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【プロ野球】

菅野 あす先発 開幕4戦4勝だ

2014年4月15日 紙面から

ヤクルト戦での登板に備えてキャッチボールする巨人・菅野=川崎市のジャイアンツ球場で(川越亮太撮影)

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 16日のヤクルト戦(神宮)に先発予定の巨人・菅野智之投手(24)が14日、ウラディミール・バレンティン外野手(29)を内角攻めで封じ込めると宣言した。今回のマウンドでは開幕4戦4勝がかかるが、白星への最大の壁といえるのが13日まで4戦連続本塁打と絶好調のツバメ軍団の主砲。現在3連敗中のチームを再び上昇させるため、菅野は気後れせずに真っ向勝負を挑む。

 勝利のために容赦はしない。ヤクルトとの今季初対戦を前に、菅野は早くも腹をすえていた。この日は川崎市のジャイアンツ球場での投手練習に参加。終了後に報道陣からバレンティン封じについて聞かれると、平然とした顔で対策を語った。

 「内角への厳しい球も必要と思う」。昨年は4月27日に1本塁打を浴びているが、右腕にはその時より直球を中心にレベルアップしたという自負がある。「今年の菅野はいやだと思わせる投球をしたい」。今後、何度もある対決を制するためにも、初対戦から内角攻めをお見舞いする気だ。

 10日の広島戦(東京ドーム)に続く中5日の登板。菅野はフル回転を当然と考えている。チームは調子が下降気味。今が踏ん張りどころといえるだけに、右のエースとして「自分が頑張らないと」と言い聞かせている。

 しかし、バレンティンに一発を許せば、この思いを実現することは困難になる。相手に勢いを渡すわけにはいかない。だからこそ、敵が苦手にする内角を果敢に突いていく。勝利に貢献するためには死球も覚悟の上だ。

 巨人の開幕投手でスタートからの4戦4勝は沢村栄治、スタルヒン、堀内恒夫、桑田真澄、内海哲也のみ。勝利を得れば偉大な先輩に肩を並べることになる。「数字にふさわしい投球をしなければ」と意気込む菅野。敵の主砲を完全に抑えて、チームを再び波に乗せていく。(川越亮太)

 

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