クレジットカードの読みもの

『クレジットカードってなぜ、お金を払わずに買い物ができるの?』と聞かれた場合、たぶん日本人の9割の方がうまく説明できないはず。これって大半の方が、クレジットカードの仕組みをよく理解しないままにカードを使っている怖い状況なんですよね…。当サイトではそんな現状を変えるべく、クレジットカードに関する様々な知識や使い方を、難しい言葉を使わずに読みものとして紹介していこうと思います。是非、気軽に読んでみてください!

クレジットカード申込時に記入する『年収』がいくらなのかは、審査にあまり影響しない?年収欄は自己申告可能な金額であり、信頼性が低いためです。

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クレジットカード申込時に記入する年収。これって実は、あまりカード審査に影響を与える項目ではないってご存知でしたか?

今回はカード審査と年収について書いてみたいと思います。

年収の項目は、自己申告可能:

年収の項目がカード審査において重要視されない理由は簡単、それは自己申告可能な数値であるためです。

例えば年収300万円の人が、『自分の年収は1000万円だ!』と申告しても、カード会社にはそれを確かめる手段がありません*1。当然ながら勤務先に電話をして年収を聞くことは出来ませんし、国税庁などと連携して年収を確認することも出来ない。

つまり、申込者が記入してきた金額の裏付けなんて全くできないことになります。そんなもの、大事なカード審査には使えませんよね。

職種や勤続年数から年収は推測できる:

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photo by Moyan_Brenn (back soon, sorry for not commenting)

とはいえ、全く年収が予測できないのかといえばそんなことはありません。

例えば三井物産に勤務して10年の正社員の場合には、『もうそろそろ年収1000万円超えてる頃だろう』みたいな推測はできる。そのため、カード会社が重要視しているのは年収の自己申告値ではないく、職業と勤続年数になるわけです。

  • 年収:自己申告のため信頼性低
  • 職業:勤務先が正しければ信頼性高

そう考えると、個人事業主、自由業、小規模事業経営者、芸能人など年収が推測しにくい職業の人がクレジットカードを作りにくい理由ってものが、わかる気がしますね。

以上、クレジットカード申込時に記入する『年収』がいくらなのかは、カード審査にあまり影響しない?…という話でした。

文末リンク:

*1:キャッシングなどの借入をする場合には、収入証明書を提出する必要性があるので確認は可能です

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