９日午後６時５０分ごろ、名古屋市守山区幸心２丁目の集合住宅１階の一室で、この部屋に住む無職狩野逸朗さん（７９）が死亡しているのを訪ねてきた長女（４２）が見つけた。遺体がゴミ袋に包まれていたことなどから、愛知県警は死体遺棄事件とみて死因などを調べている。

　守山署によると、狩野さんは長男（４５）と２人暮らし。狩野さんに目立った外傷はなく、毛布が掛けられていたという。大阪市の長女宅に長男から「父が４日に酒に酔って吐き、翌朝死んでいた。ごめんなさい」などと書かれた手紙が届いており、長男と連絡が取れないという。同署は長男が何らかの事情を知っているとみて行方を調べている。