◆ちばコープ--“点字レシピ集”が好評
1年分を冊子に
ちばコープでは、『商品案内ふれあい』に掲載されたクッキングレシピ・約350点(1年間分)を点字レシピ集に作成し、目の不自由な主婦などに喜ばれている。同生協では、視覚障害者の自立を助けるため、生協商品のカタログをテープに吹き込み、約120人に「声の商品案内」として届けている。
◆首都圏コープ協力会と21世紀コープ研究センター--次世代事業開発研究会--
「失敗」テーマに講演会
次世代事業開発研究会はこのほど、東京・文京区の茗台区民プラザで定期講演会「失敗学のすすめ」を開催した。講師は、工学院大学国際基礎工学科教授で東京大学名誉教授の畑村洋太郎氏。同会は、首都圏コープ協力会と21世紀コープ研究センターが共同で設置。無店舗事業・パルシステム発展のため、研究活動を進めている。
◆リスクコミュニケで意見交換--倫理や社会背景も考慮を
内閣府食品安全委員会など主催の「欧州・オランダの食の安全リスクコミュニケーション」をテーマとする意見交換会が2月16日、オランダ食品消費者製品安全庁のヨハン・デ・レーウ長官を招いてホテルフロラシオン青山(東京)で開催された。ヨハン長官、日本生協連・くらしと商品研究室の小沢理恵子室長、ニチレイ執行役員(品質保証部)の山本宏樹部長、食品安全委員会リスクコミュニケーション専門調査会の間澤純座長(徳島大学教授)らが参加し、厚労省大臣官房の外口崇参事官と農水省消費・安全局の姫田尚消費者情報官がアドバイザーを務めた。討論で、ヨハン長官は「個々の消費者の意見を取り込むことも、個々のリスク評価作業の一つとして行っている。消費者団体はステークホルダーのなかに位置づけているし、それ以外にも場がある。将来的には子どもや高齢者など、特定の年齢グループとしてみる必要がある。また、倫理や社会背景も考慮する必要がある」と示唆した。
◆ペットフード小特集
日本ペットフード工業会の調査によると、全国の犬の飼育数は1113万頭、猫の飼育数は808万7000頭となり、犬・猫とも前年比2けた台の伸び率。高齢化社会、核家族化なども反映して、今やペットは、暮らしの中の一員として定着。フードも、健康志向をメインに、ステージ別、高品質化などを全面に打ち出してきている。利用率も、犬(66・2%)、猫(73%)と、専門フードの利用は年々高まっている。こうしたなか、各社が今春発売した“こだわりフード“を紹介した。
●ペットライン
国産・無着色の犬フード「ドッグビット」
消臭効果の猫フード「ニオイ・ヘルス」好調
●日本ペットフード
「ビタワン」と「ミオドライ」をリニューアル
酸化防止剤にローズマリー抽出エキス配合
●いなばペットフード
猫用ウエットフード『CIAO ホワイティシリーズ』提案
緑茶消臭成分配合
◆協同企画--万古焼き陶器3品が好調
「ぬか漬け鉢」など
同企画(本社・東京都武蔵野市)が販売提案している四日市市・万古焼き陶器「お手軽ぬか漬け鉢」「ふっくらご飯炊き」「耐熱セラミックプレート」が3年間で、それぞれ5万個、3万個、1万5000個と生協で好調に推移している。
◆水と環境舎--光触媒の消臭剤 全国の生協に提案へ
水と環境舎(本社・千葉県柏市)は、光触媒による消臭剤「Luster Ball(ラスターボール)」を6月に新発売し、全国の生協へ販売提案していく。
この商品は、酸化チタンを利用した光触媒の作用によりにおいを分解する消臭剤。長期に使用ができることが最大の特徴。
◆東洋の『洗い米特許』無功--最高裁が上告を棄却
最高裁判所は2月26日、東洋精米機製作所(以下東洋、本社・和歌山市、雑賀慶二社長)の『洗い米特許』2件について上告を棄却した。この棄却によって東洋の『洗い米特許』は最初から無かったことになった。
◆納入企業に聞く
--信州ハム 執行役員 桜井謙一氏--
安全・安心の原料を使用
こだわりハム・ソーセージ好評
信州ハム(本社・長野県上田市)は1941年創業の食肉加工・製造販売会社。自然派商品の『グリンマーク商品』と高級志向の『軽井沢シリーズ』の2シリーズを主力に販売展開している。生協とは、72年には旧神奈川生協との取組みからスタート。現在は日本生協連「CO‐OPベーコン」「CO‐OPモーニングロース」「国産ボンレス」などが好調に推移している。また、コープネット・ユーコープ・首都圏コープ・コープ北陸などの各事業連合や東都生協・みやぎ生協、コープながの・コープしがなど各単協にも多彩な商品を納入している。商品特徴、原料・工場の衛生管理、生協取り組みについて桜井謙一執行役員に聞いた。(以下本紙)
◆企業レポート
--ポロロフード 「アレルギー対応菓子に特化」--
水にこだわり工場移転
東都生協などにクッキー納入
アレルギー・アトピーに対応した洋菓子専門メーカーのポロロフード(本社・神奈川県)は、「こども達など人にやさしい菓子作りをモットー」に、平成元年に設立。当初は、東京渋谷に工場を構えていたが、数年前に“塩素“が少ない水を得るため、神奈川県足柄地方に工場を移転。また3年前までは、一般向けの洋菓子も製造していたが、アレルギー対応商品の製造にはコンタミの恐れがあるとして、現在はアレルギー対応の洋菓子製造だけに特化している。こだわり生産のクッキー類は、東都生協などで高く評価されている。(以下本紙)
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