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インフラ点検技術者 資格制度導入へ4月15日 6時54分
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橋やトンネルなどインフラの老朽化による事故を防ぐため、国土交通省が来年度から、インフラの点検を行う技術者の資格制度を導入し、点検業務を業者が請け負う際に資格の取得を条件とする検討をしていることが分かりました。
おととし12月に起きた中央自動車道の笹子トンネルの事故では、崩落した天井板を固定していたボルトの異常が点検で見逃され、14日、専門家で作る国土交通省の審議会は「最後の警告」という異例の強いことばを使って維持管理を確実にするための仕組み作りを求める提言を太田国土交通大臣に行いました。
これを受けて国土交通省が来年度から橋やトンネルなどインフラの点検や診断を行う技術者の資格制度の導入を検討していることが分かりました。
資格は、「コンクリート診断士」などすでにある民間の資格を、国が設置する公的な機関で認定したうえで、来年度から一部の点検業務について業者が請け負う際に資格の取得を条件とすることを検討しています。
そして将来的には資格の取得を業者に義務づけることも検討しています。
インフラの点検を行う技術者の養成や資格制度の導入については、これまでにも専門家で作る国の検討会が平成15年と平成20年の2度にわたって提言してきましたが、実現していないいきさつがあり、今回の提言で国土交通省が制度の導入を確実に進めるのか注目されます。
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