石山英明
2014年4月15日07時40分
企業のお金の流れをチェックする公認会計士の2人に1人が、業績や資産状況をごまかそうとする担当企業の「不正」を一度は発見したことがある――。こんな調査結果を日本公認会計士協会が14日発表した。監視役がいなければ、粉飾決算などが広がるおそれがあることを示している。
不正を防ぐために協会が初めて実態を調べた。公認会計士に登録して10年以上たった会員約1万3千人が対象で、約1千人から回答があった。
お金の流れをチェックする監査業務を通じて、過去10年間に一度でも不正を見つけた経験があるのは全体の48・8%にのぼった。3回以上は22・8%、6回以上も9・1%いた。
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