STAP細胞:小保方氏会見 主な一問一答(下)
2014年04月09日
Q アカデミー(学術界)における不正の認定は、一般常識や司法と異なる。疑いをかけられた者が(疑いを)晴らさないといけない。つまり立証責任は小保方さんにあって、しかもアカデミーの常識に照らして証明しないといけない。そういう観点にたつと、ここに書いてあるものは、アカデミーを納得させられるもの? これ以上強い証拠はありませんか?
室谷 文科省の基準は、いったん捏造である、あるいは改ざんと認定された場合は、故意によるものでないことを自ら立証しないといけないと書かれている。それはそれでありまして、理研の不正認定の基準は先ほど申し上げた内容になっているので、文科省の基準もあるわけですが、今回も適用されるわけではない。
Q これより強い証拠がある? これでアカデミアは納得する?
弁護士 証拠に関しては、不服申し立ての準備を始めたのは3月31日以降。それまで準備をしてきたかというと、してません。わずか1週間で準備しました。その間も小保方さんと直接面談をする機会も非常に少なく、小保方さんは家から出られなかったので事務所に来られない。PCの中を見ながら証拠をああだこうだと検討もできない。実験ノートも理化学研究所の中にはあるけど、それを見ながらやるのも現時点ではできない。その状況で、電話とメールでここまで話を伺ってまとめた、というのが現時点ですので、これより強い証拠は今から調べてより堅いものを提出したい。再調査になれば、我々だけ一方的に出さなきゃいけないものではなく、再調査の中で調査委も調査していただくべきで、そこは共同関係。立証責任とありましたが、必ずしも敵対しているわけではない。
Q アカデミアの常識に照らしてどうか、小保方さんに伺いたい。
小保方 証拠が用意できるかどうかに関してでしょうか?
Q この証拠が、アカデミアの人間にとって納得いくかということ。
小保方 室谷先生との相談で、今回は調査が不十分と示すための不服申立書になっていると思います。これから実験的な証拠に関しては、私としては用意できると考えていますが、第三者が見て納得できるものでないといけないので、それに向けての準備を進めていければと思います。
Q 実際に正しい画像がある、実際に実験が行われたから不正ではないと。実験ノートは4、5冊とおっしゃっていたが、多分最もすごい決定的な証拠は、あのネイチャー論文に掲載された、胎盤が光り、胎児も光っている標本だと思うが、それはどこにあるのか?
小保方 保存してあります。
Q 理研の小保方さんの研究室のフリーザーの中?