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甘く優しい世界で生きるには 作者:

第七十五話

 今から一年前。
 俺は前世を思い出し、己のそれまでの所業を猛省した。同時に、己がどれだけの多くの人々に愛され生きてきたかを知り、もう一度人生をやり直したいと願った。
 その願いは聞き入れられ、俺はここ王立学園高等部【エルピス】にて、やり直す時間を与えられた。そして多くの人々と出会い、向き合い、共に過ごすことで周囲の人々の想いを知り、同時にそんな彼等をこの国を、守りたいと強く思った。

 そして模擬戦やブランとの出会い、リュートとの馬術勝負や合宿を経て迎えた、四英傑の二人の引退宣言とその陰で実行されたクレア誘拐。多くの人に助けられながら無事クレア救出を果たした俺は、国王陛下から正式にグレイ様の側近という立場をいただいた。
 それが今から数ヶ月前の話である。

 あの任命式の後、俺はルツェ達やリュート達と別れ、バラドと共に城に残った。そして、グレイ様と共にお祖父様やセルリー様の引退式や後任の任命式に参加した。主役の一人がお爺様であり、父上は近衛隊長として陛下の御側に控えていた為、俺が【アギニス公爵代理】として参加した行事もいくつかあったのだが、正直その時の記憶はあまり無い。
 あれほど多くの式典や催事に参加したというのに、記憶にあるのは、俺の任命式を派手に行う代償にグレイ様が与えられた大量の仕事を共にこなし、婚約者として張り切るクレアに散々連れ回され、久方ぶりに再会したお爺様と父上に扱かれた記憶ばかりで。
 彼らとの記憶が濃すぎて、他の印象が薄いとはこれいかに。王家主催の華やかな社交界なども何度か開かれていたはずだが、曖昧な記憶しかない。

 まぁ、忙殺されていたとはいえ、周囲に認められ、己の居場所が確かにあるというのは、とても幸せなことである。それにあの忙しさもグレイ様の側近故だと思えば悪く無い。むしろグレイ様にそれだけ信頼され、それを王や宰相も認めているという証明に他ならず、とても光栄なことである。
 書類仕事に俺とグレイ様が忙殺されている最中、戦力外を言い渡され周りをウロウロするジンに苛立ち、息抜きと称して鍛錬場で八つ当たりしたら逆に喜ばれ、脱力したのも今となってはいい思い出だ。

 そんなこんなで怒涛の日々を過ごし、お爺様とセルリー様の引退騒ぎも片付き、マジェスタ国が平穏を取り戻しつつあるのを確認した俺達は、グレイ様と共に再び学園へと戻った。
 学園に戻った後に関しては、特筆することは特に無く。しいて挙げるなら、ダス先生に「俺、あの時『何か力になれることがあれば先生に言えよ?』っていったよなぁ!?」と泣きつかれたことくらいだ。
 まぁ、心配して声をかけてくれた当日、しかもその会話の数時間後に何も言わずに出ていったことに関しては少し反省している。二度とやらないとは言えないが、俺達が出ていったことを誤魔化す為に色々奔走してくれたらしいし、ダス先生には今度お酒でも送っておこうと思う。勿論ヘングスト先生にも。
 色々なことがあったが、そんな感じで俺はこの一年間を終えた。



 そして、再び巡ってきた春。
 今年の入学式は昨年と違い、何の問題も無く粛々と行われ、クレアも無事入学した。そして、俺とグレイ様とジンは戦士科、バラド、ルツェ、ソルシエとジェフは魔法科へと進級し、新たな学園生活が始まったのだった。





 高等部の一角にある、戦士科専用の鍛錬場の一つ。新たに二年生へと進級し戦士科を選んだ生徒達に囲まれながら、ダス先生立会いの下、四角く張られたロープの中で木剣を持ったワルドと対峙する。
 好戦的な笑みを浮かべ俺を見つめるワルドに俺も笑みを返し、体の横に木刀を構えて柄を握り直す。そんな俺にワルドも笑みを深めながら、木剣を体の前で構えた。

「――――始め!」

 すっかり準備が整った俺達を交互に眺めたダス先生は、スッと後ろに下がりロープの外へ出ると、上げていた手を振り下ろす。
 そんなダス先生の合図と共に、俺が間合いを詰めて木刀を抜刀するのと、ワルドが飛び出し木剣を振り下ろすのは、ほぼ同時だった。

 カァン!

 振り下ろされた木剣を、抜刀した勢いを乗せて振り上げた木刀で受け止める。剣を間に睨み合いながら、ギチギチと腕に伝わる重さに負けぬようグッと己の腕に力を籠め、力づくでワルドの木剣を弾く。

「うぉっ」

 下から、しかも己の木剣よりも細い木刀で押し返されたワルドは、小さく声を上げながら驚きの表情を浮かべ、後ろに数歩下がりながらよろめく。態勢を崩したワルドに態勢を整える暇など与えず、今度はこちらが上から木刀を振り下ろす。

 カンッ!

 態勢を崩していたものの、俺を木刀を木剣で受け止めたワルドと睨み合う。先ほどは逆転した態勢でギリギリと互いの武器を合わせた後、俺は先ほどのように押し合うこと無く飛退き、間合いを空ける。
 その間に態勢を立て直したワルドは、俺が攻めずに引いたことで僅かに表情を歪めながらも、かといって俺の次の攻撃を待つことなく、むしろ勢いを増して俺に向かってくる。

 憂さ晴らしでもするかのようにカンカンカンッ、と絶え間無く繰り出されるワルドの木剣を受けながら期を窺う。
 そうやってしばらくの間打ち合いを続け、不意にワルドの木剣が僅かに大振りになったその瞬間、俺は振り下ろされる木剣の軌道に合わせるように木刀の剣先を添え、木剣を木刀の背で滑らせ流す。
 そして、木と木が擦れあう音を聞きながら、ワルドの横をすり抜け、木剣をいなされ空振ったことで前のめりになったワルドの首筋に、後ろから木刀を振り下ろした。

「そこまで!」

 木刀をワルドの首筋にぴたりと当てたところで、ダス先生の声が鍛練場内に響く。
 本日の戦士科の授業であった、魔法無し、スキル使用無し、使用武器は剣という条件で行われた模擬戦の優勝者が決まった瞬間だった。



「ありがとうございました」
「…………アリガトウゴザイマシタ」

 ダス先生の声を聞き、首筋に当てていた木刀を退ける。
 そして対戦相手だったワルドに向き直り礼を言えば、木剣を持ったまま唖然とした表情で固まっていたワルドも、ぎこちない動きで振り返り、礼を口にする。
 鍛錬場内は、俺とワルドの戦いで沸いていた。

「おら! いつまでも騒いでないで集合!」
「「「「「はい!」」」」」

 俺達が対戦していた闘技場を囲むように散らばり「最後のアレ見えたか?」「無理無理。その前の打ち合いだって目で追うのがやっとだ」「だよなぁ」といった感じの会話を交わしながら、俺とワルドの模擬戦の話で盛り上がる生徒達の注目を集める為、サウラ先生は手を叩き、己の元に集まるよう大きい声で生徒達に告げる。そんなサウラ先生の声と音に釣られて顔を上げた生徒達は、サウラ先生に元気のいい返事を返すときびきびとした動きで先生の元へ集まっていった。

「俺達も行くぞ」
「…………ああ」

 信じられない体験をしたといった表情で、己の掌の上で木剣を滑らせ何かを確認していたワルドに声をかければ「負けて悔しい、でも強い相手にわくわくする」といった、相反する表情と目で俺を見つめ、どこか熱の籠った声で呟く。
 そんなワルドにジンと似たりよったりな気配を感じつつ、声をかけたワルドともにサウラ先生のもとに向かう。その間、横から刺さるワルドの熱い視線は当然黙殺した。
 ただでさえ、二年に進級し同じ戦士科になってからというものジンが「是非、再戦を!」と煩いのだ。これ以上、戦闘馬鹿の相手は御免である。



「今日の授業はここまで! 質問とかある奴は今日の内にこいよ。わからねぇことを明日に持ち越した所でいいことなんて一つもねぇからな」
「「「「「はいっ!」」」」」
「んじゃ、解散!」
「「「「「ありがとうございました!」」」」」

 ひしひしと感じるワルドの視線に耐えれば、紙に俺とワルドの対戦の詳細を書き込むダス先生をよそに、サウラ先生が集まった生徒達に授業の終了を告げる。
 サウラ先生の言葉に元気よく返事を返した生徒達は、解散の声を皮切りに、各々の行動に移った。本日の授業はこれが最後なので、先生方に質問しに行く者や友人を誘い模擬戦をする者、早々に鍛錬場をあとにする者と様々である。
 そんな生徒達に紛れるように俺も逃げるようにその場から踵を返す。これ以上戦馬鹿に付き合わされては堪らないと思っての行動だったのだが、そんな俺の浅はかな想いを見透かしたように、ガシッと横から腕を掴まれる。


「――――逃げんなよ。あんた、やっぱし強いな。魔王を切っただけあるわ」
「……それはどうも」
「なぁ、最後のヤツどうやったんだ? 抵抗なんて全く無かったのに気が付いたら剣が流されてた! あんな防御の仕方初めて見た。それに始めに俺を押し返したのもっ。いくら練習用の木剣とはいえあんな軽々弾かれるなんてっ、生まれて初めてだ!」

 横から感じていた熱い視線を黙殺し続け、サウラ先生の話が終わった瞬間動き出した俺の腕を掴むことで制止したワルドは、曖昧な返事を返す俺など気にも留めず先ほどの試合について語り出した。段々と熱を帯び荒々しくなっていく言葉と、らんらんと輝いていく瞳に、内心「めんどくさいのに捕まった!」と思いながらも、どう捌くかを考える。
 元来、戦士科に来るような奴は好戦的で戦うのが好きなジンのようなタイプ多い。その為、授業後こうやって再戦を申し込まれるのは初めてじゃない。というかもはや日常茶飯事と化している。

「このあと暇か? 暇だったら是非もう一試合しようぜ」
「いや、今日はこの後、薬学科で約束がある」
「じゃぁ、明日はどうだ?」

 ただ、俺の身分と立場に気が引けるのか、そこまで強く言ってくる者はそういない。大抵は一度断れば引くのだが、ワルドはそうはいかない。どうにか腕の拘束を解こうと努力するも、ワルドも負けじと掴んでおり、その目が約束するまで放さないと言っていた。

 この、戦馬鹿め!

 そう心の中で罵りながら、どうやってこの状況から逃げ出そうか考える。同時に、面倒な奴と縁をつくってしまった過去の己を恨んだ。

 クレア救出の際、行動を共にしたことで慣れたのか、それとも元々持つワルドの気質なのか分からないが「強い奴と戦いたい」という欲求を満たす為ならば、相手がどのような身分であっても引くことなく己の希望を口にする此奴は間違いなく、ジンと同種の人間である。
 また彼の扱う武器が互いに剣というのも良くなかった。ジンは槍、グレイ様のメイスは殴打武器に部類される為、必然的にワルドと剣を交える機会が増えたのだ。
 初めのうちはリュートと仲がいい手前、俺に積極的に声をかけるのは遠慮していた癖に、何度も剣を交えているうちに友人の面子よりも己の欲求が勝ったらしく、最近は遠慮なく俺に話しかけ、手合せを頼んでくるようになった。

 それは戦士科の授業中に留まらず、学内で顔を合わせる度に行われ、あまりのしつこさに、一度その場に居合わせたリュートに「いいのか」と尋ねたことがある。勿論、「こんな奴と関わるな」といった類の言葉を期待してのリュートへの問いかけだったのだが、リュートから返ってきたのは「別に、好きにすればいいだろう。剣の鍛錬など俺には関係ない。…………それに、お前と関わることはそれほど悪いことではないと、今は思っている。以前、『出来損ない』とか言って悪かったな」との言葉だった。
 不意に告げられた意外過ぎるリュートの謝罪の言葉に、思わずバラドと共に驚き、間違いではないかと聞き返してしまい、リュートを怒らせてしまったのは記憶に新しい。

「……明日は、」
「明日も駄目なら明後日でもいい! さっきのヤツをもう一度っ「ドイル様」」
「ジン!?」
「素晴らしい戦いでした! 特にワルド殿の剣を捌いた最後動きは素晴らしかったです! 本日は剣を使用ということで早々に負けてしまった事が悔やまれます。お時間がおありでしたら是非、この後、私と一試合――――、」
「待て、シュピーツ。俺が先約だ!」
「ワルド殿は、いましがたお相手して貰ったばかりではないですか。私に譲ってください!」
「それこそお前の方が、いつでも相手して貰えんだろ! 俺に譲れ!」
「ドイル様はお忙しく、お時間をいただける機会はそうそうないのです! 私に譲ってください!」

 今までの日々を思い出しながら、どうにかワルドから逃げ切る方法を考える。しかし妙案も浮かばず、どうあっても俺の腕を放そうとしないワルドに、一瞬武力行使してやろうかという考えが廻ったが、喜ぶだけだと思い直し他の案に考えを巡らせる。
 そうこうしているうちにジンまで合流し、俺を差し置いてワルドと言い合いを始めた。

 …………おい。俺は時間をやる、なんて一言も言ってないぞ。

 予定があると言っている俺の言葉を無視し、段々熱くなっていく戦馬鹿二人に本気で武力行使してやろうかと思い始める。しかし、喜ばせるのは癪なので、記憶も残らないよう一撃で沈めてやろうかと、少々危ない方向へ考えがいき始めたその時、

「ひとまず、お前達が戦って、勝った方がドイルに再戦を申し込むというのでどうだ?」

 いつの間にか側に居たグレイ様が、大変穏やかな声で二人にそう告げた。

「――――――――ワルド殿!」
「――――――――いいぜ! こい、シュピーツ!」

 穏やかな笑みを浮かべながら突然割って入ったグレイ様の言葉に、ジンもワルドも目をぱちぱちさせしばし考え込む。そして、顔を見合わせた次の瞬間、好戦的な笑みを浮かべるとそれぞれの武器をもって走り出した。
 正に、鶴の一声である。

「ありがとうございました、グレイ様」
「気にするな。レオパルド先輩と約束しているのだろう? あれは俺が見といてやるから早く行け」
「ありがとうございます」
「一つ、貸しだ」
「わかってる」

 軽い口調でそんなことを言いながら「早く行け」と言ってくれるグレイ様に、もう一度お礼を述べて早々にその場を立ち去る。
 「ドイル様!」「アギニス!」と、俺を呼びとめる二人の声は当然聞こえなかった振りをした。



 こんな感じの騒がしい毎日が、二年生に上がった俺の最近の日常である。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

予約投稿し忘れていた為、少々遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
今日から二年生編スタートですので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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