NHK:籾井会長が慰安婦発言などを謝罪 広報番組で

毎日新聞 2014年04月14日 10時36分(最終更新 04月14日 11時18分)

番組で視聴者に謝罪する籾井勝人・NHK会長=4月13日午前11時すぎ、番組より、望月麻紀撮影
番組で視聴者に謝罪する籾井勝人・NHK会長=4月13日午前11時すぎ、番組より、望月麻紀撮影

 NHKの籾井勝人会長(71)は13日午前、総合テレビの広報番組「とっておきサンデー」に出演し、会長就任会見時の従軍慰安婦などをめぐる自身の発言に対し、「視聴者のみなさまに大変なご心配をおかけした。深くおわびする」と謝罪し、頭を下げた。

 籾井会長は「会見に不慣れで、複数の議論がある事柄を、会長と個人の立場を整理しきれないまま発言した部分があった」と釈明。「私の個人的な見解を放送に反映させることは断じてない」と述べ、放送の自主自立を貫くことを誓った。

 籾井会長に対してはこれまでに約2万5000件の批判の声が寄せられている。籾井会長はコールセンターや、受信料の収納活動を担う営業センターに出向き、視聴者の反応を直接確かめたことも明らかにした。

 番組は事前収録された。【望月麻紀】

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