第一回 盗作を晒すスレッドの無用性について
ヘロー!
四四乃狂叉です。
学生生活は大変。
ひどいダルさに襲われているのですが、どうしても述べたいことがあります。
今日の主要議論は「盗作を通報する」ことの無用性です。
極めて重要なのは、私には盗作を擁護したり、その活動を助長させる意思がないということです。
この文章を理解できない若輩者はすぐに議論について来られなくなると思います。
お荷物になるだけですので議論の席から退出してください。
さてさて、レベルの高い人が集まったと思いますので議論を再開したいと思います。
知能が高くても情報がなければ理解できません。
「小説家になろうの盗作を晒すスレッド」についてご説明します。
盗作を晒すスレッドとは、「小説家になろう」において盗作をしている、もしくは盗作の疑いが高い作品を晒し、運営に通報する方々が集まっている掲示板です。
また副要素として、小説家になろうで規約に違反するユーザを公開し運営に報告しています。
彼らの行動自体にほとんど問題はありません。
淡々と違反者を運営に報告している真面目な、いわば勤労読者です。
では、どうして私はその行動を無用だと主張するのでしょうか。
ご説明します。
まず、彼らは違反者が更生する手助けとなっていません。
問題点を見つけて報告することはだれにでもできます。
運営側としてもお荷物な違反者に対して、正当な理由で強制退会を実行することは悪いことではないでしょう。
書籍がラッシュが進んでいる今日、小説家になろうの影の部分が明るみに出るようなことは防がねばなりません。
しかし残念ながら、それらの行動は違反者にとって良い助けになっているかというと、まったく違っていると言わざるを得ません。
彼らは退会させられてもふたたび入会し、ひどい場合には同様の行為を繰り返しているからです。
なにが悪くて、どうしたら良いかを諭す。
自らに気づきを与える。
それが人を成長させる場所なのです。
つまり、小説家になろうというサイトは人を成長させるサイトではないと言えます。
自分の思いのまま、好き勝手に書いて投稿するサイトなのです。
そのようなサイトにおいては自分自身で気づかない限り成長できないと言えるでしょう。
次に、報告者の側に焦点を当ててみましょう。
これも結論から言って、無駄な行為を繰り返していると言えます。
小説家になろうの治安を改善しているとは言えません。
なぜなら、彼らは淡々と機械的に、自らで思考することなく同じような作業を繰り返しているだけだからです。
あとからあとから違反者は溢れ、きりがありません。
彼らは原因を見つめていないのです。
日本中をひとりで掃除しているようなものです。
まったく無意味な行動であるのは、すこし考えればわかります。
そして、規約という問題があります。
このサイトは恐るべきことに、どんな事象に対しても違反とし得る規約を構築しています。
それに関しては議論の対象でないので構いませんが、根本として大事なのは、規約とはユーザを縛る物であって、ユーザを成長させる物ではないということです。
ここでまた、愚かな読者が尋ねるのです。
「君は世の中のルールというのものを知らないのかね?」と。
「犯罪を助長させている」
レベルの低い読者は自分の無知に気づきたくない。
だから、必死で悲鳴を上げ、自らの考えは間違っていなかったと自分に嘘をつき壁で囲います。
私は盗作を認めたり、助長させる意思がないといったのを忘れましたか?
それに対して、狂信者はこう答えます。
「結果的に犯罪を助長している……」
これが最後の問題です。
つまり、人を縛ろうとすることを前提とした考えのもとで実行された行動は無意味そのものなのです。
ここで言う無意味とは通報されたユーザに対してです。
被害を受けたユーザや運営にとっては有効ですが、すべては事後処理にすぎないのです。
ぬかるみの上にいくらレンガを積んでも、傾くだけで意味がないのです。
弱い意志のもと、ただひたすら好き勝手やるサイトであることは、小説家になろうというサイト名に表れているのではないでしょうか。
そもそも根本が間違っているルールのもとで違反を報告することはそれ自体不安定なのです。
以上から、違反者にとっても通報者にとっても無意味であることがわかると思います。
そして、行動の理由にあたる根本が不安定であるから、その行動自体も有意義かどうかさえ危ういということがわかっていただけたと思います。
今日はとても疲れているので、第一回の講義を終了します。
質問がある方は感想欄へどうぞ。
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