「韓国はG20の中核プレーヤーに浮上」=玄副首相
【ワシントン聯合ニュース】20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議出席のため米ワシントンを訪問中の韓国の玄オ錫(ヒョン・オソク)経済副首相(企画財政部長官)は12日(現地時間)、記者団に対し、「韓国がグローバルな中核プレーヤーとして浮上した」と会議出席の感想を述べた。
G20や国際通貨金融委員会(IMFC)で韓国が提案した、米国の量的緩和縮小に伴う「マクロ経済シナリオ分析」が主要議題として取り上げられたほか、韓国主導で提起した国際通貨基金(IMF)改革案などが国際社会に広く受け入れられたとして、韓国が陰で果たした役割を強調。「グローバルな政策協調において韓国が中核プレーヤーとして活躍するようになったことを意味する」と自賛した。
IMF財源拡充と出資比率の調整を柱としたIMF改革案は2010年にソウルで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議の成果の一つだった。
また、韓国は先進国の量的緩和縮小のマイナス影響が新興国を経て再び先進国に及ぶという「逆波及効果論」を取り上げたが、これは先進国が新興国の経済状況を踏まえて政策調整するよう促す根拠となった。
韓国は先進国と新興国の懸け橋としての役割を担い、主要議題を提案した。
一方、玄副首相は同日午後、メキシコのルイス・ビデガライ財務相と会談し、経済協力強化などについて意見を交換した。また、韓国・メキシコ経済協力委員会設置に向けた協力意向書(LOI)に署名。両国は今後、同委を通じ建設、インフラ、金融、教育など幅広い分野での協力課題を包括的に協議する。
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