1、HPVワクチンと検診について
<検診について>
3月5日の産経新聞に、埼玉県東松山市のコール・リコール事業の事例が掲載されていました。これから3年間継続して成果を検証するそうです。
検診期間の延長などもあったようですが、
・乳がん検診者 1748人→2634人
うち、コール・リコール対象者の受診 前年576人→1748人
・子宮がん検診 1626人→2798人
うち、コール・リコール対象者の受診 前年770人→2091人
このように明らかな成果があったそうです。
子宮がん検診は申し込みの必要がない年齢の方もいますが、ほとんどの方が自分から
申し込みをすることが必要です。
今は、仕事をしている女性も多く、子育てしている女性も多くの女性は家庭の中にあって、自分のことは一番最後、後回しにしがちです。そんな中でアクションを起こせというのは、ハードルが高いと思います。
●検診率upは至上命題です。
このコール・リコール事業は大切だと思います。
区としての取り組みをぜひお願いしたいが、見解をお願いしたい。
イギリスでは、子宮がん検診のシステムを変えたところ、受診率が70%にあがり、それに伴い子宮頸がんも減少したという実績があります。早期発見が実を結んだということです。
イギリスの方法をそのまま倣うのは、今の日本の制度ではできず、自治体独自では難しい部分もありますが、できるところから努力することは大切だと思いますので、ぜひ区でできるところから進めて欲しい。
親が受けないと子どもは受けない。
受けに行くのが当たり前になるような環境づくりが必要ではないでしょうか。
親が検診を受診しているのを見ていたら、自然に、子どもにとっても受診するのが当たり前になる。
長い目での取り組みも必要だと思います。
例えば、妊娠、出産時は母子手帳をもらったり、出生届けをしに区役所などに来ます。
そういう女性の一生のポイントごとに検診の必要性をひとこと添えることも大事では?
出生時の時、特に女の子が生まれた時には、お母さんが検診に行くことは、お子さんを守ることにつながることをお話してみるのもどうでしょうか?
そのような取組について、どうお考えになりますか?