全国各地のご当地魔法少女と力を合わせ、日本を覆うケガレを祓え!
スマホアプリ、アニメなど大型クロスメディア展開を行なう「魔法少女大戦」プロジェクト。
制作者インタビューとともに、基本プレイ無料のPS Vita版『魔法少女大戦ZANBATSU』の見どころを徹底紹介!!
黄泉比良坂に封じられた伝説の邪龍が、再び目を覚ます──。
人に災いを振りまく“マガツヒ”を祓うため、望むと望まざるとに関わらず魔法少女になった47人の少女たち。プレイヤーは「榊天音」を操作し、魔法少女たちと力を合わせ、全国各地を浄化していく。
47都道府県のご当地魔法少女と数々のミッションに挑む、基本プレイ無料ゲーム『魔法少女大戦ZANBATSU』。“マガツヒ”に蝕まれた地で巨大敵を倒せば、ご当地の名物をゲット。魔法少女たちに名産品をプレゼントすると、親密度がアップして戦いが有利になる上、個別ストーリーも進行する。全国各地を転戦し、日本全土の完全浄化を目指せ!
見どころは、何と言っても47都道府県のご当地魔法少女! イラスト投稿サイト「pixiv」で開催したイラストコンテスト優秀作品をベースに、アニメ制作会社「NOMAD」がデザインをブラッシュアップしている。コスチュームや武器にも、ご当地感が反映されているので細部までチェックしたいところ。地元愛にあふれた言動も見逃せない
基本プレイ無料だが、遊びごたえは十分すぎるほど。中でも、巨大敵を討伐するアクションパートは超本格的。武器と魔法を使いわける多彩な攻撃、敵の属性に合わせた攻撃を選ぶ戦術性、ジャンプや振りおろしなどの組み合わせによる華麗なアクションを、シンプルな操作で味わえる。
──『魔法少女大戦ZANBATSU』が誕生した経緯についてお聞かせください。
千葉:このゲームは、「魔法少女大戦」というプロジェクトから派生したPS Vitaタイトルです。2012年、オタクカルチャーに強い「2.5次元てれび」とイラスト投稿サイト「pixiv」が、「47都道府県のご当地魔法少女」をテーマにイラストコンテストを開催しました。その際、弊社では優秀作品を集めたイラスト設定資料集の制作をサポートしたんです。そのご縁で、『魔法少女大戦』のiOSアプリとブラウザゲームを制作することになりまして。今回の『魔法少女大戦ZANBATSU』は、このプロジェクトのゲーム第3弾です。4月からはGAINAXさん制作のアニメもスタートします。
──新たなプラットフォームに、PS Vitaを選んだのはなぜでしょう。
千葉:実は、iOSアプリと並行してPS Vita版の企画を進めていました。iOS版は、タッチ操作で手軽に遊べるシューティングゲーム。まずはキャラクターを知ってもらえるよう、サクッと遊べるアプリにしました。一方、コアなゲームユーザーにガッツリ遊んでもらうために作ったのがPS Vita版。このハードなら、濃いユーザーさんに手に取って頂けると思いました。手軽に遊んでもらえるよう基本プレイ無料にしましたが、アクションパートはしっかり作り込んでいます。
──ゲームの流れについて、簡単に教えてください。
千葉:全国各地の魔法少女と協力し、アクションパートで敵を倒します。するとご当地の名物がもらえ、それを魔法少女に渡すと親密度がアップ。その女の子固有のサブシナリオが見られたり、アクションパートでサポートしてくれる時の攻撃力が上がったりします。これらを繰り返すことで、メインストーリーが進んでいきます。
- 主人公:榊 天音(さかき あまね)
CV:池澤春菜 - 記憶喪失で自分の事は何も覚えていない。大きな使命があるのは覚えているがそれが何かも解らない。同じく記憶喪失の御先神(みさき)の「山田」とともに魔法少女として旅をする謎の少女
- 御先神(みさき):山田(やまだ)
CV:浪川大輔 - 天音につき従う、やはり記憶喪失の御先神(みさき)。立ち振る舞いは軽く、チャラチャラしており、可愛い女の子に対するセクハラは日常茶飯事。その際の天音のツッコミ(折檻)はだいぶすごい。「〜ッス」が口癖。
- 魔法少女:稲田 真姫(いなだ まき)
CV:加藤英美里 - 天音と山田の前にたびたび現れる魔法少女。天音と同じく何か目的があって日本全国を旅しているようだが……。
──ゲーム性について詳しく教えてください。主軸となるアクションパートの特長は?
二ノ宮:操作はシンプルですし、バトルフィールドも3Dではありますが円環状になった2Dに近いステージです。武器で斬る、魔法を撃つというわかりやすいアクションなので、すぐに遊べて、爽快感を味わってもらえると思います。
千葉:なおかつ、慣れてくれば奥深さも感じて頂けます。ジャンプしながら下キーを押して攻撃などいろいろなアクションがありますし、武器によって操作感も変わります。自分がしっくりくる武器を探す楽しみも味わえます。
──難易度はいかがでしょう。
二ノ宮:序盤のミッションであれば、ボタンをガチャ押しすればなんとか勝てます。ただしストーリーが進んでいくと、属性を考えて魔法を使いわけなければなかなか勝てなくなるでしょう。
──どのような属性があるんですか?
二ノ宮:火、水、木という3つの属性があり、水は火に強く、火は木に強く、木は水に強いという三すくみになっています。主人公は属性を持っていませんが、ともに戦う魔法少女の武器には属性が設定されています。バトルには複数の魔法少女を連れていけるのですが、敵の属性に応じてどの魔法少女の属性を使うかを切り替えて戦えます。
千葉:敵と倒すと“光魂”を入手できるので、それを使って巨大敵を倒します。ただ、不利な属性の“光魂”をぶつけても、全然効かないんですよね。逆に、有利な属性だと攻撃力が上がって爽快感もアップ。慣れてくると、どれだけ“光魂”を早く集め、短時間でクリアするか挑戦したくなるはずです。バトルに勝利すると出会いゲージが貯まり、満タンになると日本のどこかに新しい魔法少女が現われる……というシステムです。
──47都道府県の魔法少女それぞれに、個別のストーリーが用意されているんですよね。どんなお話が待っているのでしょうか。
二ノ宮:魔法少女たちは、地元のことを密かに誇りに思っています。そんな彼女たちの思いが伝わるシナリオをお楽しみいただけます。コスチュームにもご当地色が出ているので、その辺りも楽しいし魅力的です。
千葉:彼女たちは、みんな普通の女の子。たまたま魔法少女になっちゃったけど、別になりたかったわけではない子もいて、いい意味でシロウト臭いんです。素朴な子もいれば、雑な性格の子もいる(笑)。「敵と戦う正義の味方」というわけでもありません。いろんな性格の魔法少女たちの、生活感あふれる日常や胸に秘めた地元愛を描いています。
二ノ宮:例えば愛知県の魔法少女「I@ちくりん(あいちくりん)」は、普段は喫茶店で働いている女の子ですしね。岩手県の「雪」のように、方言がかわいい素朴な魔法少女もいます。ご当地ならではのかわいい魔法少女と知りあう楽しさを味わってください。
──主人公の天音は女の子ですから、恋愛ストーリーではないんですよね。
千葉:そうですね。恋愛ではありません。
──最初からすべての都道府県の魔法少女と出会えるのでしょうか。
千葉:今後のアップデートで徐々に開放されていきます。現在17名いますが、毎週2名ずつ増えていきます。敵も手ごわくなっていくので、本当に毎週2名と会えるかどうかはユーザーさん次第ですが。じっくり遊んで頂ければと思います。
──シナリオ執筆にあたり、苦労した点は?
二ノ宮:47人分のシナリオを用意するわけですから、とにかく物量が多くて大変でした。方言も、あらゆる人脈を使ってその土地の言葉がわかる方を探し出しました。ネットや本で調べても、フルボイスですからイントネーションがわからないとダメですからね。
──おふたりのイチオシ魔法少女は?
千葉:僕は広島県の「メイプル」が好きです。おしとやかでかわいくて、そこそこなまっていて。名物をプレゼントした時の返答が、またかわいいんです! ぜひ、実際にみなさんの耳で聞いてほしいですね。
二ノ宮:私は、先ほども話に出た岩手の「雪」。方言を使う、真面目で素朴な女の子です。
千葉:魔法少女たちが連絡を取り合うコミュニケーションツール「マジカルチャンネル」も、密かな見どころです。魔法少女たちは地元で暮らしていて、天音に同調して力を貸してくれる時も、地元から離れることはありません。
そんな遠い場所にいる魔法少女が、何をしていたか行動のログをチェックできるのがこのモード。ツイッターのように日常の思いをつぶやくこともありますし、「肉が食べたい」「甘いものが食べたい」などのおねだりつぶやきもあります。女の子が食べたがっている名物をプレゼントすれば、通常より喜んでくれて親密度も上がります。このモードをチェックして、欲しがっているものをプレゼントするのもいいですね。
──NTTドコモの3Gネットワークを活用した遊びも考えているそうですね。
千葉:現在、オンラインモードの開発を進めています。このモードでは、魔法少女を編成して強力な敵との戦いに送り出します。通常モードとは違い、プレイヤー自身がアクションパートで戦うのではなく、派遣した魔法少女たちが一定時間すぎると戦果とともに帰ってくる……というシステムです。とはいえ敵は強力ですから、心配になってこまめに状況をチェックしたくなるはず。
その点、3Gネットワークを利用すれば、外出先でもチェックできて便利に遊べます。もちろん通常モードも、3Gならいつでも楽しめます。バトルも5分程度、女の子とコンタクトしても10〜15分あれば遊べるんです。昼休みなどにサクッとプレイしてほしいですね。
──課金要素について教えてください。
千葉:ミッションをこなすと、魔力を消費します。時間がたてば回復しますが、どんどん進めたい人は課金して魔力を回復できます。今後はユーザーさんの要望をうかがいながら、ガチャなども実装する予定です。
──その他に、見どころとして挙げたいポイントは?
千葉:魔法少女にプレゼントする名産品にも注目してほしいですね。その土地の方ならニヤリとするような、マニアックなものも登場します。僕も、このゲームで「ばばへらアイス」という秋田の名物を魔法少女に教わりました(笑)。希少度によってコモン、アンコモン、レアに格付けされているので、珍しい名産品を集めるのも楽しいですよ。
──イラストコンテストのキャラクターデザインを、本作に向けてどのように調整していったのですか?
古賀:基本的に、元のデザインの雰囲気を無くさないように注意しつつ、自分の感覚を加えていきました。
──作画を手掛けるうえでのご苦労や、注目してほしい点をお聞かせください。
すごく個性的で魅力のあるデザインが多数ありましたので、そういった自分に無い感性を拾っていくことが苦労といえば苦労でした。ですが、描き手として色々な感性を受け取れて、とても楽しい時間でした。ありがとうございます。
──特にお気に入りの魔法少女は?
どのキャラも好きなんですが…
・近衛めぶき(京都府)
・紅雪油姫(山形県)
・ふくぷく(福井県)
・雪(岩手県)
・イザナギダイオウ(高知県)
・フジワラノフヒコ(奈良県)
・玉藻かのか(香川県)
などが思い入れのあるキャラ達です。
──古賀さんが考える、魔法少女の魅力とは?
どのキャラクター達もそれぞれ個性的な可愛らしさを秘めています。そういった所に魅力を感じます。
──最後にこれからプレイする方に向けてメッセージをお願いします。
キャラ達を可愛がってあげてください!
──最後にメッセージをお願いします。
二ノ宮:とにかくキャラクターとボイスの量が、すごいことになっています。47人の魔法少女がフルボイスで話すというのは、快挙ではないかと思います。バトル中もよくしゃべります。陰で汗水を流しながら、がんばりました。
千葉:PS Vita版だけでもお話は完結していますが、アニメや他のゲームとともに遊ぶと、「魔法少女大戦」の世界をより楽しんでいただけると思います。また、もともと一般の方々のイラスト投稿から始まったプロジェクトですから、『魔法少女大戦ZANBATSU』もユーザーさんといっしょに作り上げたいと思っています。運営サイドもユーザーさんの声を聞き、共にこのゲームを発展させていきたいですね。
プレイヤー:1人
価格:基本プレイ無料(アイテム課金型)
ジャンル:斬祓(ざんばつ)アクション
メーカー:ガラット
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