首都圏で転職活動しているエンジニアの数を調べてみた(1/2)


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こんにちは。

転職支援のメディアを運営する身として、いつまでたっても消えない課題。
それは、「登録者数が足りない・・・」ということです。

IT業界では景気の動向が良いこともあり、日に日に求人数が増えています。
ありがたいことに、日々クライアントから採用に関する相談を頂き一緒になって頭を悩ませている訳ですが、ふと、「登録者って何人まで集められるんだろうか?」と疑問に思いました。

有効求人倍率や、現場感からも、IT業界、特に若手エンジニアについては、採用したい企業の募集人数の合算と、実際の転職者数には大きな乖離があることは感じています。

ということで、今回思い立って具体的に調べてみました。

今回対象としたのは自分達のクライアントからオーダーが多い層を対象としています。(25-34歳の首都圏で働くITエンジニア)


首都圏で転職活動しているであろうITエンジニアを探そう!

参考にしたのはこちら
総務省統計局
厚生労働省

首都圏で働く25-34歳のエンジニア人口は?

まずは大きな切り口から絞っていきたいと思います。

国内の労働人口 65,770,000人


ここから、25〜34歳の労働者人口を掛け合わせます。

25〜34歳の労働者割合   19%


とありました。これを先ほどの労働人口に掛け合わせてみます。

25〜34歳の労働人口 65,770,000人 × 19% = 12,496,300人


同じ要領で、どんどんブレイクダウンしていきます。

首都圏で働いている人の割合 29.3%

※29.3%=東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県で働いている割合を合算した数値

これを掛け合わせると、、、

首都圏で働く25-34歳の労働人口 12,496,300人 × 29.3% = 3,661,416人


この3,661,416人中で、いわゆるIT系と呼ばれる情報通信産業で勤務している人の割合を見ていきます。

情報通信産業で働く人の割合 3.2%


・・・3.2%って思った以上に少ないなという印象です、、
※全国平均で割っていってるので、首都圏に限るともう少し多いことは予想されますね。

首都圏の情報通信産業で働く25-34歳の労働人口 3,661,416人 × 3.2% = 117,165人


続いて、この中からエンジニアである確率を考えていきます。
ピッタリなデータがなかったため、別の職種別就業人口のデータよりシステムエンジニア・プログラマーの確率から人数を算出し、システムエンジニア・プログラマーの人数 ÷ 情報通信産業の人数にて割合を擬似的に算出してみました。

情報通信産業でエンジニアである確率 19%


全体で考えればこんな感じなんですかね?(そう遠くないような気も。)

首都圏の情報通信産業でエンジニアとして働く25-34歳の労働人口 117,165人 × 19% = 22,261人


と、これで首都圏の情報通信産業で働く25-34歳のエンジニア人口がおおよそ出たことになります。

首都圏の25-34歳のITエンジニア

22,261人


他のソースを検索してみると国内のプログラマーは40万人程度いるという情報がいくつかあったので、試しに40万人からも試しに算出してみます。
※参照プログラマのための技術情報共有サイト「Qiita(キータ)」プログラマの登録ユーザー数が1万人、月間訪問数は15万人を突破

(注1) 独立行政法人情報処理推進機構IT人材白書2012より、アプリケーションスペシャリスト+ソフトウェアデベロップメント+ITスペシャリスト=40万人と算定。


この40万人を元にざっくり計算してみると、、

400,000人 × 25-34歳の割合(19%) × 首都圏勤務率(29.3%) = 22,268人!!


※実際は首都圏でIT系企業に従事する人の割合は平均よりも高そうなのと、その業界の25-34歳割合も平均より高そうなので、もうちょっと人数がいそうな気はしますが。。

ということで、そこまで乖離していなかったので今回の予想では22,261人ということで進めていきます。


次回はこのエンジニア人口に転職活動に関わる変数を組み合わせていき、具体的に転職サイトに登録し得るエンジニアの数を考えていきたいと思います!


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