挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
Knight's & Magic 作者:天酒之瓢

第1章 転生、そして学園生活編

#9 決闘の時間

 一部授業をのぞき、3人とも普通に学園生活を送っていた。
 剣術に関しては魔法を使用しないことである程度問題はなく、魔法に関してはもはや学園で習う事がないレベルだった為早々に自習になっていた。

 
 そんな自習時間を利用し、エルはウィンチェスターの習熟訓練を行っていた。
 標的と向き合い、腰にかけたウィンチェスターⅠ&Ⅱを抜き放つ。
 ウィンチェスターをバトソンから受け取ってから、幾度となく練習し繰り返した動作。
 以前の記憶・経験と重ねて、抜刀と運用は既にエルの感覚に馴染んでいた。

 エルにとっては、ウィンチェスターは魔法を使うための道具というよりは既に銃としての認識の方が強い。
 それも発射するのは魔法であり、認識する魔法の種類だけ弾が選べるまさに“魔法の銃”だ。
 エルは切っ先を標的に向けたまま“銃”としての発射に最適化した魔法術式を呼び出した。

「(右弾種設定バレット・“空気弾丸エア・バレット”、発射形態モード・“連続射撃フルオート”)」

 魔術演算領域へ選択された魔法術式が展開し、瞬きするほどの間に追加の関数を呼び出し発射形態に合わせる。
 連続射撃フルオート――前世の銃と同様に、弾丸を続けて発射するための制御文を付帯する。

 右手の銃から魔法発射に特有のやや甲高い、乾いた発射音が連続して響き渡る。
 弾に選ばれたのはお得意の空気を圧縮して弾丸にする魔法だ。
 連続して対象に命中したそれは、当たった端から炸裂し強烈な圧力を標的に与えていた。

「(左弾種設定バレット・“火炎弾丸ファイアトーチ”、発射形態モード・“単発拡散キャニスタショット”)」

 左手は設定を変更する。
 威力の低い炎の弾丸を同時に16発、網を広げるように拡散して投射する形態。
 全く別の魔法術式を平然と同時に処理できるあたり、エルの処理能力の高さが伺える。
 発射音が重なり、常よりも高い音が訓練場に響いた。
 同時発動数の拡大も、連続発射も制御文の付加により簡単に実現できる。

「(さて他になに再現できるやろ。3点バーストは鉄板にしてもグレネード?それただの爆炎球。もうちょっとおもろい撃ち方なかったやろか?)」

 この“魔法の銃”と前世における銃の最大の違いは弾切れがないと言う点だろう。
 正確には魔力が続く限り撃ちつづけられる。
 しかし、エルはまるで弾倉マガジンがあるかのように24発を1セットとして魔法術式の更新を要求するようにし、連続発射数に制限をつけた。
 これは発射数の計数が容易となるようにであり、撃ちすぎによる魔力の過剰消費へのリミッターであり、単に昔の癖に合わせた遊びの部分であった。

「(リロードのない銃とか浪漫がたりん。
 欲を言えば薬莢と排莢機構が欲しいとこやけどさすがにそれは遊びすぎやしなぁ。
 つうか物理的に機構が必要な部分はきつい)」

 そんな様子を見て、横で同じく発動練習や魔力トレーニングを行っていたキッドがぼやいた。

「なんつうかよ、“ういんてすた”だっけ? その武器」
「“ウィンチェスター”です。どうかしましたか?」
「武器もそうだけど、その魔法をバカスカ連射するやり方って珍しいと思ってよ。
 普通は剣の補助にするか、隙を見て一撃狙いになるんじゃねぇか?
 その武器だと連射しやすいとかか?」
「どうでしょう、私はそう思いますけど、大半は感覚的な部分の話ですしね」

 キッドは何かを思い悩むようにしばし空中を見ていたが、ややあって切り出した。

「おんなじような武器を、俺も欲しいんだけどよ」
「あまりお勧めできません」
「即答するじゃねぇか。理由は?」
「今の形態では機構上、大型の武器はつけられないのですよ」

 ウィンチェスターに装着されているのは比較的小型のショートソードである。
 エルの体格的な問題もあるのだが、根元のグリップ機構の耐久性の問題や魔法を放つ場合の取り回しも考えると、根本的に大型の剣を着けるのに向いていない。
 キッドが好んで使うのはやや大ぶりのブロードソードであり、当然重量的にもかなり嵩張る代物だった。

「あー……そういうことか。ん、でもよ、それって魔法放つのに必要なのは根元の部分だけなんだろ?」
「はい、そうですよ」
「じゃあ、杖の代わりにそこだけ使うのはありなんじゃないか?」
「(なるほど。銃&剣スタイルか。それはそれでよさそうやな)
 一回試して見ますか。製作はまたバトソンさんにお願いしないといけませんけど」
「そうこねーとな」

 

 エル達がこの後のことを話し合いながら教室に戻ると、クラスメイトの様子が少しおかしかった。
 休憩時間が騒がしいのは良くある事だが、エル達を見てなんとも微妙な表情をされては、気にするなと言う方が無理だった。

「どうかしたのですか?」
「え? いや、その、最近君たちのことを聞きにくる人が多くてさ。その、今も……」
「それはなんだか申し訳ないですね。手間を取らせてすいませんでした」
「そっ、そんなの別に手間でもなんでもないから! きっ気にしないで!」

 クラス……どころか学科に有数の実力者(しかも非常に可愛い外見の!)に普通に頭を下げられ、クラスメイトは顔を赤くして焦ったようにわたわたと答えていた。

「しかしそんなに頻度が高いのですか?」
「結構来るみたいだよ? でもまぁ、大抵は少し質問したら帰っていくようなんだけど、さっきはなんていうか凄くしつこい人がいてさ」
「しつこい……」

 キッドとアディは無言で視線を交わした。
 それをちらと見てエルもなんとなく状況を察する。

「ねぇ、そいつ、常に口元がいやらしーくニヤニヤ笑ってて豚が腐ったような顔してなかったかしら?」
「(その例えに該当するんってほんま人間か? いっちゃん最初に検索ヒットするのE○Tやねんけど?)」
「ええ!? そんな凄い顔してなかったよ! ……あ、でも口元が笑ってってのは、あったかも」

 キッドとアディが頷きあう。

「そうなんだ。あ、いろいろありがとうね? 今度からそういうのって私たちが応対するって断ってくれたらいいからさ」
「なんだか全校生徒の前でガツーンとブッ放つのが一番楽な気がしてきたぜ」
「一理ありますね。だからとて見世物になる気は毛頭有りませんが」

 これでクラスメイトの負担が少し軽くなるか、と3人は思った。
 しかし、その後も“しつこい上級生”は何回か出没した。
 その上級生は、大抵エル達と会わないような場合に現れ、話はエル達本人に直接聞いてくれというと上級生である事を理由にその場での回答を強制し、なおかつ内容によってはしつこく否定してくるらしい。
 直接的な害はないがその影響も無視できなくなってきている。
 クラスメイトとの間に漂う雰囲気がだんだんとギクシャクしてゆくのを、エル達は感じていた。

 

 バルトサール・セラーティは苛立っていた。
 キッドと話した後、噂に興味のある上級生と言う風を装い、彼のクラスメイトにそれとなく聞いてみたのだが、彼らはキッド達の能力が如何に凄まじかったかを語った。
 クラスメイト達の話は彼らが実際に見た光景なのだが、バルトサールにとってはその内容が信じがたく不愉快極まりない。
 キッド達の実力は凄まじく、話のとおりならばバルトサールよりも遥かに強いことになる。
 バルトサールにとっては妾腹の弟が自分より高い能力をもつなどあってはならないことだ。
 感情的にも受け入れられるものではないが、不機嫌の主な理由はバルトサールの立場によるものだった。

 
 セラーティ家はフレメヴィーラ王国では有力な貴族だ。
 所有領の広さこそそこそこではあるが、地形がなだらかで大規模な穀倉地帯が存在する。
 また位置的にボキューズ大森海に近しい位置にあるため、魔獣を警戒し国内有数の規模を誇る騎士団を擁する。
 前線と接する重要拠点とも言え、そのため最前線として常に人と物が行きかう活動の活発な場所であり、自然経済的にも発展していた。

 セラーティ家には3人の子供がいる。
 長男のアートスは家の跡取りとして貴族としての教育を専門に受け、すでに父について領地経営の補佐を始めている。
 長女のステファニアが現在ライヒアラ騎操士学園中等部3年、次男のバルトサールは現在ライヒアラ騎操士学園中等部1年である。
 本来は妾腹の子供があと2人いるのだが、正妻と本人たちの希望により一般には知られていない。

 一般に貴族の次男以下の男手は、大体の場合は騎士、もしくは官僚としての能力を求められる。
 ゆくゆくは自領地の経営補佐に入るか騎士団へ参加するか、直接国に仕えるかである。
 セラーティ領には国内有数の騎士団があることもあり、バルトサールは当然騎士を目指した。
 “騎士の国”では騎士団を率い、魔獣から領民を守ることは貴族として最も誉れ高い役目とされる。
 領主や国王への尊敬とは別に、直接自分たちを守ってくれる者が尊敬を勝ち得るのは当然だからだ。

 それ相応の能力は求められるが、領主の子弟ともなれば騎士団を率いる事も夢ではない。
 そのためにもバルトサールはこれまで努力を続けてきた。

 長兄の下で騎士団を率いる事を疑いもしなかったバルトサールだが、ここに来てのキッドの台頭が影を落とす。
 これまでのバルトサールの努力を一笑にふすキッドの能力。
 もし、本当に現時点で正騎士にも匹敵するだけの力があるなら、下手をすればいずれ国を代表する騎士にまで上り詰めるかもしれない。
 いくら今は実家とは無縁の境遇にあるとは言え、それだけの能力があれば父の耳にもその名が伝わるだろう。

 それほどの騎士を、しかも妾腹とはいえ領主と血縁にある人物を周囲が捨て置くとはとても思えない。
 騎士団を率いるには単純な戦闘能力だけが問題になるわけではないが、それでもその性質上、より強い者が優遇される傾向はある。
 直接率いるかは別としても、キッドが現在バルトサールが目指す位置を脅かしていることくらいは簡単に想像がつく。
 自身がつくべき名誉ある立場に、しかも妾腹の弟がつく。
 それはバルトサールにとって悪夢以外の何者でもなかった。

 
 彼は考える。
 これまでは目障りではあったが、実害もなければたいしたことも出来なかった妾腹の弟。
 その油断が現在の状況につながってしまった。
 もはや事態は一刻を争う。排除をできるだけ急ぐべきだが、噂の通りなら現時点でも正面きって戦いを挑むのは得策ではない。
 キッドの能力をうまく抑えて、安全で効率的に排除する方法を模索する。

 バルトサールは馬鹿ではない。
 むしろ他を犠牲にすることを厭わないその性格は、時に卑劣な策を自らに与える。
 常からにやついた笑いを浮かべるバルトサールの口元が、さらに醜悪な弧を描いた。

 

「これはどういうことでしょうか? バルトサール兄様」

 アディの前ではバルトサールがいつもの笑みをへばり付けて立っている。
 だが、問題はその周囲だ。
 バルトサールの後ろに3人、そしてアディの後ろに4人、まるで道を塞ぐようにして男達が立っていた。
 一人で廊下を歩いていた時にバルトサールに呼び出され、人気の少ないところに連れて来られた。
 大声で罵声でも浴びせ掛けるのかと思って油断したのは失策だった。
 アディとしてもいくらなんでもバルトサールがここまでやるとは考えていなかったため、気付けば囲まれてしまったのだ。

「彼らは私の友人だよ。なに、聞き分けのない新入生に、礼儀を教えるのを手伝ってくれるそうでねぇ?」

 バルトサールの仲間は無言でにやにやと笑っているだけだった。

「礼儀は授業で学んでいる途中です。皆様のお手を煩わせるほどのことではありません」
「妾腹のガキには、授業だけじゃあ全然足りてないね。
 兄が手づから教えてやろうというのだ、平身低頭するのが本来というものじゃあないかね?」

 バルトサールの子分の一人が前に出る。

「そう、お嬢さんは大人しくして……」

 もはや付き合っていられないと判断し、アディはその言葉が終わるのを待たず素早く腰の杖を抜く。
 限定身体強化リミテッドフィジカルブーストを展開、近寄ってきた子分が反応しきる前にその腹に肘鉄をかける。
 とにかく逃げ出すにも包囲を突破しなければいけない。
 アディは子分の一人が悶絶して倒れた隙を逃さず、そのまま強化された足で駆け出す。
 予想以上のアディの動きに浮き足立つ子分どもの間を勢いをつけて突破しようとしたその時、

電撃矢スパークダート

 アディに背後から電撃が浴びせられた。

「かはっ」

 致命傷ではないものの、電撃が直撃し体が痺れたアディはそのままもんどりうって倒れる。

「(くっ、失敗したぁ……駄目、気が……遠……く……)」

 薄れ行く意識の中、アディは電撃を放ったバルトサールがいつものにやけ顔のまま近づいてくるのを見ていることしか出来なかった。

 

 アディが意識を失ってしばし後、キッドの下へ望まぬ客が訪れていた。

「おや、今日は教室に居るのだね? 天才君」

 キッドは驚いた。
 バルトサールは実家から離れている状態のキッドに話し掛けるのに、今までは多少場所を選んでいたようであったが、今回は大勢の人がいる場所で堂々と話し掛けてきた。
 一瞬何と呼ぶべきか、キッドが言いよどむ。

「先輩、今日はなんの御用でしょうか」

 キッドの質問に、バルトサールが常の笑みを浮かべたまま高らかに答えた。

「君に決闘を申し込む!」
「!?」

 周囲が一瞬シン、と静まり、直後抑えきれないどよめきが広まる。

「噂を集めるのも飽き飽きしてねぇ。天才新入生と誉高き君の実力、この手で試させてもらおうか!」
「(こいつが遠まわしにでも誉めるなんざありえねぇ。何かある、絶対何かろくでもねぇこと考えてやがる!)」
「答えはどうしたんだい、天才新入生君?」
「いいじゃねぇか……受けて立ってやるよ!」

 これまでのように嫌味を言われるなら兎も角、正面から戦いを挑まれたのだ。
 もはやキッドに態度を取り繕う気はなかった。

「なんと口汚ない……品性を疑うね。その威勢、どこまでもつか楽しみだよ」

 
 ライヒアラ騎操士学園では生徒同士の戦闘行為を禁止しているが、“決闘”と呼ばれる戦闘だけは例外だ。
 決闘にはルールが存在し、必ず1対1で行うこと、決闘に参加する両者の合意が必要であること、別に審判となる人間が必要であること、そして審判の言葉と判断には従うことなどが決められている。
 他には武器は練習用の木剣を使用し、周囲に被害を及ぼさないため放出系の魔法が禁止になっている。
 決着は片方の意識の喪失もしくは敗北の意思表明により付けられる。

 騎士学科はその性質上、揉め事の解決を決闘で付けることも多く、学園内には“決闘広場”とも呼ばれる定番の場所まで存在する。
 バルトサールとキッドの決闘の話はすぐさま周囲へ広がった。
 彼らが決闘広場に到着すると、噂の天才新入生の戦いを一目見ようとかなりの野次馬が詰め掛けているようだった。
 生徒の一人が審判を買って出、決闘のルールを読み上げた。

 両者の合意が確認され、二人が向かい合ったところでバルトサールが胸元のポケットから何かを取り出す。
 それを見たキッドの表情が強張る。

「(あれは……今朝アディがつけてた髪留めじゃねぇか!? まさかこの下衆野郎……!!)」

 驚愕の思いでバルトサールを見返せば、常よりもより深い笑みを浮かべた顔と目が合った。
 キッドは相手の狙いを一瞬で悟る。

「てめぇ……アディに……」
「ふん? 何のことかわからないが」

 バルトサールは既に高笑いを始めそうな様子だ。

「天才君はすでに上級魔法が使えるのだろう? どうだい、一つここで見せてもらえないかね?」

 キッドは低く唸った。
 わざわざそんな事を言い出すのは、裏を返せば使うな(・・・)、ここで恥をかけという事である。
 その証拠に、バルトサールはそう言いながらも髪留めをちらちらと見せ付けていた。

「……そんなの、使えねぇよ……」

 キッドは肺の奥から搾り出すようにして答える。
 周囲の観客からどよめきが上がる。
 噂の新入生は、実は何かの間違いだったのだろうか?
 そして何より驚いたのはキッドのクラスメイト達だろう。
 何を言っているんだ、以前アレだけの力を見せつけた君が?

「なんだ、なんだそれは! ッヒァッ天才君なんていうのは何の間違いかい?
 全く、ぼろが出るにも早いじゃあないか! さっきまでの威勢はどうしたんだね? ッヒァッ」

 視線で人が殺せるなら、バルトサールはキッドの視線に射殺されていただろう。
 そんな視線を意にも介さずひとしきり笑ったあと、バルトサールは告げる。

「やれやれ、嘘をついてまで目立とうなんて、随分と不逞の輩じゃないか。
 新入生の腐った性根を叩き直すのも上級生の勤めというものだね?
 さぁて、そろそろ始めようじゃないか」

 そして、決闘という名の処刑が始まる。

 

「どうしたんだね? 天才君! 魔法も使えなければ剣術もさっぱりじゃないかね!」

 剣を打ち合いながらバルトサールが嘲笑う。
 キッドはよほど怒りにまかせて反撃しようかと思ったが、時折アディの髪飾りを見せられてはそれもかなわない。
 傍目にはキッドの動きのキレは鈍く、決闘の開始から30分余り、ほとんど一方的に攻められる有様に見える。
 何回か反撃するも、明らかに勢いに欠け、直ぐにバルトサールに押し返されている。
 周囲の人間は噂の新入生の体たらくに失望の色を隠せない。
 何を間違ったのか噂は所詮噂で、生意気な新入生が現実を知って終わるだけ。
 既に飽きてその場を立ち去った者もいた。

 だが、一部の生徒は違和感を覚え始めた。
 相当数の打撃が直撃しているはずだが、キッドはそれでも立って構えていた。
 圧倒的優位に酔うバルトサールはその違和感に気付かない。
 ただまだまだキッドを打ち据える事ができることに喜ぶばかりだ。

 バルトサールを倒せない以上、キッドには攻撃を耐え凌ぐことしか出来ない。
 果たしていつまで続くかはわからないが、それでもキッドは反撃の時をひたすらに待っていた。
 本当にそのときが来るのか、キッドにも確信はない。
 だが、彼にも望みはある。
 彼の親友がこの状況でこの場所にいない。
 これだけ仰々しく騒いでいるのだ、きっとその耳には入っているはず。
 ならば、親友が動かないはずは無い。

「(頼むぜ親友……ここで頼れるのはお前だけなんだからよ!)」
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
▲ページの上部へ