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京都議定書 温室ガス削減目標を達成4月15日 11時40分
石原環境大臣は、閣議のあとの記者会見で、温室効果ガス削減の国際的な枠組みである「京都議定書」で、日本が約束した削減目標が達成されたことを明らかにしました。
「京都議定書」では、先進国だけに温室効果ガスの排出量の削減が義務づけられていて、日本は2012年度までの5年間で1990年度と比べて平均で6%削減すると約束しています。
石原環境大臣は閣議のあとの記者会見で、この期間の排出量は森林による吸収分などを含め平均で8.4%の削減になったとして、目標が達成されたことを明らかにしました。
一方、温室効果ガスの削減を巡っては、世界各国の科学者などでつくる国連のIPCC=気候変動に関する政府間パネルが13日最新の報告書を公表し、世界の平均気温の上昇を産業革命前より2度以内に抑えるには現在の各国の対策は不十分で、2050年の排出量を2010年と比べて4割から7割削減する必要があると指摘しています。
これについて石原大臣は「言われた数字は大変厳しいものだ。日本は再生可能エネルギーの割合が低いので、大幅に拡大するとともに省エネを徹底する以外に道はない」と述べ、温室効果ガスの削減により一層、取り組んでいく考えを示しました。
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