己【おれ】

多くの己が生きる中で【おれ】であること、そんな中二病のような思いから始めました。B級グルメや漫画、東京レトロに関する記事中心ですが、基本的にノンジャンル、自由気まま風の吹くままお届けします。

【1984年創業】黄金色に輝く豚骨醤油スープに中太縮れ麺がマッチ!下北沢の老舗ラーメン専門店「一龍」のゴールデン中華そば

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今年で創業30周年を迎える下北沢の老舗「一龍」の中華そば。

東京で昔ながらのラーメンと聞くとついついあっさり澄んだ醤油スープな1杯を思い浮かべてしまうかもしれませんが、音楽とファッションの街・下北沢の場合は少々趣きが異なります。

今回は四半世紀以上に渡って老若男女のお腹を満たし続けているシモキタの老舗ラーメン専門店「一龍」の中華そばをご紹介。



個性的な街並みの中で妙に懐かしさを覚える外観

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“味自慢”の暖簾に“らーめん”ののぼりに“中華そば”の赤ちょうちん。

タレントの小池栄子さんがテレビで子供の頃から通っている思い出の味と語っていたこともあり、店頭にさり気なく小池さんの写真だとかが飾られております。

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日々オシャレに一家言ありそうな若者達で賑わう下北沢の通り。

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普通なら考えられないようなところに衣類がディスプレイされてて面白い。

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というか「一龍」の入っているビル自体が奇抜過ぎて面白い。

きっとデスノートの死神リュークも「シモキタって面白!」と感想を抱くかもしれませんし、なぜにこんな場所にこのような店が?ってある種のギャップ、日常における非日常だとかが人々を魅了してやまないのかもしれません。

どこか懐かしくて渋い、赤のL字型カウンター14席の店内

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この日は創業者のオヤジさんと奥様による二人三脚の接客。

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※写真は消費税増税前のもの。最新価格はお店でご確認ください。

さり気なくにんにくそばなるメニューが用意されているのはポイント高し。
豚骨とニンニクが相性抜群なのは言わずもがな、「一龍」では大量の生ニンニクスライスがこれでもかと入った何とも刺激的な1杯だそうですが、意外と女性客の注文も多いとのこと。ヤダ、そんなコらと友達になってすっごくニンニク談義に花を咲かせたい。

チャーシューめんの写真も結構迫力ありますし、常連さんがもやしにんにくそばなる裏メニューを頼んでいたりと、噛めば噛むほど味の出るスルメのように通い続けると何かと恩恵だとかがありそうな印象。

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普通の椅子よりも座り心地良好なチェアタイプの椅子。

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ティッシュと灰皿はセルフサービスで。

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定番の卓上調味料のすぐそばに常備されているつぼづけ。

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塩漬けした干し大根を調味醤油で味付けした南九州の伝統的な漬け物。

タダなのを良いことに、ここぞとばかりにポリポーリポリポリポーリとウザいくらいにポリポリしてやろうかと思いましたが、そんな浅はかな考えを上回るように着席3分くらいのハイスピードで提供されたのが……

黄金色に輝く豚骨醤油スープと中太縮れ麺の組み合わせ!下北沢「一龍」の中華そば600円(※2014年3月訪問時)

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金鳳凰の丼とほぼ遜色のない金色っぷり。

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豚モモ肉チャーシュー4枚にメンマ、もやし、刻みネギ、紅生姜と具沢山。

600円でこのトッピングなら大満足以外の何物でもないでしょう。

ちなみに豚骨ラーメンに近い見た目と壺漬けから九州発祥の味かと思いきや、実際は福井県敦賀市のご当地店「中華そば 一力」の流れを汲むというから、改めてラーメンの多様性に興味は尽きないなぁと実感した次第。

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そんな「一龍」の鶏油で輝く豚骨ベースの醤油スープをズビビビビ。

鶏の旨味も充分感じられ、それでいて醤油っ気もバッチリ効いた後引く味わい。
鶯谷・長山の鶏豚骨ラーメン」とタイプは異なるけれど、ギトギトでクド過ぎない&コクだとかはしっかり残しつつ……食事はもちろん飲んだ後にふと恋しくなっちゃう気がします。そして問答無用に紅生姜が合いますなー。

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そんでもって中太縮れ麺をズビビンズビビンこりゃたまらん。

麺が縮れているとスープと絡みやすい、そんな効果のほどを体験学習できるのでお子様の自由研究ネタにいかがでしょうか?(研究名:縮れ毛に近づかなくとも健全にねっとり加減を知る方法)

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「大盛りのほうがよかったか?」って気持ちが頭をよぎりつつも、

それ以上に「この手のスープにはライスが絶対ハマるし、残ったスープにライスをぶち込んで雑炊風に平らげたい!でもメニューにライスがないのは酷だ、残酷です」だなんて某孤独のグルメばりの感情もズルズル胃袋へと流し込みつつの、

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ご覧のとおり完食でございやす!

今回はシンプルに中華そばでしたが、これがにんにくそばだったらライス求めて発狂していたかもしれません……って、ラーメンライス至上主義者じゃないですが、この1杯にはライスのマンツーマンディフェンスで迎え撃ちたい、素直にそう思いました。

ただまあライスがないからこそクセになるしまた足を運びたくなるのかもしれませんし、そうなら次回はもやしにんにくそばのもやしをライス代わりにズビビビズビズバ。それかビール&餃子のキラーパスを経てゴールデン中華そばを胃袋にシュート……うん、必ず再訪いたしやす。

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帰りの1コマ。駅前にある時点でなんかもう伝説じゃないよね。

店舗情報

店名 中華そば専門店 一龍
住所 東京都世田谷区北沢2-30-11 北沢ビル1F(地図
電話番号 03-3466-1671
営業時間 11:30~22:00
定休日
最寄駅 下北沢駅