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遍路小屋に外国人中傷ビラ、徳島や香川で
四国遍路の巡礼者が休憩に利用する遍路小屋に、外国人を排斥し中傷する紙が張られているのが見つかった。警察は軽犯罪法違反の疑いも視野に捜査している。
お遍路さんの休憩場所として設けられた徳島市の遍路小屋で9日、不審なビラが張られているのが見つかった。張り紙には「遍路道を朝鮮人の手から守りましょう」などと、外国人を誹謗(ひぼう)中傷する言葉が書かれていた。10日までに徳島県内の9か所で合わせて15枚が確認された。
外国人を中傷するビラが指しているのは、直径10センチほどの丸いステッカーのこととみられている。ステッカーは、韓国の女性が案内板代わりに張ってと呼びかけていて、日本語とハングルで「お遍路さんを応援します」と書かれている。
韓国出身の女性住職も今回の問題に肩を落とす。
四国霊場大日寺・金昴先住職「こんなことをちょっとの理解不足で誤解されることはちょっと残念。世界の人々の遍路道になってほしい」
同じような張り紙は香川県でも見つかっていて、警察は軽犯罪法違反の疑いも視野に入れて捜査している。
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