今日のふしぎは
日本だけで発達したオンリーワンの医学
う〜やわらかい皆さんこれ一体何だと思いますか?実はこれ本物の人間の肝臓の模型なんですもう重さといい手触りといい本当にリアルですよ
これらは…
日本の医学の最先端技術の1つだというのですが
一体何に使うのでしょう?
日本の医学研究が世界のトップレベルにあることは
2012年IPS細胞の研究で
京大山中教授が
ノーベル賞を受賞したことで実証された
IPS細胞は今
再生医療への実用化が進められている
世界的といえば20世紀の初め
細菌学の研究でノーベル賞候補にもなったのが
野口英世
その業績をたたえニューヨークロックフェラー大学には
彼の銅像が飾られている
このように日本の医学が高水準なのは
実は江戸時代にルーツがある
鎖国という情報が制限された社会でありながら
日本は世界のトップレベルにあった
特にガン治療は世界最先端
今まさにメスを入れようとしています全身麻酔を使って世界で初めてこの手術を成功させたのは何と日本人でしたご存じでしたか?
世界的な偉業を成し遂げた…
実は家族に支えられた…
さらに江戸時代日本人の物作りの技術をいかした
独創的な医療器具が作られていた
うわ〜何ですかこれ?女性のおなかがパックリと開いた人形これも医療と関係があるんでしょうか?どうやって使ったんでしょうか?
誰もが健康で幸せに暮らせるように
日本人が江戸時代から育んできた
独創的な発想や発明をたどっていくと
未来につながる医療の最前線が見えてくる
まずは江戸の町の様子を
知ることができる場所を訪ねました
こちらは江戸の中心日本橋を再現したジオラマですたくさんの人でにぎわっていますね物売りの人達の声が聞こえてきそうですよねさて今から約240年前日本の医学を変えるある画期的な出来事が起きました
天下泰平の江戸の町をいく2人の男
当時遺体を解剖することはご法度であった
しかし2人は幕府から許可を得て
死罪になった罪人を解剖するのに
立ち会うことを許された
2人は目の前にある人体の内部の様子が
オランダから輸入された医学書の図と
全く一致することに驚きの声をあげた
それまで日本で医学といえば
中国発祥の漢方だった
その影響で体の中に
五臓と六腑があると信じられていた
だが漢方では解剖が発達しなかったため
人体内部を正確に把握できなかった
西洋医学の正確さに感動した杉田玄白は
医学書「ターヘルアナトミア」を4年もかけて訳し
「解体新書」を著す
その本が広まり日本人は
体の中の様子を初めて正確に知ることができたのである
外から見えない人体内部を見ることを…
今可視化はどこまで進んだのでしょう?
最先端の研究が行われている
こちらを訪ねました
先生今日はよろしくお願いいたしますこの目の前にある物体なんですけれどもこれは一体何ですか?これは肝臓ですね患者さんの肝臓を等身大で作ってしかも肝臓のやわらかさをそのまま再現しましたすごい意外とやわらかいですよねやわらかいですね
これを作った3Dプリンターとは
パソコンの3次元画像と
そっくりの模型を作ることができる機器
紙のプリンターと同じように
層を積み重ねていくことによって
1時間1センチの速さで立体物を作っていく
日本の病院で広く使われている
CTやMRI
そのデータを3次元の画像に変換し
3Dプリンターにかけ模型を作ったのである
杉本先生はある企業と共同で
2種類以上の素材で模型を作ることに成功した
それにはどんなメリットがあるのか?
実はこれガンなんですねこれガンですか?これは肝臓ガンになります肝臓ガンこんなに…自分で見ても明らかに…うわッこんなに大きいガンがあって分かりますねこれは肝臓の表面にガンが出てる症例なんですが肝臓の表面に出ていないような症例でもこの中にうっすら黒くなってるものこれが実はガンなんですガンなんですかはい実際にこれを切ってみて中を割るとこのように中から出てくるとガンていうのは本当に憎たらしくて命を奪うものなんですけどそいつがちゃんと形になってもう対じできるっていうのが何となくよし闘うぞっていう気分にもなりますねそれはすごく重要なポイントだと思いますね
模型がどのように医療現場で役に立っているのか
腎臓ガンの手術を取材させていただきました
これから始まるのは従来の開腹手術ではなく
おなかに小さな穴を開け
内視鏡や様々な道具を体内に入れて行う…
模型は殺菌され手術台のすぐそばに置かれていました
患者さんの腎臓模型
周辺の血管も再現されています
この部分がガンだそうです
こうやって見ると本当に密接し合ってるから1ミリ2ミリで傷ついてしまいますからホントに大事なものですね
この手術ではまずおなかに穴を開ける
その際もう1つの最新技術が使われていた
杉本先生が操作するのは…
体内の画像を患者自身のおなかに投射すると…
体内の様子がリアルに映し出された
臓器の位置もぴったり正確だという
(杉本)ここですねこれがガンです青い部分がガンですね
(杉本)これを出したり消したりこれができるわけですね体の中が透けて見えているのと同じことですね
(杉本)そうですね
この画像を利用し穴を開ける場所を探します
出血が少なくなるよう
血管が通っていない場所を選んでいるのです
ようやくその場所が決まりました
手術は3人の医師が担当する
模型を手に取りながら段取りを確認する
画像に比べ格段の安心感があるという
いよいよ手術開始
おなかに開けた穴に内視鏡などを入れていく
体内の様子はモニターに映し出される
これを見ながら患部の切除などを行う
しかし内視鏡の映像は視野が狭いので
重要な局面になると模型で確認する
模型によってお医者さんは自信を持って
手術を進められるようになったそうです
その結果手術時間も短縮され
患者さんの回復も早くなったといいます
患者に病状を説明するのにも
模型は使われていた
近年医療で…
これが重要視されている
模型はそれにも活用される
(医師)結構背中の方なんですけど
模型の利用法はもう1つあった
これは脂肪に見立てた樹脂の中に
臓器を埋め込んだタイプの模型
実際の腎臓や血管は
このように脂肪の中に閉じ込められている
それを患部に見立て
手術で使うのと同じ道具で
シミュレーションを行う
モニターの映像はまるで人体内部のようだ
若手の医師は先輩医師のアドバイスを受けながら
実際に手術する患者と同じ形の血管を
切ったり縛ったりすることができる
模型はベテラン医師の技術を
若手に伝えるのにも利用されていた
最新医療を紹介するイベント会場
3Dの模型が展示され注目を集めていました
ここにはお医者さん以外の医療関係者も
たくさん参加していました
現場でも役に立つと思いますか?はいむっちゃ思いますね僕ら理学療法の人達は逆にこういう内臓系は苦手なんで医療職種間での話し合いとかも使えそうだなと思いました薬学部で習うんですよ体の中のことであったりとか習うんですけど立体を見たり触れたりする機会はないのでそういうものがこうやって出てくれば理解しやすいしイメージしやすいと思います今過疎地においてお医者さんがなかなか来てくれない理由の1つに自分の技術を高められないという1つの欠陥がありましてこういうのがあればなるほど
3D模型には様々な可能性が秘められていました
皆さんこんばんは
(一同)こんばんはこちらをご覧くださいこれは医療の最前線で使われている3Dプリンターで作った臓器モデルの数々です
(出水)そうなんです腎臓胸部肝臓とご用意しましてこちらの肝臓は成人した人間の肝臓とほぼ同じ大きさです
(福田)大きいですね
(真)やわらかいほらやわらかさも再現して
(真)こんなんなんすか肝臓ってちょっとかためのグミみたいかためのグミ?目で病気と対じするっていうのはすごいことですね実際自分の作ってもらいたいと思ったらおいくらぐらい?こちら腎臓ですと基本的なことで保険とかはきかない?今のところ保険適用外なんです部位によっては保険が適用されるところもありますそれにしても先生こういうものが出来てきたってことは医療現場にとっては大変素晴らしい…革命的ですよね僕らの時代はいわゆるレントゲンていう影絵みたいなものを見てね2方向から撮ったレントゲンを見ながら頭の中で3次元を思い浮かべるわけです事前に色々レントゲン見ながら頭の中でシミュレーションするんですけどやっぱり前の日には緊張して眠れないもんなんですよそれが最近ではCT画像立体的に見えるようになったというところまでは僕は知ってるんですけどまさかこんなところまで…先生もご存じないぐらいの僕はこの3Dモデルは初めて手にしました練習1回してたら全然違うもんですか?そりゃもう事前にこれ見せてもらったらもう手術半分終わったようなもんですよ先ほども言ってましたが過疎地なんかで手術をするときに目の前に自分よりも経験豊かなお医者さんが一緒についてくれなかったらなかなかこれはできないということになるんですねでもこういうものがあればこれからは地域においても最先端の医療ができるようになるさあ皆さんねこの3Dモデルのようなものを日本人は実はすでに江戸時代から作っていたとそんなばかな
現在こちらで開かれている…
日本人の旺盛な好奇心や
独創的な発想から生まれた
医療に関する作品が集められている
女性のおなかがパックリと開いた人形です
実はおなかに開いた空洞には
胎児と骨盤が
きちっと入るようになっています
助産師さんの教育や
一般の人達の啓蒙に使われたそうです
この道具は難産の赤ちゃんを
母胎から取り出すときに使われた
弾力性に富む
クジラのヒゲで作られている
たくさんの命を救ったそうだ
こちら何と木でできた骨
これは木骨という骨の全身模型
実物そっくりでもともとは
整骨医の教育のために作られたという
この木骨は尾張徳川家に献上されたものだが
一般庶民にご開帳し
体の仕組みがどうなっているのか
啓蒙するのにも利用された
木の文化が栄えた日本ならではのものですね
さらに木といえば…
ではここでクエスチョンです江戸時代仏像を彫っていた仏師達が主に作っていたある医療の道具があります仏師達の木を削る巧みな技をいかし作られそれは患者さん達にとても喜ばれましたではそれは一体何でしょうか?医療の何かをするための道具?要するに状態が悪くて苦しんでいる方にとってその器具を取り付けていただくと取り付けて…取り付けるものなんかありますか体に?それではここでプレゼントのお知らせです今週もパーフェクトが出ますと番組の最後にテレビの前の皆様に抽選で満足が見える旅へ海外旅行のLOOKJTBで行く大英帝国の伝統文化と最新カルチャーが融合した街ロンドン5日間の旅をプレゼントいたしますでは第1問の皆さんの答えを見ましょうさあ今日この番組初めて出てくださいましたサバンナの高橋さん医療で取り付けるっていうとギプス以外考えられへんなと続いて黒柳さんの答えかかとや何かもしかしたらないところをちゃんと曲がってちゃんとなるように確かに仏師であれば同じく仏様にしても人体に近いものを作ってるわけですから南雲先生の答えそうじゃなくて入れ歯では…本当に何ミクロンの世界で精巧に作らないとあちこちに当たって痛くて噛めないんですよねですからそんなに素晴らしいものを作れるのはやはり日本人の匠の技なんじゃないかなと思ったんですでも木の入れ歯なんか若干木の味しません?なじんでくんじゃないですか?
横浜にある博物館にやって来ました
体のある部分を治療する
古い道具が集められています
正解は…こちら木の入れ歯でした
その作り方患者の口の中に蜜蝋を入れて
正確な型を取り
それをもとにつげの木を削って作られた
噛みやすくするため前歯にはろう石
奥歯には金具などをつけることもあった
どうやってはめたんですか?この木の入れ歯というのはちょうどガラスとガラスの間に水を入れてはがそうとすると吸着して離れませんよねあの原理なんですね
西洋で入れ歯が使われ始めたのは
日本よりおよそ200年遅れて18世紀
木の入れ歯は日本だけの発明だ
さすが南雲先生ですこれはすごい他の皆さん残念ながらボッシュートです思いもしなかったもんさてさて実は今日のゲストの皆さんの中にも歯科医師が圧倒的に一族の方にたくさんいらっしゃる方がいらっしゃるんです誰?それは何と高橋さんですよねえッ家族?僕の家族もうホンマ歯医者さんばっかりで兄父おじいちゃん親戚のおっちゃんで3人いとこで4人みんな歯医者ですじゃあ高橋さん何やってんすか何で間違えたのそれよう言われるんですよ言われますよね当然何か僕お兄ちゃんが1こ上で歯医者さんなるって言ってたのでだから家の歯医者の枠埋まったんでアンタはいいよみたいな感じでしたねでもきっと芸能界に入ってこれから立派な司会者になろうとそういう…今のたぶんウチのおとん何回も録画して見ると思いますさあ江戸時代不治の病といわれた乳ガンを全身麻酔で…何と実は日本人だったんですではご覧ください第2問ふしぎ発見!
その人物は…
全身麻酔の手術をしたのは1804年
西洋で麻酔に成功したのより40年も早かった
華岡青洲が活躍した和歌山県紀の川市を訪ねました
大自然に囲まれた小さな集落には
青洲にゆかりのものが残っていました
華岡青洲が実際に診察を行っていた春林軒という建物ですこちらの主屋は当時のまま保存されています
この板の間は診療室
ここで手術も行っていたという
南の離れは青洲が弟子に講義をした場所
東の離れは重い患者の病室
今でいう集中治療室にあたる
北側には看護師の寮もあった
つまりこの敷地内に現在の大学病院のような施設が全て入っているのですね・お願いいたしますえッ?
1804年のある日
乳ガンを患った患者が
青洲の医師としての評判を聞いて訪れた
彼女は手術を施してほしいと懇願した
(患者)先生の手術というものぜひ私に試してみてくださいお願いいたしますどうか後生ですから分かりましたやりましょう旦那様旦那様!やっとやっと今までの苦労が報われるときがきたのですね
実はこの手術すぐに実現したわけではない
何と20年にわたる険しい道のりがあった
ではその道のりを振り返ってみよう
青洲はこの村の漢方医の3代目として生まれ
22才で医学研究が盛んだった京都に学びに出かける
村の医者にはそんな財力はありません妹が機織りをしてその資金を稼いでいました
スーパードクターの偉業の陰には
家族の支えがあったのですね
京都で青洲は漢方だけでなく
「解体新書」の出版以降急速に広まっていた
西洋医学も学んだ
そしてそれぞれから2つの重要なヒントを得る
1つヨーロッパでは
腫瘍を切る治療が行われている
もう1つ古代中国では
薬草を使い患者を眠らせて治療したということ
西洋の患部を切る技術と
東洋の眠らせる薬を合わせれば
患者を眠らせている間に
ガンを切って治すことができるのでは?
青洲はそう考えた
和歌山に帰った青洲は
眠らせる薬草の開発に取り組んだ
すでに曼陀羅華という植物が
人を昏睡状態にすることが知られていた
アサガオのような花を咲かせる…
実は毒性が強く副作用がある
青洲は他の薬草と調合することで
人を安全に眠らせようとした
こちらは青洲自身が集めた薬草の標本です近くの野山に自生するたくさんの植物を集めどの薬草がふさわしいのか調べました
長い試行錯誤の末およそ5つの薬草を
混ぜ合わせればよいことが分かってきた
青洲は調合した薬の効能を調べるため
動物実験を始める
彼の住む村から
犬の姿がなくなったと伝えられている
実験は回を重ねその効果が実証された
しかし果たして人間に効くのだろうか?
青洲は大きな壁にぶつかった
ちょうどそのとき悲劇が襲った
彼のために機を織って学費を稼いでくれた
妹が若くして亡くなったのだ
死因はガンだったという
青洲は薬の完成が
治療に間に合わなかったことを悔やんだ
妹が亡くなった後
母親が青洲に突拍子もないことを言い出した
その眠る薬私に試してくださいどうせ私はそう長くないのですからお母様何をおっしゃいますお母様にもしものことがあれば嫁の私が世間の笑い者になります旦那様その実験台どうか私にやらせてください
青洲の母・於継と妻・加恵
嫁姑の対立を軸に小説にしたのが…
丹念な取材のもとに書かれた作品だが
2人の葛藤部分はあくまでもフィクションだといわれている
実際青洲は2人で実験を行っている
しかし年老いた母に飲ませた薬は弱く
若い妻の薬の方は強かった
妻に行った麻酔薬の実験
強い麻酔薬を飲んだ加恵は
苦しんだ後昏睡状態になる
意識がなくなったのを確認し
青洲は体をつねってみた
痛がる様子は全くなかった
「これなら体にメスを入れても」
「患者は痛みを覚えないだろう」
後は加恵が回復するのを待つだけだ
起きるか気分はどうだ?あはい…少々頭痛はしますが大丈夫でございます
これで実験は成功したかにみえた
だがしかし…
旦那様なぜ明かりをつけないのですか?加恵すまん!
加恵は副作用で視力を失ったのである
青洲はさらに改良を加え麻酔薬を完成させる
そして1804年世界初の
全身麻酔による乳ガン摘出手術を成功させたのだ
彼の手術は世界の医学史に残る金字塔
19世紀にドイツで出版された書物にも紹介されている
青洲の偉業は妻である加恵の
献身的な協力があったからこそ
実現できたのではないでしょうか
2人の墓は今も故郷和歌山にある
華岡家の墓地に並んで立っていました
さて青洲と深い関わりがある医師が
札幌にいると聞き訪ねました
こちらの五十嵐先生は旧姓は華岡実は青洲の8代目に当たるご子孫なんだそうです
五十嵐先生は麻酔科専門医をされています
先祖のことはもちろん知っていた上で
専門性が高いこの仕事に興味を持って選んだそうです
代々医者をしてきたという華岡家に伝わる
巻物を見せていただきました
当時青洲が治療した
病気の症例が生々しく描かれています
昔ってほっとくからこんなに大きくなる…今ならこんなになる前に病院に行くでしょうけどこれずっと江戸時代から…ですよね色結構キレイですよねそのわりにはそうですね口蓋裂みたいなのとかでも昔から今と変わらない病気がホントにあったんですね記録にハッキリ残ってるからあの同じ医師として青洲のどのような部分を尊敬されていますか?江戸時代の日本でどうですかもし妻だったら?ちょっと実験台になってって言われたら?どうでしょうね?ちょっと困っちゃいますよねということなんですが黒柳さんもしご主人がお医者様で実験台になってって言われたらどうされますか?私だったらやっていいですよやりますだってそれが医学の役に立つなら私祖父が両方とも医者なんですねそんなこともありやはりどんなに大変だっただろう当時色んなことがなくて色んなものもなくてと思ってさて南雲先生この華岡青洲のことについては当然医学生の皆さんは勉強されるんですかね?そうですね医学史という授業が入学して間もなくありましたんでいくつかこういうエピソードは聞いてますねただその当時はまだ麻酔というものが世の中になくてで外科の手術というのはもう歯を食いしばってやるとかみんなで押さえつけてやるとかだって意識ある状態でメスで切られるんでしょそんな治療を受けるぐらいなら死んだ方がマシだというぐらいの時代ですよね綾瀬はるかさん何か聞いておきたいことは?そうですねあの方が発明いたしましたペニシリン…あいえ麻酔薬は今でも使われているのですか?え〜と実はあの頃は飲み薬でやってましたけど飲み薬は副作用が非常に多いので今は注射薬にしたりとかですねなるほど今やったら何で奥さんが失明したかっていう理由までちゃんと分かるんですねさあではクイズに戻りましょうではここでクエスチョンです華岡青洲はアイデアマンで手術のときに使いやすいようユニークな羽織を作り自分でもそれを着ていましたではその羽織とは次の3つのうちどれでしょうか?
袖が邪魔にならないよう…
医療器具が取り出しやすいよう
清潔に保つため髪を覆えるよう
さあどれでしょう?
さあアイデアマンだった華岡青洲が手術のときに実際に着ていたユニークな羽織は3つの中のどれなんでしょうか1つよろしいですか?あの南方先生もこのようなものをつけてらっしゃいましたかう〜んこれはおそらく華岡青洲に限ってだったと思われますねさようでございますかなにとぞ第2問の皆さんの答えはこのようになっていますさあ正解はこちらです
ここに正解のものが描かれた
青洲の肖像画が保管されています
この羽織のどこが特別なんでしょうか?
実は輪の形にも意味があるそうです
というわけで正解は1番たすきを通す穴があるでした他の皆さんボッシュートになりますさあ2問終わって皆さんの成績はどうでしょうか現在のトップは4ポイント獲得の南雲先生何とパーフェクトペースでいらっしゃいますぜひ頑張ってください昔からこういわれておりますがこの人を思いやる仁という精神は今ももちろん受け継がれているんですではラストミステリーふしぎ発見!こちらは漢方医の守護神神農という神様の掛け軸です江戸時代漢方医の家に飾られていましたそしてこちらが西洋医学の聖人ギリシャのヒポクラテスの肖像画です西洋医学のお医者さんの家に飾られてました
西洋と東洋からもたらされた
様々な医学の知識や技術が…
それが日本医学の誇るべき特徴となる
現在日本の医療の中心は西洋起源の医学
しかし漢方は多くの大学で今も研究され続けている
また一般の病院でもおよそ150種類の漢方薬が
保険の適用を受けて処方される
このように東西の医学が
共存している国は他にないという
さらに和を重んじる日本人の伝統が
江戸時代日本医学の根本理念をつくった
それは…
「医学は人命を救う博愛の道」
という精神である
「医は仁術なり」の考えを象徴する
画期的な出来事が江戸末期
大阪で起こった
その舞台はここ船場
当時諸大名の蔵屋敷が並び
日本経済の中心だった
その画期的な出来事の主人公がこちらです蘭学者で日本近代医学の祖といわれる緒方洪庵です
洪庵の時代天然痘という伝染病が
全国で蔓延していたそうです
当時の様子を知ることができるこちらを訪ねました
先生よろしくお願いいたします当時大流行した天然痘というのはどういう病気だったんですか?どういうものあばたといいましたら全身に出るんですが例えばこれを見ますと…うわ〜すごい顔全体にできてるこのボツボツしたものが症状の1つといっていいんですよねこういうことわざありますよねそのあばたですか?そうなんですそれでこれが当時は国民の何割ぐらいがかかったと考えていいんですか
当時天然痘はヨーロッパでも猛威をふるっていた
その予防法を見つけたのは…
ジェンナーが牛で培養したワクチンが
人の天然痘の予防に効果があることを発見した
そのワクチンは鎖国下の日本にオランダ船で持ち込まれる
洪庵はいち早く日本でこれを広めることを思いつく
ワクチンを入手するや「除痘館」という施設を作り
予防接種を始めた
洪庵は船場の裕福な商人達から
寄付を集める一方
お金のない人からは
一銭も取らないという姿勢を貫いた
それはこの精神に
基づくものであった
緒方洪庵が始めた天然痘の予防
それを支えたのは誰もが知っている漫画家の先祖だった
こちらは漫画家・手塚治虫が描いた除痘館の様子ですこちらの作品の中で登場します
中央で予防接種をするのが緒方洪庵
隣の若い医師は手塚良庵という名前でした
実は手塚治虫の曽祖父にあたる
手塚は大人になってからその事実を知り
良庵を主人公に
幕末の青年達の物語を書き上げた
手塚良庵は大阪で軌道に乗った予防接種を
江戸に広めるのに一役買った
仲間とともに「お玉ヶ池種痘所」を開設する
この運動はさらに全国に広まり
天然痘予防は大きな成功を収める
江戸時代に生まれた「医は仁術なり」の考え
それは誰もが平等に
医療を受けられる社会を目指すことでもある
とするならその精神は
現代の国民皆保険に
受け継がれているのかもしれない
お〜すごいすごいではここでクエスチョンです西洋では古代から研究されていたにもかかわらず漢方ではその存在すら知られていなかった人体のある器官があります
オランダ語でこういい
杉田玄白が「解体新書」を訳したとき
初めてその日本語をつくりました
「不思議な働きをする」と記しています
では一体何でしょうか?白くて強くて不思議な働きをする器官だと体全体にある器官といいましょうかこれは白いのはご存じでした?いえ知りません知らなかったんですか!?私は知りませんあららら…では最後の問題の皆さんの答えを見てみましょう黒柳さんリンパ腺という答えになりました草野さんも白いってご存じないっていうんで立派なものだと思うし非常に重要なものだとは思うんですけど先生もしばらくは迷っておられたんですけれども白い血液と呼ばれたりまたは乳びと呼ばれるのはリンパですのでリンパかなと思ったんですがリンパっていうのは目でハッキリ見えるものではないので真君の「けん」「けん」は体の部分部分にしかないので全体というふうには言えないこれ圏外じゃ…
(高橋)前のめりボッシュートいきましょうよさあ正解はCMの後です
来週の世界ふしぎ発見!は中米の古代文明
この地には極彩色の奇妙な雑貨がいっぱい
そのルーツは何と3000年前にあった
その当時の洞窟遺跡を探検
地下からはるか天空まで中米の古代文明を巡る
正解は国立科学博物館から
それは体の1カ所にあるのではなく
全身に張り巡らされていました
こちらは漢方医が使っていた人体模型です体中のツボなどが書かれていますここに書かれていなくて「解体新書」で初めて訳されたものといえば…ジャン!「神経」なんです
漢方では人体には血と気が行き来する
「経絡」というものが張り巡らされている
と考えられていた
だが神経の存在に気付かなかった
杉田玄白が考えた「神経」という言葉は
今も中国をはじめ漢字圏で使われている
南雲先生さすがお見事でございましたさあ今晩のトップ賞は?今晩のトップ賞は見事パーフェクトを達成されました南雲先生です!おめでとうございますおめでとうございますトップ賞の南雲先生にはこちらです日立製かわいく見えて機能はしっかり実力派エアマッサージャーを差し上げますおめでとうございますそろそろお別れの時間ですではまた来週ふしぎの世界でお会いしますさようならさようなら
南雲先生パーフェクトおめでとう!
2014/04/12(土) 21:00〜21:54
MBS毎日放送
世界ふしぎ発見![字]【健康大国の源流を探して お江戸の医学ワンダーランド!】
今や、がんは透けて見える!3Dプリンターを使った日本の最先端医療から、江戸時代に行われた世界初の乳がん手術まで。日本の医療の原点は江戸時代にあった?!
詳細情報
番組内容
2010年、IPS細胞の研究で山中伸弥教授がノーベル賞を受けたことなどからも日本の医学研究が世界のトップレベルにあることがよく知られている。また、20世紀の初めには細菌の研究により野口英世がノーベル賞候補にもなった。
このような日本の医学研究の礎ともなった江戸時代の医学のふしぎを特集する。さらに江戸の医学を受け継いだ現在の医学についてもスポットを当てる。
出演者
【司会】
草野仁
【アシスタント】
出水麻衣(TBSアナウンサー)
【解答者】
黒柳徹子
野々村真
いとうあさこ
南雲吉則
福田彩乃
高橋茂雄(サバンナ)
【ミステリーハンター】
浜島直子
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 文字(字幕)
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