4月27日(日)開催のイベント『第8回 ちょっ蔵 新酒を祝う会』の、前売入場チケットご購入案内ページができました。
前売り券のご購入は「磯蔵酒造」か「祝う会に出店いただく店舗様」にてご購入いただけます。ご参加いただける方はぜひお早めに、お得な前売券をお求めください。
第8回『ちょっ蔵 新酒を祝う会』
入場チケット「前売入蔵券」ご購入案内ページはこちら

日記ご無沙汰しており


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赤鬼夕べは節分のお祝いで蔵人達と千鳥足で夜の笠間へ。
翌日の仕込みに触らない程度にと2,3軒の梯子酒?
1月は…呑んだり、飲んだり、すごくノンダリと…
勿論昼間は一生懸命、酒蔵家業に邁進する時期なもんだから、もう大変。
しかも今年は何故か蔵見学のご予約が多い。
でも、お蔭様で楽しい出会いが多いもんだから、これまたついつい飲みすぎで…。
まぁ、良い年になりそうですな、今年も。

そういうわけで、年が明けたらあっという間に2月になってしまいましたが、1月はいろいろありましたねぇ
え〜中ごろまでは前の日記に書いたとおり、毎夜毎晩ただただ新年会の連続で。
いったいなんなんだ、今年の新年会の多さは。嬉しいじゃないか。

え〜それから、そうそう、近年何かと当蔵の酒を気にかけてくれている阪さん御一行が泊りがけで蔵見学に来てくださって…なんと笠間の「ぶんぶくの湯」に泊まったらしいのですが、あそこに宿泊できるとはじめて知りました。
まぁ泊まりなんでご他聞に漏れず夜飲んで盛り上がって、一緒にいらした東京は東中野の「丸屋」さん(稲里純米が飲めます)という蕎麦屋さんで稲里の会を開いてくれるとかくれないとか…そんな話にまでなりましたねぇ。

それから、いつもお世話になっている小比賀石材さんのご親戚、友人一同と一緒に見学に来た怪しいイタリア人と酒の席で意気投合したのですが
イタリアン






実はふたりは同い年。あまりに見た目にギャップが合ったようでみんな驚いてましたが、今考えるとあれはどういう驚きだったのか…どっちが年上に見えますか? 
実はお互い自分の方が年上だと思っていたのですが…。

それから、今年も笠間焼の陶芸家さん達と県や市の職員の方々約40名による交流会「新酒を飲む会」が当蔵はなれで開催され、恒例となりました「きき酒ゲーム」で盛り上がりました。
今年はなんと全問正解者が6人も。しかもその中の3名は前回や前々回もパーフェクト。あんなに(みんなで15升)飲んでから当てんのって、相当すごいよね。次回から問題少し難しくしないと。
当蔵醸造部見習いの2人、大久保君、山崎君も一緒に参加させていただいたんだけど大久保満点、山崎1点(5点満点中)と天と地の回答結果に…2人の友情にひびが入らなければ良いが…。
会はその後も盛り上がりをみせ、県や市のお客様をお送りしたあとは勢いあまった陶芸家数人と市内のBAR「オペラ」へ。当日オペラではフラメンコのダンサーが来ており、10時近いのに店内は大盛り上がり。そこへ酔っ払った陶芸家5,6人が押しかけたもんだから、店内はもう大騒ぎ。
でも愉しかったねぇ。多分、本場スペインでも、劇場じゃなく、場末の酒場で夜な夜な踊られるフラメンコの方が本筋で本当に盛り上がると何かに書いてあったような…。
笠間も捨てたもんじゃないでしょ。是非お出かけ下さい。

あっ、それから先日カラスを食べにひたちなか市まで食べに行ってきました。
ひたちなかでは古くからカラスを食べる習慣があり、特に冬場のカラスは乾燥芋しか食べていないので「スイートポテトの味」がするらしく「ひたちなかの寒ガラス」と呼ばれなかなかの美味と伝えられているそう。
そんなカラスを食べる文化を後世に残そうとサザコーヒーの鈴木社長らが主宰する「カラスを食べる会」にお誘いいただいたのです。
私も調子よく「それではカラスに合う酒を持って行きますね」と言ったはいいもの、よく考えたら食べたことはないし、味をその姿から想像すればするほど、怪しい方向に行ってしまいそうで…そんなこんなでとりあえず「稲里にごり酒」と「しぼったまんまの出荷稲里辛口」の季節モンで誤魔化しましたが…。
そして肝心のカラスですが
刺身
刺身










焼鳥
焼鳥










ミートパイ
ミートパイ










でいただきました。

えっ味?いたって普通です。臭みはありません。
乱暴に言いますが、刺身は上品な馬刺しの味のする砂肝、焼鳥は少々焼きすぎて固くなった腿肉、ミートパイに至っては言われなければ鶏肉が入っていることさえ気がつかないでしょう。さすが「スイートポテト味」。
それよりなにより、この会、いつも澤畑さんという大工さんの詰所にある大囲炉裏で開催されているらしいのですが、もうこの澤畑さんご家族とそのお仲間が大の趣味人のようで、松に絡んだツタを煎じたお茶にはじまり、でてくるもの全てがお手製、しかも美味。
プロ顔負けの蕎麦やうどんは勿論、なかでも私が感動せずにいられなかったのが「どぶろく」です。
まったく埃っぽさが無い。酒蔵顔負け、まるで我々が造った「もろみ」のようにきりっとした中に豊かな旨味がありました。あまりに上手にできているので、思わず根掘り葉掘り聞いてみたのですが、長年試行錯誤した結果で、しかも現在は思うような麹菌が手に入らないらしく、一時期より品質が落ちたとか…これはもうやってられません。ぜひうちのもろみ管理担当としてスカウトしましょう…

今、この文章を書いていたら、フランスから小包が届きました。昨年当蔵にホームステイした女流陶芸家のパスカルさんからのようです。空けてみると中から子供達への贈り物に長女には木製ビーズセット、長男にはフランス車のミニカー、次女にはフランス語の絵本でしょうか…そして我々にはワインが2本。
パスカルさんありがとう!こんな蔵でよかったらまたいつでも泊まりに来てくれ!!これで今晩も楽しくなりそうです。
明日の晩も当蔵契約農家さん達との新年会。
明後日は…
2月に入りましたが、当分楽しい日々は続きそうです。
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Posted by isokura at 16:50