(桑野信介)よし。
あっおはようございます。
あぁ。
休日出勤ですか?大変ですね〜。
じゃあ。
土曜日か。
早く言えよ。
(真理)やっぱりグアム?
(和美)えぇ〜っ。
どうせならタヒチ辺り行こうよ。
(早坂夏美)若い子はいいわねぇいろいろ楽しみがあって。
(真理)先生は夏休みどっか行かないんですか?う〜ん今年もまとまった休みは取れそうにないかな。
土日だってまともに休んでないじゃないですか。
だめですよ。
休みはちゃんと取らないと。
は〜い。
先生は休みの日って何してるんですか?そうねぇ…。
本読んで買い物行ってその帰りにちょこっとパチンコして。
あっあと最近はまってるのは岩盤浴ね。
1人でできることばっかりじゃないですか。
まあね。
やっぱりさこの辺りの設計を手直しするしかないだろう。
(摩耶)大変だけどお願いね。
(英治)なんか問題発生ですか?新井邸の現場だけど最初に聞いてたのと配管の位置が違ってたのよ。
ええっ!じゃ設計やり直しですか?もうすぐ搬入だし時間ないですよ。
今度の土日にやればなんとかなるだろ。
えっ。
はぁ…。
何?休み予定入れてたの?
(英治)えぇまぁちょっと。
日曜日どっか行かないかって。
休みの日なんか出かけたってさ人込み見に行くようなもんだろ。
人の密度で暑いのがますます暑くなるし。
クーラーの効いた事務所で仕事してるほうがよっぽどマシだ。
(英治)仕事ならしょうがないっすよ。
出勤します。
いいよ。
えっ?1人のほうが足手まといがいなくていいしな。
のんびり1人で仕事するかなぁ。
好きなCD持ってきちゃって大音響でかけながらやろう。
ビルは無人だし文句言うやついないしな。
今のを翻訳すると休みを取らせてあげようというこの人なりの思いやりよ。
(英治)だったら普通に言ってくださいよ。
あれ?これじゃアイランド型じゃなくなっちゃうんだよな。
ちょっと私用電話1本。
はぁっ。
ねぇこれなぁに?えっ?ほら27日の日。
なんかあんの?秘密だ。
だめだよ〜。
日曜日は2人でどっか行くって話してたじゃ〜ん。
あぁわかったよ。
じゃ日曜日どこ行く?えっとね。
多摩テックがいいな。
あそこのフリーフォールすごいんだって。
わかった多摩テックね。
うん。
あっすみません。
すぐ仕事します。
今度の土日は快晴らしいぞ。
気温はうなぎ登りだ。
しかも夏休み最初の土日だから遊園地は家族連れで大混雑だなぁ。
ふっふっふっふ。
・不思議なことがあるよ・きれいなことがあるよ・夏の匂い・青む風がぼくを・通り抜ける・夢うたう日々があるよ・とまどう日々もあるよ・君の匂い・滲む空に・こころ流れつけば・奥にかさばった・遠い日の想い・今なら晒せるだろう・かなわずも・失くすことのない・あの日おぼえた・小さなざわめきも・ゆらめいて輝き増すように・日々を泳いだ・もうすぐ君に・逢いにゆくから
(ゆみ)ゆみバナナボート乗る!
(中川)バナナボートって何?
(圭子)お兄ちゃんも一緒にどう?山中湖。
ふん。
家族旅行か。
荷物持ったり行列したり。
子どもはあれ買えこれ買えってうるさいし。
帰りはお土産いっぱい持たされて何かいいことあんのか?
(中川)いい悪いの問題じゃないっていうか。
そうよ。
お休みの日に夫が妻や子どもをどっかに連れて行くのは義務よ。
結婚するときいくら仕事が忙しくても月に1度は家族でお出かけするって条件つけたのね〜。
日米和親条約並みの不平等条約だな。
独身でよかった。
(圭子)お兄ちゃん1人がいいって言うわりには呼べばうち来て食事してるじゃない。
(育代)ふふふっ。
家族旅行に行けば面倒は多いし疲れるかもしれないけど家族の笑顔が見られるってことは何物にも代えがたい幸せなのよ。
(中川)お義母さんいいこと言いますね〜。
ごちそうになってる分ぐらいは言いますよ。
(圭子)あっそうそう。
お隣からね多摩テックのチケット2枚頂いたの。
お兄ちゃんこれで誰か誘えば?おれ土日仕事なんだ。
(育代)あ〜かわいそうに。
それじゃ誰か友達にでもあげて。
むだにするのもなんだし。
(育代)この人友達なんかいないんじゃないの。
(圭子)ねぇ。
ふふっ。
38円のお返しになります。
キャンペーン中ですのでくじどうぞ。
二等だな。
おめでとうございます。
四等です。
お好きな物どうぞ。
え〜っ!楽しみにしてたのに〜。
ごめん。
沙織がどうしても日曜は2人だけでいたいって言うから。
その分じゃ沙織ちゃんと結婚したらお尻に敷かれるの見えてるね。
べつに結婚なんて。
「休みの日をどう使おうとおれの自由だ」くらい言ってみたら。
あっ怖くて言えないか。
それじゃあね。
くそっ!言いたい放題言いやがって。
バン!バン!バン!結局女2人か。
どこ行こう?あっこんばんは。
ご苦労だな。
毎晩毎晩。
楽しいですよ。
たまにはやってみます?けっこうだ。
あっ。
えっ?遊園地行くか?えっ!?チケットあるから。
いえいえいえ。
けっこうです。
遊園地嫌いなの?いえ…でも突然誘われても。
誘ってないけど。
えっ?やるよ。
あぁそういうこと。
友達か彼氏と行けよ。
あっ彼氏いないか。
よけいなお世話です。
いるの?いらないの?じゃあもらいます。
ありがとうございました。
コンコンあのすみません。
すみませ〜ん。
はいはい。
こんにちは。
どうも。
日曜まで病院にいたんじゃ気が晴れるときがないですね。
しょうがないです。
あなたみたいに休日なのに診察しろって電話してくる人いますから。
どうぞ〜。
なんかこのへんがまたモヤモヤと。
モヤモヤですか?なんでしょうね?仕事しなきゃいけないんですぐ治してください。
仕事できないほどひどいんですか?無理ですねこれは。
あれっ。
行くんですか?まぁ。
仕事が早く終わればと思ってますけど。
知ってますか?花火の赤い色はストロンチウム黄色はナトリウムの炎色反応なんですよ。
そしてね…。
おなかがモヤモヤして仕事できないのに花火の話はできるんですか?まぁ普通の胃もたれでしょう。
お薬出しておきますから。
重病だったらどうしますか?じゃあ採血して検査してみましょうか。
(歌劇「魔王」)・ぼうや一緒においで・用意はとうにできている・娘と踊ってお遊びよ・歌っておねんねもさしたげる・いい所じゃよさあおいで・お父さんお父さん・それそこに・魔王の娘がそうか。
・ぼうやぼうやああそれは・枯れた柳の幹じゃこんにちは〜。
どう?調子は。
えっまあ…。
どうした?差し入れ。
ねっ。
キッチンの脇に収納スペースを置けばこれなんとかなりそうだ。
あ〜なるほどね。
よし出来た。
ご苦労さま。
なんとかうまくいきそうね。
よかった〜。
これで私も芝居に行ける。
何。
べつにおれに義理立てすることなかったのに。
だってあなたに仕事させといて私だけ遊ぶの気が引けるでしょう。
まだこんな時間なんだからあなたもどっか行ってきなさいよ。
嫌だよ。
面倒くさい。
いい仕事をするためには外に出て行くことも必要よ。
ろくに休みも取らないでずっと仕事ばっかりしてたまの休みに家でゴロゴロしてるだけじゃだめ。
ふだんしないことをやってみて潜在意識を活性化させないと。
あっそろそろ行かないと。
あっねぇねぇねぇねぇこれ教えて。
えっ…秘密だ。
(前田)先生に休日出勤していただいてるのに急にうちに帰りたいなんて。
あしたにはお戻りください。
(栄子)はい。
先生もせっかくの日曜だしデートでもしてらっしゃいな。
(前田)こらおふくろ失礼だろ。
気を付けてお帰りください。
はぁ。
ガンッ!痛〜い。
(千鶴)ああ〜カップルばっかり。
いいなぁ。
(みちる)でもさあ女を1時間も並ばせる男ってどうかと思わない?
(千鶴)ええ〜。
彼氏と一緒になら何時間待ったっていいじゃん。
(みちる)私は嫌!並ばなくていいようにちゃ〜んと段取りしてくれるとかさ。
冷たい飲み物をさっと出してくれるとかさ。
それぐらい当然でしょう。
休みの日をどう楽しませてくれるかが彼氏の大事なポイントよね。
(千鶴)あのね理想を言うのは自由だけどさぁ。
もう水飲みたい〜。
あっ!あっ。
あっ。
(みちる)来てたんだ?
(英治)あぁ。
(千鶴)暑いですね。
(みちる)あっそこからここまで30分。
(英治・沙織)えっ!?
(バスガイド)おはようございま〜す。
おはようございま〜す。
おはようございま〜す。
潜在意識の活性化か。
いらっしゃいませ。
あの…「今昔ツアー」1枚。
はい。
少々お待ちくださいませ。
あ…申し訳ありません。
それですと出発まで3時間ございますが。
どのコースだったら早く行けるんですか?・「男はつらいよ」おはようございま〜す。
ありがとうございま〜す。
3のB。
3のB。
あっ。
あっ。
ここだ。
えっ?いいですか?どうぞ。
あっおなかの具合。
あぁおかげさまで。
でも意外。
桑野さんがはとバス乗るなんて。
初体験です。
私けっこう乗るんです。
ちょっと半日時間が空いたときとか便利なんですよね。
わりと安いし。
でも偶然ですよね隣どうしなんて。
パチン!わかった。
1人で乗ってるのがおれたち2人だけなんだ。
あなたが1枚買うと隣が半端に1つ席が空くでしょう。
だから僕が1枚買うと必然的にこの席になるわけですよ。
べつに解説しなくても。
「寅さん」お好きなんですか?けっこう好きです。
一致しましたね。
僕も48本全部見てますよ。
えっ?あなたは何本ですか?5本ぐらい…。
あぁ…ふ〜ん。
皆さんこんにちは!こんにちは〜!
(バスガイド)本日は「寅さんの故郷柴又と下町の旅」ツアーにご乗車いただきまことにありがとうございます。
私皆様のお相手を務めさせていただきます小林まさ子と申します。
よろしくお願いします。
(拍手)
(バスガイド)このバスは帝釋天に着くまでの間…。
(千鶴)あぁ〜!ランドマークタワーが見える。
ほら。
(みちる)えぇどこ〜?
(千鶴)鉄塔の右のほうに。
(みちる)あぁ〜…。
(千鶴)ねぇ大丈夫?なんか気持ち悪そうだよ。
(みちる)うん〜お昼にビールなんか飲まなきゃよかった。
帰りになんか食べて帰ろうか?そうだね。
さっぱりしたもんがいいな。
さっぱり…じゃあそばとか?
(千鶴)富士山が見える!いいね。
(みちる)どこが〜?
(千鶴)あれあれ!あのさぁなんか別々に会話するのって変じゃない?
(みちる)ううん。
そっちのデートの邪魔したくないし。
つきあって1年だって。
いいよね〜長続きして。
1年て長続き?
(みちる)私って理想が高すぎるのかなぁ?適当な相手で妥協したほうがいいのかな?
(沙織)それって私が妥協してるって言いたいんですか?
(みちる)えっ!?全然。
っていうかこっちの話だし。
おそばどこに食べに行こうか?う〜ん。
うっ。
やっぱ気持ち悪いかも…。
大丈夫かよ?大丈夫大丈夫。
気にしないで。
おいおい〜!大丈夫かよ?うっヤバイ!
(英治)ヤバイ?
(みちる)ごぼっ!
(バスガイド)あの雷門正しくは風雷神門と申しまして左にいるのが雷神様右にいるのが風神様です。
また中央のちょうちんの底には龍の彫刻が施されております。
龍といえば雷や風とともに現れるといった連想でしょうか。
ちょっと違うな。
昔の日本は木造建築しかなくて火事がいちばん怖かったんです。
だから雨を降らす龍神をあがめたんです。
そうなんですか。
(辰夫)よくご存じですねぇ。
ええまぁ。
不勉強で申し訳ありません。
いえいえまぁ一応ね。
どうぞ。
え〜この門の奥に続く仲見世は日本で最も古い商店街のひとつです。
長さ約260メートル。
その両側には89軒もの店が立ち並んでおります。
では浅草の風景をお楽しみください。
(静江)いいお天気でよかったですね。
はあ。
ご主人どちらから?僕らは都内です。
わしらは山梨です。
あぁそうですか。
あなた誰のご主人ですか?さあ。
(静江)奥さん。
よかったらどうぞ。
ありがとうございます。
・トントントントントントントントン…
(アメを切る音)トントントントントントントントントントントントン…トントントントントンカラトンカラコンコンコンコン…プロだな…。
着物なんか着るんですか?いえ。
これください。
・ありがとうございます。
いいんですか?こういうとこ来ると気まぐれでよけいなもん買っちゃうタイプですか。
ほっといてください。
・6000円です。
はい。
・ありがとうございます。
観光地だと気が大きくなるんですねぇ。
どうなんですかそういうのは。
・はいお待たせしました。
ありがとうございま〜す。
・ありがとうございました。
あぁっ!「とらや」だ。
へぇ〜ほんとにあるんだぁ。
ここでロケしたのは4作目までなんですよ。
そのあとは大船撮影所のセットです。
詳しくなくてすみません。
5本しか見てないんで。
歴代のおいちゃんの俳優の名前言えないでしょ。
僕は言えますよ。
(バスガイド)こちらが帝釋天でございます。
寛永6年日忠上人によって創建されたと伝わっています。
ご本尊は日蓮上人が自ら刻んだといわれる帝釋天の板仏です。
この本尊長年行方不明とされていましたが安永8年…。
帝釋天っていうのは古代インドの神話では最強の神なんですね。
(バスガイド)安永8年本堂が…。
2頭立ての馬車とか象に乗って戦う戦争好きな神だったんです実は。
その日が庚申だったため…。
特に阿修羅との戦いは有名でね負け続けた阿修羅はついに天上界から追放されてしまうんです。
そしてあちらに見えます鐘楼は…。
その一方で雨を降らせ大地を潤すという豊饒の神としての顔も持っていたんですが…。
あぁ!あの鐘楼?後にほかの神様にその最高神の地位を譲ってしまったんです。
まぁ酒と戦いが好きな人間味のある神様だったんですね。
・ほぉ〜。
・へぇ〜。
うぅっ…。
あれ?ちょっと。
泣かしてどうすんですか。
えっおれ?あの人を無視してペラペラペラペラ勝手にしゃべるからでしょう!新人みたいだし少しは気を遣いなさいよ。
また説教か。
説教をさせてるのはあなたでしょ!いいんです。
私が未熟なんです。
ほら。
「ほら」って。
なんにもわかってないんだから。
(静江)まぁまぁあの…夫婦げんかなんかしないで。
夫婦じゃありません!えっ?この人ね1人でバスに乗ってたんですよ。
楽しそうに食べ物とか飲み物とかがっさり買って。
自分だって1人だったでしょ!1人の意味が違う。
どう違うんですか?僕はね自己啓発の一環で乗ったんですよ。
あなたは単に1人寂しく乗ったんでしょ。
えっ。
大丈夫ですか?もうあなたといるとロクなことないんだから!最低な休日!仕事してりゃよかった!ちょちょっと!ちょちょっと…。
なんですか!?来ないでください!ゴ〜〜〜ン
(鐘の音)
(英冶)あの…きのう遊園地行ったんでこれお土産です。
楽しかったか?
(英治)いやこの顔見りゃわかるでしょ。
さんざんでしたよ。
向こうでみちるさんと会っちゃって。
えっ行ったんだあの子。
どういうことですか?いらないチケットがあったからやったんだけどね。
えぇ?おれが日曜日多摩テック行くって沙織と電話してたの聞いてたでしょ?なんかこの辺で言ってたな。
いやなんで知ってて渡すかな〜。
沙織帰るときから口きいてくれないんですよ。
変なもんでも食ったんじゃないのか。
もういいですよ。
おっ!金田更新してる。
「この土日はラーメンを食べにちょっと札幌まで行ってました」。
ちょっと行くのが好きなやつだね。
ふん。
(店内のBGM)・どうぞ。
いつものになさいますか?えっ?いや変える。
違うのにする。
じゃあ…これ。
・はいかしこまりました。
どうも!きょうもお1人ですか?はぁ?きょうはそちらも1人じゃないですか。
・お待たせ!
(金田)遅いよもう〜。
先やっちゃってるよ。
もうやってんの?あっそうだ。
今度の木曜日さ神宮の花火大会一緒に見ない?ミッドセンチュリーホテルを予約してあるんだ。
ほんと!?
(金田)あぁ。
花火がいちばんきれいに見える部屋。
でもそんな部屋ずっと前からじゃないと予約できないんじゃないの?バカだなぁ。
去年からお前のために取ってあるんだよ。
私と知り合ったの先週じゃな〜い。
ブー!おれはお前と知り合うのがもうわかってた。
はははっ。
うれしい!
(金田)やっぱりさ花火は愛する女と見るにかぎるんだよ。
イェー。
うふふっ。
・お待たせしました。
嫌みか。
あぁ〜花火行くの?はい。
神宮か。
いちばん近場だもんね。
毎年行ってんの?ええ…まぁ。
でも去年は最悪だったんです。
最悪って?ちょうどそのころこの人ならつきあってもいいかなって思ってた人がいて。
その人が自分のマンションから神宮の花火がよく見えるから2人で見ようって誘ってくれたんです。
やったじゃない。
お泊りセットとか持っていそいそと行きましたよ。
そしたら…。
パンパパン!
(花火の音)
(みちるの声)これで「よく見える」って言うか〜?みたいな。
急になんか熱が冷めちゃって。
花火が終わったらさっさと帰ってきましたよ。
ふ〜ん。
今年はちゃんと見たいんですよね〜。
友達と行くんですけどよかったら夏美さんも行きません?そうねぇ仕事が早く終わればね。
あ…こういう中途半端なのがよくないのかなぁ。
えっ?時間があればなんて言ってると当日いざ時間があっても結局一緒に行く相手がいないのよね。
1人で花火は行けないですよね。
うん。
よし。
今から決めとこう。
えっと。
その日はちゃんと仕事を終わらせてみちるちゃんと花火に行くと。
(着信音)はい。
何?えっ?早坂さんよ。
あの人いい人ねぇ。
何が?きょうね帯留めを送ってくれたのよ。
柴又行ったお土産だって。
えっ!?私が診察に行くたんびにお土産持っていくもんだから気ぃ遣ってくだすってんのね。
・あの人とってもちゃんとした人よ。
・どうして今まで結婚してないのかしら。
私の趣味だってちゃ〜んとわかってくれてるし。
・うれしいわ〜。
よけいなことを。
何がよけいなことよ!じゃあね今度早坂さんに会ったらよろしく言ってくださいよ!それじゃ。
ツーツーツー
(不通音)はぁ〜。
まいったな。
(みちる)えぇっ!?それじゃずっと桑野さんと隣どうしでバスに乗ってたんだ。
だって指定席なんだもん。
それはヘビーでしたねぇ。
でもね私思ったのよ。
そもそも休みの日にああいうバスに1人で乗ってる自分にも問題があるんじゃないかって。
あぁ。
だからね少し生活パターンを変えてみようと思うの。
できるだけ人に会うようにするとか。
いいんじゃないですか。
私ならいつでも呼んでください。
ありがと。
とりあえずは花火大会で盛り上がりますか。
はい!あっ。
コンコンコン
(ノックの音)は〜い。
どうぞ。
どうされました?なんか…ゆうべから気分がすぐれなくて。
また胃ですか?いやぁなんかこの辺がムカムカと。
その辺が?なんでしょうねぇ。
おう吐はありましたか?あの…。
こないだはどうもすみませんでした。
いいえ。
あと母に贈り物まで。
あぁ診察のたびにいろいろ持ってきてくださるんで心苦しくて。
ときに今度の木曜日神宮の花火大会でしたね。
はい。
実はね見えるんですうちの事務所のビルの屋上から。
何が?花火ですよ。
はぁ…。
距離はそこそこあるんですけどね間に遮るものないんでちょうどいい具合にスカーッと見えるんですよ。
へぇ…いいですね。
でしょ。
このことはね誰も知らないんです。
管理人に話をつけて毎年1人でビルの屋上を独占してるんです。
その日だけはきっちりと仕事を終わらせて。
そうですか。
ええ。
このことは誰にも秘密ですよ。
英治にも教えてないんで。
あの…どうしてそんなことを私に?えっ?いや…そらまぁだから…。
もしかして誘ってくれてます?いやまぁ…。
いやあなたがどうしてもとおっしゃるなら。
すみません。
私みちるちゃんたちと行く約束してるんです。
えっ?それって場所を確保してるんですか?さぁ。
みちるちゃんがなんとかするんじゃないですか。
くぅ。
あの子に任せて大丈夫とは思えないな。
どうしてひとのことを悪くばっかり言うんですか?客観的事実を言ってるんですよ。
地上じゃどうせ人込みでしょ。
ビルとかあってろくに見えもしないし。
結局真夏のおしくらまんじゅうをしに行くようなもんですよ。
それでもいいんです。
みんなと一緒だったら楽しいんです。
あなたにはわからないかもしれないけど。
あぁそうですか。
ふん。
まぁいいですよ。
僕も1人のほうが楽しいし。
どっちかと言うと。
あれっ?ムカムカは?治りました。
(摩耶)こないだの設計の手直しお客さんも喜んでくれた。
当然だな。
ふふっ。
あっそうそう。
シティワークス社の社長さんが神宮の花火大会のとき私と桑野さんでうちに来ないかって誘ってくれたの。
えっ?自宅のマンションが花火の特等席で毎年知り合い呼んでパーティーやるんだって。
(沙織)えぇ〜いいなぁ〜。
(摩耶)仕事をしてるとこういう役得もあるのよ。
ねっ行くでしょ?いやあいにく。
えっどうして?
(沙織)まっ下から普通に見ればいいか。
(英治)あっそうだ。
そういえばみちるさんからメール入ってたんだ。
みんなで行かないかって。
(沙織)えぇ〜みんなって誰?
(英治)え〜と早坂先生とあと中川病院のナースの人たちと。
(沙織)ふう〜ん。
じゃあ先に失礼します。
あぁ。
あれ?まだ仕事ですか?まぁな。
じゃあお疲れさまです。
うんうん。
えぇ〜っすごい人。
(みちる)ちゃんとネットで調べたのに。
(みちる)なんか去年の写真と違う〜。
(真理)座るどころじゃないですね。
(英治)まぁおれ的には女性に囲まれてうれしいですけどね。
痛てててっ!痛ぇよ。
なんでこんな人がいるの〜?あっ。
(みちる)もう全然穴場じゃないんだ…。
(千鶴)でも花火見えるからいいんじゃない?そうそう。
いいよ立ったままで。
よし。
冷えてる。
12345。
よし。
よしっ。
さぁ!うんっ。
よ〜〜〜っ。
よっよっ。
・フ〜フフフフ〜ン・フフ〜フフフフンフフフ〜ンヒュ〜〜ッ!
(花火が上がる音)ドーン!ドンドン!ドン!
(花火の音)あぁ〜。
(みちる)あっ。
えっ?えっ?始まった!どこ?ねぇどこ?
(英治)あぁあっちじゃないですか?あれ!
(みちる)あぁ〜っ!
(千鶴)あのビル新築っぽい〜。
やっぱり今年もだめか〜。
おぉっ。
おぉ。
おぉっ。
あれっ?カシャ
(シャッター音)よしよしよし。
ちょっと待って。
えぇ…。
(沙織)音はすれども花火は見えず。
はぁ〜っ。
(真理)向こうもだめみたいです。
(みちる)もう〜ほんとごめんなさい。
ううん。
しょうがないよ。
(英治)どうしよう?解散する?・ドドーン!ドーン!おぉ!おぉっ。
はははっ。
たまや〜。
(足音)ごめんなさい。
えっ?この間誘ってもらったのに。
あぁ…いや。
あの…。
ご一緒してもいいですか?えぇ…まぁ。
そうおっしゃるなら僕はべつに。
ありがとうございます!えぇ…。
あっうん。
あの…。
みんな!いいって。
(みちる)ありがとうございます!えっ?
(沙織)こんばんは。
あっちょっ…。
なんだ?これ。
(沙織)わぁ!すご〜い!
(真理)すご〜い。
ちょっと…。
(英治)もう〜。
こっから見えるならなんで教えてくんないんすか。
あ〜あ。
まったく。
(みちる)あぁよかった〜。
今年もだめかと思った〜。
ちょっと。
ほかの人間には教えるなって言ったでしょ。
ごめんなさい。
でもみんなで見たほうが楽しいですよ。
でもここはおれだけの…。
誰が管理人に話つけたと思ってんだ。
痛っ。
まぁとりあえずやりますか。
はいビール!ほら。
持ってって持ってって〜。
(沙織)はいどうぞ〜。
(英治)どうぞ〜。
はい!
(英治)じゃオープンしてください〜。
それじゃあかんぱ〜い!
(一同)かんぱ〜い!
(千鶴)おいし〜い。
・ヒュ〜〜〜!
(みちる)あっ。
わぁ〜!
(真理)わぁすごい。
(沙織)あれって錦冠っていうんですよね。
(真理)へぇ花火詳しいんだ?
(沙織)ちょっとね。
違うな。
あれは色が違うから銀冠だ。
銀色のほうが温度が高いからその分作るのは難しいんだよ。
(沙織)へぇ〜詳しいんですね。
すごいなぁ。
まあね。
(真理)きょうはありがとうございます。
(和美)桑野さんのおかげで花火が見れました。
あぁ…そう。
ふふふふっ。
(みちる)へぇすご〜い!
(英治)わぁすげぇな!
(真理)今のあれなんていう花火ですか?あぁあれは紅点滅だよ。
(みちる)花火オタクかもね。
(和美)すご〜い。
なんでそんなに知ってるんですか?日本人だったら誰だって知ってるよそんなこと。
(真理)そうなんですか?日本の花火ってのはね割物とポカ物の2つに分類されるんだよ。
ボール状の球体の真ん中からパカッと割れて中身の細工を飛び散らすんだ。
運動会のドーンドーン!って…。
(一同)うわぁ〜〜っ!あれっ?桑野さんは?えっ?あっ。
おぉっ。
(沙織)あれどうやって上ったの?おぉ〜。
(英治)1人花火か。
毎年あんなことやってんのかな。
(みちる)ねぇあの人と結婚する女の人っているのかな?いやぁ私に聞かれても。
いやぁ今年はレベル高いな〜これ。
なんでもう1つあるの?芯入り牡丹だ。
2014/04/15(火) 15:53〜16:48
関西テレビ1
結婚できない男 #04[再][字]【信介(阿部寛)は花火にもこだわりがあるんです!】
「休日ひとりで悪いか!?」
阿部寛 夏川結衣 国仲涼子 塚本高史 三浦理恵子 草笛光子 高島礼子ほか
詳細情報
番組内容
いつものように出勤準備をしている信介(阿部寛)、玄関を出たところでみちるに「休日出勤ですか?」と言われ、土曜日だと気がついた。結局、手持ち無沙汰になる休日。
次の日曜、お腹の調子が悪い信介が夏美(夏川結衣)の診察を受けていると、花火大会の詳細が机にあるのに気づく。「仕事が終われば行こうと思ってます」という夏美に、信介は腹痛も忘れて花火について熱く語り、夏美を呆れさせる。
番組内容2
仕事に戻り、摩耶(高島礼子)に「いい仕事をするためには外に出ることも必要よ」と言われた信介がはとバスツアーに参加すると、同じく1人で参加していた夏美と隣合わせになってしまった。他の参加者から夫婦と勘違いされ、何となく居心地の悪い2人。新人ガイドを無視して、他の参加者にマメ知識を披露する信介に夏美はヤキモキしていると、ついにガイドが泣き出してしまった。
番組内容3
夏美に怒られても意味が分からない信介は「また説教か」と憮然。他の参加者に「夫婦ゲンカしないで」と慰められ、思わず「夫婦じゃありません!」と声を荒げた夏美は、信介に「ボクは自己啓発の一環で乗ったんです。あなたは単に1人寂しく乗ったんでしょ」と言われ、怒りでこみ上げてきた涙を堪えながら、その場を去ってしまう。
後日、信介は病気を口実に夏美に会うために病院へやって来たが・・・。
出演者
阿部寛
夏川結衣
国仲涼子
塚本高史
尾美としのり
三浦理恵子
さくら
高知東生
SHEILA
草笛光子(特別出演)
高島礼子
原作・脚本
【脚本】
尾崎将也
監督・演出
【演出】
三宅 喜重(関西テレビ)
小松 隆志(MMJ)
植田 尚 (MMJ)
【プロデューサー】
安藤 和久(関西テレビ)
東城 祐司(MMJ)
伊藤 達哉(MMJ)
音楽
仲西匡
【主題歌】
「スイミー」Every Little Thing
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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