiyose/naminoue.html
となっていました。
一番上に無理やり増設してるんだから、そりゃ上が重くなりますよ・・・。さらに過積載ですし。
左に傾いて転覆したといってますが、そりゃ、座礁か衝突かなにかわかりませんが、一度傾きだしたら、あたまでっかちで復元性悪くなってますからそのまま転覆するでしょう・・・・。
とりあえず368人、大部分の人は救助されたみたいでよかったですが、行方不明者の方が早く救助されて無事助かることを謹んでお祈り申し上げます。
逆に、残念ながら2人亡くなってしまいましたが、これだけの人数が乗っていてほとんど助かったのは、紫雲丸事件などを考えますと、不幸中の幸いというべきでしょう。
一気に沈没したのではなく傾斜が拡大して沈没するまでに猶予があったのと、近海で救助の到着が間に合ったのと、避難誘導などが的確だったのではないかと。(座礁させた航海士は問題ですが)船員さんの避難誘導や救助に携わった方は称えられていいとおもいます。
この状況ですと、船が沈む渦に巻き込まれるのもあるんですが、横倒しになって海面下になったファンネルが怖いんです。機関室まで直通でして、広い空間とつながっているわけですから、 ファンネルを通して海水がドドドドっと機関室に流れ込むときに、周りに漂流している人間もろとも吸いこんでしまうんです(滝汗
海猿2作目の仙崎さんが長電話をしたあと、要救助者を抱えて片手で上っている途中で流されたのは角度的にちょっと大げさな描写とは思いますが(上に登ってっているならファンネルは海面についてませんよね?逆に海水が入ってくる状況ならほぼ横向きになっているはずです・・・)、ファンネルを通して海水が流れ込むという状況は発生するんです(滝汗
また、これだけ傾斜すると救命ボートが定員に対して十分な数あったとしても片舷のボートが下せませんから、全員が乗りきれない可能性があります(滝汗