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kojitakenの日記

2014-04-13 松本清張『眼の壁』と長野県の部落差別問題

2012年の「STAP細胞」米国仮出願の発明者に「笹井芳樹」の名前はなかった

STAP細胞」の件、小保方晴子記者会見があった日に公開した、「STAP細胞」の国際特許出願について書いた記事*1アクセス数が非常に多かったが、実は私自身、特許制度にさほど詳しいわけではない。ただ、以前、仕事で特許出願や異議申立などに関わった経験を少々持っていたから、それをもとに推測の記事を書いた次第である。

だがこの件、調べれば調べるほど、笹井芳樹理研への疑惑が深まる。

ついさっきも、大きな疑問に行き当たった。

それは、昨年(2013年)の「STAP細胞」国際特許出願には、優先権主張がされていたのだが、それは一昨年(2012年)に米国特許庁に提出された仮出願であり、その仮出願の発明者には「笹井芳樹」の名前は入っていなかったという事実である。このことは、ネット検索で行き当たった下記記事によって知った。

この記事によると、一昨年の米国特許仮出願の発明者は下記の通りだった。

  1. Charles.A.Vacanti
  2. Maritin.P.Vacanti
  3. Koji Kojima
  4. Haruko Obokata
  5. Masayuki Yamato
  6. Teruhiko Wakayama

それが、昨年の国際特許出願の発明者は下記のようになっている。

  1. VACANTI CHARLES [US]
  2. VACANTI MARTIN [US]
  3. KOJIMA KOJI [US]
  4. OBOKATA HARUKO [JP]
  5. WAKAYAMA TERUHIKO [JP]
  6. SASAI YOSHIKI [JP]
  7. YAMATO MASAYUKI [JP]

なぜ、米国特許仮出願の翌年に行われた国際特許出願の段階で、初めて笹井芳樹の名前が発明者の中に入ったのか。

この一件、バカンティと笹井芳樹、そして理研に突っ込むことなくして、真相は解明できないと思う。小保方晴子の責任は、それはそれできっちり追及されるべきではあるが、疑惑の本丸小保方晴子ではない。そう私は直感する。

badgebadgebadgebadge 2014/04/14 08:23 iPSの山中氏の国会発言や東大医科研の上氏の小保方批判にしても現世的利害の衝突が感じられるんですよね。不必要な関説や攻撃が臭う。
ま、資本の政府の学術振興は、あくまでも産学共同による企業利潤や「国益」が優先されるから当然でしょうがね。資本の国家には、考古学や古生物学のようなカネ儲けに結びつきにくい学問分野に「投資」する動機は希薄なんでしょう。
国民教育の目的にしたって、企業戦士調達のための「人材」の育成でしかなく、人間能力の発達などではないから、当然といえば当然か。

nesskonessko 2014/04/14 12:09 ネット上でちょっとでも小保方の肩を持つようなことをつぶやくと「STAP細胞はあります!」発言を信奉している人と見られてしまうので困るのですけれどね(理工系特有の鈍感さってあるねえ、と実感)
私は、理研に対して小保方が自分の立場から反論したいことがあれば反論するのは、していい、と思いますから。むしろいい機会だから徹底的にやればいいのでは。
並べると怒られそうだけれども、佐村河内だって、テレビ番組や出版に関わった人には言いたいことがあるでしょう。それと同じですよ。都合が悪くなると「だまされました」で逃げるなよ、と。

一部では小保方に暴露本を書かせようという動きも出ているようですね。
今回の騒動は、自然科学の研究も人間がすることだし、科学的な評価も人間が判断していることなので、そのせいで生じるもやもやしたものはつきまとう世界だというのが広く知らしめられたのは、いいことなのじゃないかともいえるし。

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