2014年4月15日10時15分
●「長期的」表現も具体化
環境省の井上信治副大臣は14日、「長期的に年間1ミリシーベルト」とする被曝(ひ・ばく)線量の目標について、「長期」という期間の具体化や、線量の計算式の見直しを検討する考えを明らかにした。福島市内で開かれた福島、郡山、相馬、伊達の4市長との協議後に記者団に明らかにした。
協議では、長期目標の年間1ミリについて意見が続出。「長期的」という期間を明確にして欲しいとの要望や、毎時0・23マイクロの空間線量を年1ミリにみなす現在の計算式は「現実に即していない」という指摘が出た。これに対し、井上副大臣は「要望の中にあることは、全て俎上(そ・じょう)に載せたい」と表明。除染の加速化策も合わせて2、3カ月で回答する意向を示した。