STAP細胞:論文共著の米大教授ら来日 京都で講演
毎日新聞 2014年04月15日 11時02分(最終更新 04月15日 12時15分)
STAP細胞論文問題で、米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授と小島宏司准教授の共著者2人が15日、京都市で開かれている世界気管支学会議で講演した。報道関係者の入場が禁じられ、バカンティ教授らは講演前後も取材に応じなかった。来日中の日程なども明らかにしていない。
講演を聴いた男性(38)によると、バカンティ教授はSTAP細胞を移植した動物実験の結果に触れ、「(脊髄(せきずい)損傷で)歩けなかった犬が歩けるようになった」と報告したという。
同会議組織委員会は1年以上前からバカンティ教授らに講演を依頼。ハーバード大側が「STAP細胞に関して一切コメントしない」ことを条件に講演を許可したという。【斎藤広子】