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【プロ野球】

「飛ぶボール」でミズノが謝罪 ウール乾燥が原因?

2014年4月15日 紙面から

 プロ野球の今季1軍公式戦で使われている統一球が規定より「飛ぶボール」だった問題で、製造元のミズノが14日、日本野球機構(NPB)の臨時理事会で12球団に経緯を説明し謝罪した。原因は調査中で、15日に東京都内で記者会見して現状を説明する。

 NPB関係者によると、ミズノはボールに使うゴム芯や芯を巻くウール、ポリエステル、革、縫い糸、接着剤などの素材は昨季から変更しておらず、各球団に納品する前の自主検査では「反発係数」は規定内に収まっていたと説明。原因はまだはっきりしていないが、中国・上海で保管するウールの含水率が、乾燥した気候のため通常よりも低下した可能性を一例として挙げたという。

 12球団は当面、現行の統一球を使い続けることを確認。NPBの井原敦事務局長は「ミズノに原因の調査と並行して規定に合ったボールを製造してもらっている。時期は難しいが、今季中に切り替えたい」と話した。

 NPBは今季開幕2試合目の3月29日に抜き打ちで6球場から球を抽出。4月9日に第三者機関が行った検査で「反発係数」の平均が0・426で、規定の上限0・4234を上回っていた。 (小林孝一郎)

 

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